ニュースリリース
IBM、2019年度第3四半期の連結決算を発表
TOKYO - 17 10 2019:
2019年10月17日
ハイライト
第3四半期
- 潜在株式調整後の継続事業による1株あたり利益はGAAPベースで1.87ドル
- 営業ベース(非GAAP)は2.68ドル
- 第2四半期末以降、債務は67億ドル削減
- 第3四半期の収益は3.9%減(事業売却と為替変動の影響を調整した場合は0.6%減)の180億ドル
- Red Hatの収益は過去の業績との比較可能性を考慮して調整すると19%増(為替変動の影響を調整した場合は20%増)
- クラウド&コグニティブ・ソフトウェア事業とグローバル・ビジネス・サービス事業の収益が成長
- クラウド&コグニティブ・ソフトウェア事業は6%増(為替変動の影響を調整した場合は8%増)
- グローバル・ビジネス・サービス事業は1%増(為替変動の影響を調整した場合は2%増)
- 第3四半期のクラウドによる収益は11%増(事業売却と為替変動の影響を調整した場合は14%増)の50億ドル
- 過去12カ月のクラウドによる収益は200億ドル
2019年度通期予測
- 2019年度通期におけるGAAPベースの潜在株式調整後の1株あたり利益は10.58ドル以上、営業ベース(非GAAP)では12.80ドル以上を維持
- フリー・キャッシュ・フローは約120億ドルを維持
[米国ニューヨーク州アーモンク 2019年10月16日(現地時間)発]
IBM(NYSE:IBM)は本日(現地時間)、2019年度第3四半期の連結決算を発表しました。
IBM会長、社長 兼CEOのジニー・ロメッティは、次のように述べています。「第3四半期は、引き続きお客様のデジタル変革を支援し、クラウド&コグニティブ・ソフトウェア事業とグローバル・ビジネス・サービス事業の収益が成長しました。この成果は、お客様がIBMとRed Hatを強力な組み合わせと考え、ミッション・クリティカルなワークロードをクラウドへと移行するために役立つオープンなハイブリッド・クラウドのテクノロジー、イノベーション、そして業界専門知識を提供する企業として信頼していることを示しています。」
IBMシニア・バイスプレジデント 兼 最高財務責任者(CFO)のジェームズ・カヴァノー(James Kavanaugh)は、次のように語っています。「第3四半期も引き続き、バランスシートの強化に注力しました。過去12カ月間に当社は123億ドルのフリー・キャッシュ・フローを創出するとともに、規律ある財務マネージメントによって第3四半期に債務を約70億ドル削減する一方、良好なキャッシュ・バランスを維持しました。」
キャッシュ・フローおよび財務状況
当社は第3四半期に事業活動により36億ドル(グローバル・ファイナンシング事業における売上債権を除くと25億ドル)の純現金収入を上げました。第3四半期のフリー・キャッシュ・フローは18億ドルとなりました。当社は14億ドルの配当と1億ドルの株式買い戻しにより、株主に計16億ドルを還元しました。当社は2019年7月9日に株式買い戻しプログラムを一時停止しました
2019年第3四半期末のIBMの手元現金は110億ドルです。グローバル・ファイナンシング事業の債務231億ドルを含めた債務総額は663億ドルとなり、第2四半期末から67億ドル減っています。
第3四半期のセグメント別業績
- クラウド&コグニティブ・ソフトウェア事業(クラウドおよびRed Hatを含むデータ・プラットフォーム、コグニティブ・アプリケーション、トランザクション処理プラットフォームを含む)-- 収益は、6.4%増(為替変動の影響を調整した場合は7.8%増)の53億ドルで、セキュリティー、IoT、データ&AIプラットフォーム、ハイブリッド・クラウドの成長が牽引しました。クラウド&データ・プラットフォームは17%増(為替変動の影響を調整した場合は19%増)。コグニティブ・アプリケーションは4%増(為替変動の影響を調整した場合は6%増)。トランザクション処理プラットフォームは5%減(為替変動の影響を調整した場合は4%減)でした。
- グローバル・ビジネス・サービス事業(コンサルティング、アプリケーション・マネージメント、グローバル・プロセス・サービスを含む)-- 収益は、1.0%増(為替変動の影響を調整した場合は2.2%増)の41億ドルで、4%増(為替変動の影響を調整した場合は5%増)を達成したコンサルティングの成長に牽引されました。売上総利益率は110ベーシス・ポイント成長しました。
- グローバル・テクノロジー・サービス事業(インフラストラクチャーおよびクラウド・サービスとテクノロジー・サポート・サービスを含む)-- 収益は5.6%減(為替変動の影響を調整した場合は4.1%減)の67億ドルでした。
- システム事業(システム・ハードウェアおよびオペレーティング・システム・ソフトウェアを含む)-- 収益は、IBM z14の製品サイクル終了と9月最終週の新製品IBM z15出荷の影響で、14.7%減(為替変動の影響を調整した場合は13.8%減)の15億ドルでした。Power Systemsおよびストレージの売上総利益率が拡大しました。
- グローバル・ファイナンシング事業(ファイナンシングおよび中古装置の販売を含む)-- 収益は、11.7%減(為替変動の影響を調整した場合は10.7%減)の3億4,300万ドルでした。この収益は、OEM商業ファイナンシングの段階的縮小を反映しています。売上総利益率は拡大しました。
2019年度通期予測
当社はRed Hat買収およびそれに関連した活動による影響を含む2019年度通期予測の更新を2019年8月2日に発表しました。2019年度通期におけるGAAPベースの潜在株式調整後の1株あたり利益は10.58ドル以上を予測しています。また営業ベース(非GAAP)では引き続き12.80ドル以上を予測しています。営業ベース(非GAAP)の潜在株式調整後の1株あたり利益予測は、購入済無形資産の償却、その他の買収関連費用(Red Hatの買収に関連した資金調達コストなど、買収手続き完了前の費用を含む)、退職関連費用、および米国の税制改革法案成立による影響として、1株あたり2.22ドルを除外しています。
IBMは引き続き、約120億ドルのフリー・キャッシュ・フローを予測しており、実現率はGAAPベースの純利益の100%以上になります。
2019年の年度累計
年度累計は、2019年7月に手続きが完了したRed Hat買収に関連する事項の影響を受けています。連結ベースの潜在株式調整後の1株あたり利益は、前年同期の7.37ドルから12%減の6.45ドルになりました。連結純利益は前年同期から15%減の58億ドルでした。2019年9月30日を期末とする9カ月間の収益は、前年の同期間の578億ドルから4%減(事業売却および為替変動の影響を調整した場合は0.7%減)の554億ドルでした。
継続事業による営業ベース(非GAAP)の潜在株式調整後の1株あたり利益は、前年度の8.96ドルから10%減の8.10ドルとなりました。2019年9月30日を期末とする9カ月間の営業ベース(非GAAP)の純利益は、前年同期の82億ドルから12%減の72億ドルとなりました。
当報道資料は、2019年10月16日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/2019-10-16-IBM-Reports-2019-Third-Quarter-Results (英語)
Release Categories
プレスリリース、各種取材のお申込みに関するお問い合わせ先(報道関係者様専用窓口)
※報道関係者様以外からのお問い合わせは受け付けておりませんのでご了承ください。
日本IBM 広報代表
電話: 03-3808-5120
e-mail: PRESSREL@jp.ibm.com