IBM、より高速で新しい、フラッシュ・ストレージ向けプロトコルをサポート

NVMeがさまざまなシステムやデバイスにわたるデータの移動を加速

[米国ニューヨーク州アーモンク - 2017年5月7日(現地時間)発]
IBM(NYSE:IBM)は本日、Non-Volatile Memory Express(NVMe)ソリューション開発に関する発表を行いました。このソリューションは、転送の遅延を大幅に低減し、ストレージ・ソリューションおよびシステムとのデータのやり取りを高速化します。

IBMは、ストレージ・ソフトウェアにおいてリーダー的地位を有しており、業界全体でシステム性能を大幅に向上させ、データ転送の遅延により多くの消費者が経験するストレスを減らそうと取り組んでいます。

IBMは、より高速で新しい、相互接続のプロトコルをサポートするため、エンドツーエンドのストレージ・スタックの再編成に取り組んでいます。これにより、クラウド・サービス、小売、銀行、旅行などさまざまな業界において、途切れることのない大量のデータを利用する人々の顧客体験が強化されます。

NVMeは、標準プロトコルであるSASやSATAに代わり、ソリッド・ステート・データ・ストレージ向けに最適化されたプロトコルです。並列性の手法を採用することにより、ネットワークに接続された複数のデバイスからのデータを同時に処理するため、お客様は、データのボトルネックによって生じる遅延が大幅に減ることを期待でき、既存のフラッシュ・ストレージ・システムにおいて、より大量のデータを移動できるようになります。

IBMのNVMe戦略は、データを要求するアプリケーションからデータを保管するフラッシュ・テクノロジーまで、ストレージ・システムのスタック全体の最適化に基づいています。オールフラッシュ・ストレージ・ソリューションのFlashSystem (US)ファミリーを開発する中で、IBMは、超低遅延のデータ処理という需要に対処するには、複数のテクノロジーが必要となることを何年も前に認識しました。IBMは、自社のストレージ製品群全体に対し、NVMeによるソリューションを開発中であり、2018年の上半期に市場に提供する計画です。

すでに実装されているNVMe機能

2016年、IBMは、データの価値が高まっている変革的な現在の状況に応えるため、製品群に対して広範囲に機能を追加し、IBMのシステムで稼働するデータの可用性を高め、すぐに利用できるようにしました。これらの改善の一つが、IBM FlashSystem A9000 (US)であり、ユーザー空間の入出力など、NVMeの機能性に固有の特徴を備えています。これにより、アプリケーションがオペレーティング・システムのいくつものレイヤーを経由せず、「直接」フラッシュ・ストレージと通信できるようになり、データの読み込み/書き込みを高速化します。

さらに、市場をリードするIBMのストレージ・ソフトウェアIBM Spectrum Scale (US)は、ローカルな読み取り専用キャッシュ (英語)(LROC)によりNVMeの機能を提供しており、きわめて低遅延の記憶領域にデータを保持し、アプリケーション性能を向上させます。

さまざまなデータ・アーキテクチャーやワークロード・シナリオに直面しているユーザーにとって、ソフトウェア・デファインド・ストレージによる新しい管理制御機能や知見を備えたIBMオールフラッシュ・ストレージ・ソリューションは、重要な選択肢となります。NVMeは、ユーザーが利益化可能な天然資源であるデータを生み出す大規模なリアルタイムのワークロードを効率的に管理し、ビジネスの競争力が高められるように、設計されています。

IBMは業界標準に関して長年取り組んでおり、その活動の一つがNon-Volatile Memory Expressワーキング・グループ (英語)への参加です。この活動の中で、新しいドライブ、ネットワーク・プロトコル、入出力アーキテクチャーを利用するエンタープライズ・ストレージ・システムの実現に取り組んでいます。

IBM Storageについての詳細は、https://www.ibm.com/systems/jp-ja/storage/をご覧ください。

当報道資料は、2017年5月7日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/52280.wss (US)