ニュースリリース

IBM、ウィンブルドン選手権でのデジタル体験向けに、生成AIによる解説とAIによるドロー分析を導入

IBM AI Draw Analysisがテニス界初となる統計を作成し、選手の決勝進出に向けた道のりの可能性に対する深い洞察を提供
2023年06月21日

[英国ロンドンおよび米国ニューヨーク州アーモンク- 2023年6月21日(現地時間) 発]

IBMとAll England Lawn Tennis Clubは、今年のウィンブルドン選手権で提供するデジタル・ファン体験向けの新機能について発表しました。

 

  • IBM AI Commentary:IBM watsonxの生成AI技術を活用した新しいAI機能を用いて、ウィンブルドン選手権期間中のすべてのハイライト動画の解説を作成します。
  • IBM AI Draw Analysis:シングルス・ゲームの各選手にとって決勝戦への道のりがどれだけ有利かを判断する、テニス界初の新しい統計を提供します。

 

これらの新機能は、ウィンブルドン選手権の公式アプリおよびwimbledon.comで使用されているファン向けのデジタル・ツール群を拡充するものであり、テクノロジーを活用して、ファンがより深い次元で選手権に関与できるよう取り組んでいるIBMとウィンブルドンの最新成果です。

 

IBM AI Commentary

新しいIBM AI Commentaryは、試合のハイライト動画を視聴しているファンに、重要な場面の音声解説とキャプションを提供します(オン・オフの切り替え可能)。このツールは、ウィンブルドン選手権の公式アプリやwimbledon.comのハイライト動画で試合の重要な瞬間を確認する際に、ファンにより深い洞察を提供できるように開発されました。ウィンブルドンでの試合には、解説者によるライブ解説が行われる試合に限りがありますが、今年から本機能が導入されることで、ライブ解説の対象以外の試合でもエキサイティングな方法で解説を利用できるようになる一歩となります。

 

この新機能の開発にあたり、IBM iX(IBMコンサルティング事業本部のエクスペリエンス・デザイン部門)の専門家は、All England Clubと協力して、IBMのエンタープライズ向けAIおよびデータ・プラットフォームであるwatsonxの基盤モデルを活用し、テニス特有の言語をAIに学習させました。この基盤モデルをもとに構築された生成AIを適用し、情報量の多い魅力的な動画になるように文章構造や語彙を変化させたナレーションを作成しました。

 

IBM AI Draw Analysis

IBMが今年導入するもう一つの新機能が、IBM AI Draw Analysisです。これは、テニス界初となる統計で、シングルスの各選手のそれぞれの決勝戦への道のりがどれだけ有利かをAIで定義します。選手のドローの有利さは、勝ち上がった際に対戦する可能性のある相手との対戦成績や、ドローにおける選手の位置がライバルと比較してどうであるかなどの要素に基づき、スケールに沿った評価で示されます。この新しい洞察により、テニス・ファンは、選手のランキングだけではわからないシングルス・ドローの変則性や意外性を発見することができ、ファン・コミュニティー内での議論やエンゲージメントを活性化します。

 

All England Club マーケティング &コマーシャル・ディレクター ウサマ・アルカサブ氏(Usama Al-Qassab)は、次のように述べています。「All England Clubは、パートナーであるIBMと共に、ウィンブルドン選手権のファンが世界のどこにいても、洞察力に富んだ魅力的なデジタル体験を提供できるよう、常に革新的な取り組みを行っています。今年は、デジタル・プラットフォームにIBMの最新AI技術を活用した新機能を導入し、ファンがシングルス・ドローをより深く理解し、試合のハイライト動画を通じてより多様な試合の解説にアクセスできるようにします」

 

IBMのマーケティング&コミュニケーションズ担当 シニア・バイス・プレジデントであるジョナサン・アダシェク(Jonathan Adashek)は、次のように述べています。「IBMは、watsonxの基礎モデルと生成AIを活用した革新的な新機能の利用を通じて、2023年のウィンブルドン選手権に新たな洞察とエンゲージメントを提供します。IBMは、ウィンブルドン選手権のようなメジャーなスポーツ・イベントにおいて、優れたデジタル体験を通じて観客を増やすために、いかにこのようなテクノロジーが重要であるかを目の当たりにしてきました。ウィンブルドン選手権独自のファン体験を生み出すために使用しているAIおよびデータ・プラットフォームは、IBMがあらゆる分野や業界のお客様とビジネス変革を推進するために使用している技術と同じものです」

 

今年導入される新機能は、IBM Power Index Leaderboard、IBM Match Insights、Personalised Highlights Reels and Recommendations(パーソナライズされたおすすめ情報とハイライト動画)など、ウィンブルドン選手権の公式アプリとwimbledon.comで利用できるファン向けのAI搭載デジタル・ツール群に新たに加わるものです。これらのデジタル機能は、大会期間中のすべてのショットから得られた10万以上のデータ・ポイントを、IBM Cloud上のIBM WatsonのAIテクノロジーで分析したもので、ファンがどの選手をフォローすべきか、その選手と対戦相手との比較、勝利の可能性などを簡単に理解できるように設計されています。大会期間中、ファンは、フォローしている選手に合わせてパーソナライズされた最新の情報を入手することができます。

2023年のウィンブルドン選手権は、7月3日から7月16日まで開催されます。活用されているテクノロジーを確認するには、公式サイト(https://www.wimbledon.com/)にアクセスするか、または公式アプリ(App StoreおよびGoogle Playストアで入手可能)をダウンロードしてください。

 

当報道資料は、2023年6月21日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文はこちらを参照ください。

 

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