ＳＣＳＫ株式会社

日本アイ・ビー・エム株式会社

ＳＣＳＫ株式会社（本社：東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長：當麻 隆昭、以下 ＳＣＳＫ）と日本アイ・ビー・エム株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長 山口 明夫、以下 日本ＩＢＭ）は、お客様が新たな事業開発や変革に柔軟に対応できるように、オンプレミス（従来の利用形態）とクラウド利用を組み合わせたシステム環境（ハイブリッドクラウド・プラットフォーム）の提供を目指し、戦略的パートナーシップを締結しました。

本パートナーシップに基づき、第一弾として、ＳＣＳＫは自社データセンター内に、ハイブリッドクラウド・プラットフォームの重要構成要素の一つとなるＩＢＭのメインフレーム「IBM z16^※1」を導入し、 メインフレームを中核とするシステム基盤における先端技術を活用したマネージド・インフラストラクチャー・サービスである「MF＋（エムエフプラス）ホスティングサービス」を2025年春から提供開始します。これにより、お客様のメインフレーム・トランスフォーメーションを共に推進し、社会インフラとしてお客様のビジネスを支えるメインフレーム上のアプリケーションとデータの価値を最大限に活かし、より高い投資対効果の実現とお客様ビジネスのさらなる加速に貢献します。

※1:　https://www.ibm.com/jp-ja/products/z16

戦略的パートナーシップの概要

本パートナーシップにもとづき、ＳＣＳＫは「MF＋^※2」のサービスラインナップを拡充し、新たに「MF＋ホスティングサービス」を2025年春より提供開始します。同サービスは、IBMメインフレーム^※3の資源をお客様に共同でご利用頂くサービスで、お客様の必要に応じたメインフレーム資源と基本運用をサービスとして提供します。

※2:　https://www.scsk.jp/product/common/mfplus/index.html

※3:　https://www.ibm.com/jp-ja/z

お客様は、「MF＋ホスティングサービス」を利用することで、メインフレームとその他プラットフォーム間の人材、スキル・ギャップの解消や一貫性のあるDevOpsエクスペリエンスとクラウドネイティブな開発手法の導入によるアプリケーションのリリース頻度の向上、メインフレーム上のデータへの容易なアクセスによる基幹業務データの価値の最大化などが可能になり、より高い投資対効果とビジネスのさらなる加速を実現できます。また、最新のIBM Zが内部に標準実装しているAIアクセラレーターや耐量子暗号テクノロジーといった先進機能などを最大限に活用することで、より安心、安全な稼働を実現させることも可能となります。

今後は、メインフレームを含むハイブリッドクラウド·プラットフォーム全体を対象に、IBMのwatsonxを含むAI技術を活用した実証実験をさらに推し進め、運用・保守業務の効率化や自動化などを実現する新たなソリューション開発を行っていきます。

ＳＣＳＫと日本IBMは、お客様のビジネスを支えるメインフレーム上のアプリケーションとデータの価値を最大限に活かし、より高い投資対効果の実現とお客様ビジネスのさらなる加速に貢献するために、共にハイブリッドクラウド・プラットフォームの構築を目指していきます。

両社からのコメント

お客様のIT利用環境が多様化していく中、ＳＣＳＫでは様々なサービスを組み合わせてのトータルなマネージドサービスを拡充しています。メインフレームからオープン基盤、またオンプレミス利用からクラウド利用までをスコープとして、お客様にとって最適なシステムの提供に向けて、日本IBMとの共創活動を拡充してまいります。

ＳＣＳＫ株式会社　執行役員 ソリューション事業グループ 基盤ソリューション事業本部長 川村 純

社会インフラを支えるメインフレームであるIBM Zを将来にわたり安心・安全にご利用いただくため、価値ある選択肢を提供していくことはメインフレーム・ベンダーであるIBMの責務です。ＳＣＳＫとの協業強化により、メインフレームをプラットフォームとして安定的にご利用いただき、さらにハイブリッドクラウドやAIの活用を通じてお客様システムの最適化に貢献してまいります。

日本アイ・ビー・エム株式会社 執行役員 テクノロジー事業本部 メインフレーム事業部長 渡辺 卓也

ＳＣＳＫ株式会社について

ＳＣＳＫ株式会社は、コンサルティングから、システム開発、検証サービス、ITインフラ構築、ITマネジメント、ITハード・ソフト販売、BPO（ビジネス・プロセス・アウトソーシング）まで、ビジネスに必要なすべてのITサービスをフルラインアップで提供しています。また、ITを軸としたお客様や社会との共創による、さまざまな業種・業界や社会の課題解決にむけた新たな挑戦に取り組んでいます。

https://www.scsk.jp/

また、2024年10月29日にプレスリリースした「COBOL PARK」では、主にメインフレームを利用している金融機関などに対して、ビジネス継続に向けた既存システムの維持、さらにはマイグレーションに向けた道筋を提示するなど、複数の出口戦略を提供します。詳細については、以下をご参照ください。

https://www.scsk.jp/news/2024/pdf/20241029_2.pdf　

日本アイ・ビー・エム株式会社について

日本IBMは、世界175カ国以上でビジネスを展開するIBMコーポレーションの日本法人で、基礎研究をはじめ、ビジネス・コンサルティングから、ITシステムの構築、保守まで一貫したサービスの提供を通じて、お客様の企業変革やデジタル・トランスフォーメーションを支援しています。詳細については、https://www.ibm.com/jp-ja/ をご参照ください。

※　掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。

※　IBM、IBM ロゴ、ibm.com、IBM Zは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、https://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml (US)をご覧ください。