ニュースリリース

IBM、AIポートフォリオの拡張により、エコシステム・パートナーのAIの導入を加速

パートナーのビジネス全体におけるAIの組み込みと拡張を支援
2022年10月27日
  • 組み込み可能なAIソフトウェア・ポートフォリオの拡張により、企業のAI活用を支援
  • AIを活用したアプリケーションの市場投入における、AIスキルのギャップ、AI人材のリソースの不足、開発コストなどの問題に対応

 

2022年10月27日

 

[米国ニューヨーク州アーモンク–2022年10月25日(現地時間)発] IBMは本日、組み込み可能なAIソフトウェア・ポートフォリオの拡張を発表しました。IBMエコシステムのパートナー、お客様、開発者が、AIを活用した独自のソリューションをより簡単かつ迅速に、またコストの面でも効率よく構築して市場に提供できるように、3つの新しいライブラリーをリリースしました。本日発表のAIライブラリーは、IBM Researchで開発し、あらゆるハイブリッド・マルチクラウド環境において、Natural Language Processing、Speech to Text、およびText to Speechの機能をアプリケーションに容易に組み込むための、拡張性の高い方法を、さまざまな業界の独立系ソフトウェア・ベンダー(ISV)に提供できるよう設計しています。

 

拡張したポートフォリオでは、IBM Watsonが活用するのと同様のAIライブラリーにアクセスすることが可能です。このポートフォリオは、パートナーやお客様が機械学習およびAIモデルを最初から構築するために必要なスキルの不足と開発コストの問題に対応できるように支援することで、AI導入の障壁を低減することを目的としています。また、開発者チームとIT部門は、新しいWatsonライブラリーを柔軟に選択して組み込むことで、データサイエンスの専門知識がなくても、カスタマイズしながら魅力的な製品を作成できるようになります。

 

IBMエコシステム担当のゼネラル・マネージャーであるケイト・ウーリー(Kate Woolley)は次のように述べています。「企業は、AIを活用したソリューションの構築、導入、管理に必要な専門知識、リソース、時間への多大な投資に備える必要があります。常にアップデートされ、品質の高いIBM Watsonと同様の組み込み可能なAIテクノロジーのポートフォリオを提供することにより、お客様のビジネス価値を促進するAIエクスペリエンスを、エコシステム・パートナーがより効率的に提供できるように支援していきます」

  

3つの新しいソフトウェア・ライブラリーを活用することで、開発者はAI機能に簡単にアクセスし、自然言語処理などの特定の機能を選択して、アプリケーションのさまざまな部分に組み込むことができます。これらのライブラリーには、IBM Researchによって開発されたイノベーションおよびオープンソース・テクノロジーが含まれており、開発者が強力なAIをアプリケーションに追加するために必要な時間とリソースを削減することができます。

 

 本日発表された3つの新しいライブラリーには、以下が含まれます。


​このリリースは、IBM Watson AssistantIBM Watson DiscoveryIBM Instana ObservabilityIBM Maximo Visual Inspection、IBM Watson APIsなどの業界をリードする製品を含む、IBMの既存の組み込み型AI製品のポートフォリオに基づいています。IBMの組み込み可能なAI ポートフォリオにより、企業の各部門の最高責任者やIT意思決定者は、AIを使用してビジネス上の洞察を明らかにし、優れたエンド・ユーザー・エクスペリエンスを構築することができます。

 

IBMエコシステムを介して組み込み可能なAIにアクセスする
多くのIBMエコシステム・パートナーとお客様が、IBMの組み込み可能なAI製品ポートフォリオを活用しています。 

 

SingleStore社の製品部門のシニア・バイス・プレジデントであるヤサース・グプタ(Yatharth Gupta)氏は、次のように述べています。「IBM Watson Natural Language Processingを私たちのテクノロジーにシームレスに組み込むことができることを大変嬉しく思っています。 お客様がセンチメント分析などの機能を統合して活用できるように支援することは、リアルタイム分析を推進し、お客様の理解を深め、エンゲージメントを高め、お客様にサービスを提供する上でとても有効です」

 

また、EquBotCrushBankSherloqなどのIBMエコシステム・パートナーは、ソリューションに組み込み可能なAIテクノロジーを活用して、情報に基づく投資に関する意思決定を行い、ヘルプ・デスクの対話を強化し、Web 3.0コンプライアンスとインテリジェントなWebサイト設計により、市場の見込み客を特定しています。 

 

IBMエコシステム・パートナー向けには、組み込み可能なAIを活用したソリューション構築からお客様への販売、市場投入(Go-to-market)まで、あらゆる段階で利用できるパートナー・プログラムが用意されています。 パートナー企業は、ソリューション共創、共同マーケティング、および共同販売を含むこれらの支援プログラムを活用し、市場の需要喚起と、パートナー企業自身のビジネス成長の実現を目指します。 
 

 

IBMについて
IBMは、世界をリードするハイブリッドクラウドとAI、およびコンサルティング・サービスを提供しています。 世界175カ国以上のお客様の、データからの洞察の活用、ビジネス・プロセス効率化、コスト削減、そして業界における競争力向上を支援しています。 金融サービス、通信、ヘルスケアなどの重要な社会インフラ領域の4,000を超える政府機関や企業が、IBMのハイブリッドクラウド・プラットフォームとRed Hat OpenShiftによって、迅速に、効率良く、かつセキュアにデジタル変革を推進しています。 IBMは、AI、量子コンピューティング、業界別のクラウド・ソリューションおよびビジネス・サービスなどの画期的なイノベーションを通じて、オープンで柔軟な選択肢をお客様に提供します。 これらはすべて、信頼性、透明性、責任、包括性、ならびにサービスに対するIBMのコミットメントに裏付けられています。 詳細は、www.ibm.comをご覧ください。

 

                                                    以上



IBM、ibm.com、IBM Reserch、IBM Watson、Istana、Maximoは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、https://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml(US)をご覧ください。

Red HatおよびOpenShiftは米国およびその他の国におけるRed Hat, Inc.およびその子会社の商標または登録商標です。



当報道資料は、2022年10月25日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳の一部をもとにしています。原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/2022-10-25-IBM-Helps-Ecosystem-Partners-Accelerate-AI-Adoption-by-Making-it-Easier-to-Embed-and-Scale-AI-Across-Their-Business

 

Release Categories