ニュースリリース

IBMとUSTA、全米オープンテニス2022に先立ち、複数年にわたるパートナーシップ更新を発表

一新されたUSOpen.orgサイトと全米オープン・アプリのデザインを含む、ハイブリッドクラウドと説明可能なAIを活用した新たなファン体験を提供
2022年08月29日

[米国ニューヨーク州アーモンク – 2022年8月18日(現地時間)発]

IBM と全米テニス協会 (USTA) は本日、過去30年におよぶ長年のパートナーシップを5年間更新することを発表しました。1995年のUSOpen.orgの開設から2009年のモバイル・アプリの導入、そして昨年のIBM Power Index with Watsonの提供までIBMとUSTAは30年以上にわたって協力し、今日ではハイブリッドクラウドとAI技術によって、これまでにないファン体験を実現する優れたプラットフォームを提供しています。今年も、全米オープン2022に向けて全米オープン・アプリとUSOpen.orgに新機能を追加し、デジタル体験を拡大・強化する予定です。

 

IBM Match Insights with Watson は、大会期間中に数百万件のデータ・ポイントと1億以上のソースを分析する人気の機能ですが、「Win Factors」は、AIモデルによって分析される内容にさらなる透明性を持たせています。Win Factorsは、テニス・コートの種類、ランキング、対戦成績、ゲーム勝利数、セット勝利数、最近の成績、年間成績、メディアによるコメントなど、選手のパフォーマンスに影響を与える要素について、ファンの理解を深めることができるよう設計されています。また、全米オープンでは初めて、全米オープン・アプリとUSOpen.orgの「Have Your Say」機能を通じて、ユーザー自身が試合結果の予想を登録することができます。そして、他のファンによる予想の集計や、IBMが生成したAIを活用した勝率と自身の予想を比較することができます。

 

IBM Match Insights with Watson は、大会期間中に数百万件のデータ・ポイントと1億以上のソースを分析する人気の機能ですが、「Win Factors」は、AIモデルによって分析される内容にさらなる透明性を持たせています。Win Factorsは、コート・サーフェス、ランキング、対戦成績、ゲーム勝利数、セット勝利数、最近の成績、年間成績、メディア・コメントなど、選手のパフォーマンスに影響を与える要素について、ファンの理解を深めるために設計されています。また、全米オープンでは初めて、全米オープン・アプリとUSOpen.orgの「Have Your Say」機能で、ユーザーが自分で試合結果の予想を登録することができます。そして、他のファンの予想を集約したものや、IBMが生成したAIを活用した勝率と自分の予想を比較することができます。

 

IBMのコミュニケーション&マーケティング担当 シニア・バイス・プレジデントであるジョナサン・アダシェク(Jonathan Adashek)は、次のように述べています。「USTAとのパートナーシップは、世界で最もエキサイティングかつ象徴的なスポーツ・イベントにおいて、IBMのテクノロジーを余すところなく紹介できる貴重な機会となります。今後、全米オープンのデジタル・ファン体験を継続的に拡大・強化できる可能性は無限にあります。IBMとUSTAは、世界中の何百万人ものテニス・ファン向けに全米オープンのデジタル資産を提供できるよう、あらゆる業界のお客様向けと同様のハイブリッドクラウド、AI技術、IBMコンサルティングのサービスを活用し、イノベーションのプラットフォームを構築してきました」

 

USTAのチーフ・コマーシャル・オフィサーであるカーステン・コリオ(Kirsten Corio)氏は、次のように述べています。「IBMの専門知識とデジタル分野におけるリーダーシップは、過去30年間、ファンの皆様と大会の距離を縮めてきました。IBMの革新的なテクノロジーを活用し、刺激的な新しい方法で大会を提供し、全米オープンと世界中のファンとの関わりを深めていくことに興奮しています」

 

「Win Factors」と「Have your Say」は、IBM Power Index、Match InsightsFantasy Tennisゲームなどのデジタル・ファン向け機能と共に、一新された全米オープンのデジタル・プラットフォーム上で提供されます。

 

USTAとIBMコンサルティングのエクスペリエンス・デザイン部門であるIBM iXは、世界中のファンや全米オープンの会場内で、大会やお気に入りのコンテンツ、魅力的な情報、実用的な機能・情報に、より高速かつ直感的にアクセスできるよう、最新型のウェブサイトおよびアプリの設計・開発に取り組みました。全米オープンのデジタル・プラットフォームには、多くの新機能が含まれています。ファンは、自分の好きな選手を選び、その選択に基づいてデジタル体験をカスタマイズすることができます。スコア、スケジュール、ドロー、選手の選択などは、より適切で文脈に沿ったコンテンツと洞察を提供できるように完全に再設計されました。全米オープンのモバイル・アプリでは、主に会場にいる参加者向けに、「At the Open」と呼ばれる新しいトグルステート機能が導入されました。「At the Open」は、チケットの入手管理、モバイルでの食事の注文、会場マップ、各日のイベント概要をまとめたコンテンツなど、ファンの来場を最適化するために必要なあらゆるものを提供するように設計されています。

 

全米オープンのデジタル体験は、オンプレミス、パブリック、プライベートクラウドの組み合わせで実行され、IBMは、さまざまなデータ・セットとAPIから引き出した正しいデータを、適切なタイミングで入手することができるようにするデータ・アーキテクチャーを設計しました。IBMは、ハイブリッドクラウド・アプローチを活用し、Red Hat OpenShift上で稼働するデータとアプリケーションを複数のクラウドに収集、統合、配布し、必要とされる多様で異なるワークロードをシームレスに処理します。今年の革新的なソリューションは、IBM Cloud上に構築され、Red Hat OpenShiftを使用してコンテナ化されました。これらのソリューションを構築するIBMの開発者は、新機能のコードを一度書けば、どのような環境でも展開できるため、クラウドの柔軟性により、毎年、迅速なイノベーションを実現することができます。

 

全米オープン2022は、予選大会が開催されるファン・ウィークを含め、8月23日から9月11日まで開催されます。毎日更新されるIBM Power Indexを含むIBMのテクノロジーをご覧いただくには、USOpen.orgにアクセスするか、AppleおよびAndroidアプリストアで入手できる全米オープン・アプリをご利用ください。

 

当報道資料は、2022年8月18日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳の一部をもとにしています。原文はこちらを参照ください。

 

関連リンク
IBMソリューションブログ:勝者を予測:データとAIを活用した魅力的な洞察を提供して、全米オープンテニスへのファンの関与を促進
 

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