ニュースリリース

IBM 、「AI in Action」レポートを発表 AI領域のリーダーを自認する企業の主な特徴を特定

効果的なデータ管理戦略と積極的な投資アプローチが最大の差別化要因だと判明
2024年11月19日

【米国ニューヨーク州‐2024年11月8日現地時間発】

IBMは、「AIリーダー」とされる企業のAI戦略に焦点をあてた新しいレポート「AI in Action」を発表しました。このレポートは、IBMが委託したハリス・ポール社により、米国、英国、インド、日本、ドイツの2,000社を対象に実施された調査に基づくものです。

 

調査結果によると、調査対象となった2,000社のうち15%が、AIを活用してビジネス全体の価値を最大化することに関して、同業他社を大きく引き離していると回答しました。レポートでは、これらの企業を「AIリーダー」と定義しています。残りの85%の回答者は「学習者」と分類しました。

 

IBM Consultingのバイス・プレジデントであり、南北アメリカのAIリーダーのショビット・ヴァーシュニー(Shobhit Varshney)は次のように述べています。 「AIリーダーとみなされた組織のうち3分の2は、AIによって収益成長率がすでに25%以上改善したと報告しています。データを深く掘り下げることで、これらのAIリーダーがAIをどのように導入しているかを明らかにし、他社が成功事例から学ぶ手助けとなる情報を提供しました」

 

レポートは、AIリーダーが達成した成果を説明すると思われる4つの重要な項目を示唆しました。:

  • 投資:AIリーダーの71%が、AIへの投資に関して自社は非常に積極的であると回答しているのに対し、学習者では19%にとどまりました。
  • AIデータ管理:AIリーダーは、AIイニシアチブをサポートするために、組織のデータにアクセスし、効果的に管理する能力に自信を持つ傾向がはるかに高いことが分かりました(学習者の11%に対し、AIリーダーは61%)。
  • 戦略的焦点と連携:AIリーダーは、AIの成熟度を達成するために必要なことについて、経営メンバーがITリーダーシップと完全に足並みを揃えていると報告する可能性が高いことが示唆されました(AIリーダーの72%に対し、 学習者は36%)。さらに、AIリーダーは、顧客体験、IT運用と自動化、仮想アシスタント、サイバーセキュリティーの4つのユースケースに投資する可能性が80%高いというデータも得られました。
  • カスタマイズ能力:AIリーダーは、AIの取り組みをカスタマイズして最適な価値を実現する能力に自信を持っている可能性が、学習者の2倍以上高いことが分かりました。(AIリーダーの72%に対し、学習者は33%)実際、学習者の28%に対し、AIリーダーの61%が、独自のソリューションを作成するためにAPIを使用していると報告しています。

 

国別データを含むレポートの全文は、https://www.ibm.com/jp-ja/think/reports/ai-in-actionをご覧ください。あなたの会社は「AIリーダー」であるか、こちらをクリックして、クイズに答えてみてください。

 

本レポートのための調査は、IBMが委託したハリス・ポール社により、2024年2月20日から4月24日にかけてオンラインで実施されたものです。調査は、米国、日本、ドイツ、英国、インドのITおよびビジネスの意思決定者を対象に実施されました。意思決定者は、自社のあらゆる形態のAIベースのツールやプロセスについて深い知識を持ち、年間売上高が5億米ドル以上、または1,000人以上の従業員数を有する大企業に勤務していることが条件とされています。

 

 

The Harris Pollについて
ハリス・ポール社は、1963年以来、世論、動機、社会感情を追跡調査している、米国で最も長い歴史を持つ市場調査会社の1つです。現在は現代社会の真の価値観を明らかにし、より良い明日を創造するための刺激を与えることを目指すグローバルなコンサルティングおよび市場調査会社であるHarris Insight & Analysis社参加の企業として、21世紀の企業評判の構築、ブランド戦略の作成とパフォーマンス追跡、広報調査によるオーガニック・メディアの獲得という3つの主要領域で事業を行っています。同社のミッションは、リーダーが可能な限り最善の意思決定を行えるよう、インサイトとアドバイスを提供することです。

 

当報道資料は、2024年11月8日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳をもとにしています。原文はこちらを参照ください。 

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