ニュースリリース

IBMの新たな戦略的パートナーシップが、エンタープライズ・グレード・モデルの幅広い選択肢をお客様に提供

2024年05月22日

2024年5月22日

著者:IBMソフトウェア ・プロダクト・マネージメント バイス・プレジデント アルマンド・ルイス(Armand Ruiz)

          マーケティング シニア・マーケティング・マネージャー ヴィベック・バーラティー(Vivek Bharathi)

          IBMソフトウェア ・プロダクト・マネージメント  ダイレクター マルヤム・アシュリ(Maryam Ashoori)

 

生成AIを採用する際、お客様は、適切なモデルの選択、AIをアプリケーションに統合するための堅牢なプラットフォーム、リスクを最小限にしAIの拡張と導入を支援する信頼できるパートナーを必要としています。IBM watsonx™は、企業の各部門、領域、業界特有の幅広いビジネス要件とユースケースに対応します。

本日THINKで発表されたMistral社およびサウジ・データAI庁 (Saudi Data and AI Authority: SDAIA)との新たなパートナーシップは、このコミットメントの証です。これらの提携は、最先端の基盤モデルを私たちの広範なモデル・ライブラリーへ統合していくことを目指しています。

  • IBMは、フランスのAIモデル企業であるMistral AI社との新たな戦略的パートナーシップを発表しました。IBMは間もなく、IBM® watsonx.ai™上で、Mistral社の商用モデル・ファミリーを、オンプレミスとIBM Cloud®の両方でお客様に提供します。これには、今日の市場をリードするAIモデルの1つであるMistral-Largeの最新バージョンも含まれます。IBMは、オープンソースのMixed-of-Expertsモデルで人気の高いMixtralシリーズや、IBM InstructLabでチューニングされたMistral 7BのバリアントであるMerliniteを含め、Mistral AIとのオープンソース・コラボレーションの継続を期待しています。
  • IBM は本日、サウジ・データAI庁のオープンなアラビア語大規模言語モデル(LLM)である Allam を watsonx プラットフォーム上で初めて公開しました。IBMの会長兼CEOであるアービンド・クリシュナ(Arvind Krishna)と、SDAIAの国家情報センター長であるEsam博士は、生成AIなどの新しいテクノロジーを活用して中東地域を変革するために、二者がどのように協力していくかを正式に発表する予定です。

2024年4月18日、IBMは、企業のAI導入による変革を支援するAIおよびデータプラットフォームのwatsonx上で、Meta社の次世代オープンソースLLMであるMeta Llama 3の利用が可能になることを発表しました。Llama 3の追加は、AIのオープン・イノベーションの推進に向けたIBMとMeta社の協力関係の礎になるものです。両社は昨年末、産業界、スタートアップ、大学、研究機関、政府機関の主要組織で構成するAI Allianceを発足し、100を超える組織が参画しています。

これらの戦略的パートナーシップは、多くの可能性を持ち効率的なIBM® Granite™コード・モデルや、LLMを中心とした真のオープンソース・イノベーションを推進する斬新なアプローチであるInstructLabなど、IBMのオープンソース戦略とオファリングを補完します。このアプローチは、モデルやツールへのオープンなアクセスによって堅牢なAIエコシステムを活性化し、企業が安全で責任あるAIに共同で取り組めるようにすることを目的としています。

IBM では、エンタープライズ・グレード・モデルを提供するための差別化されたアプローチをとっており、お客様が信頼性と管理のしやすさを備えた高品質な生成AI を拡張できるよう支援しています。IBM Research® Lab Alignment 技術が InstructLab オープンソース・ツールに統合されたことで、新しいオープンソースのスキルと知識でモデルをチューニングできるようになりました。

これらのモデルは、IBMが独自に開発した「FM_EVAL」テスト・データ・セットを使ってテストをし、ベンチマークされます。その結果、IBMがwatsonxプラットフォームに提供する、企業向けに構築された信頼性の高い、高性能でコスト効率の高いモデルのライブラリーが完成します。

AIのダイナミックな世界では、画一的なアプローチでは不十分です。企業がAIが持つ力を活用しようと努力する中で、イノベーションを促進し、特定のビジネス・アプリケーションのためにモデルをカスタマイズし、変化する市場に適応し、コストを最適化し、モデルのリスクを軽減するため、モデルを自由に使える幅広い選択肢が必要です。

IBM では、Meta社、Mistral社、サウジ・データAI庁  など、世界中の基盤モデルをリードする組織と協力して、AI ライフサイクル全体を通じて品質と安全性を実現しながら、お客様に最善のモデルを提供しています。IBMのモデルに関する考え方の詳細は、ホワイトペーパー「AI基盤モデルへの差別化されたアプローチ (仮題)」をお読みください。

 

 

watsonx プラットフォームで IBM の基盤モデル・ライブラリーについて

Explore the IBM library of foundation models on the watsonx platform

 

シンプルなチャット・インターフェースでモデルを試す

Experiment with our models through a simple chat interface

 

 

当報道資料は、2024年5月20日(現地時間)にIBM Corporationが発表したブログの抄訳をもとにしています。原文はこちら(https://www.ibm.com/blog/announcement/enterprise-grade-model-choices/ )を参照ください。

 

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