ニュースリリース

自動化、可視化、コグニティブ活用の機能実装で、ハイブリッド・クラウド環境の運用管理製品を強化

2017年08月 2日

日本IBMは、オンプレミスとクラウド環境が混在するハイブリッド・クラウド環境の運用管理を支援するため、既存システムを大幅に置き換えることなく、自動化、可視化、コグニティブ活用などの機能を実装して、システム運用管理製品の拡充を進めています。本日より、ハイブリッド・クラウド環境で稼働するアプリケーションを監視し、エンドユーザーに影響がおよぶ前に問題を検知できる「IBM® Cloud Application Performance Management」の提供を開始します。

ハイブリッド・クラウド時代のシステム運用管理では、オンプレミスで稼働するアプリケーション、パブリック・クラウドに移行したアプリケーション、および、クラウドで開発されたクラウド・ネイティブ・アプリケーションを一元管理する必要が高まっています。また、オペレーションの効率的な管理に加えて、管理対象となるアプリケーションの増加への対応、システム環境の稼働状況の監視と異常検知の自動化、オペレーションの可視化、サービス品質の向上が求められています。

IBMは、このようなシステム環境の多様化やビジネス・ニーズを踏まえて、ハイブリッド・クラウド環境におけるアプリケーションの運用管理を支援する製品である「IBM Operations Analytics Predictive Insights」*1を本年5月、「Netcool Operations Insight」*2を本年6月より提供を開始しました。

本日、日本IBMは、オンプレミスおよびクラウド環境で稼働するアプリケーションを一元管理する「IBM Cloud Application Performance Management」の提供を開始します。本製品は、オンプレミスを含むハイブリッド・クラウド環境で稼働する複数アプリケーションの複雑なパフォーマン障害や可用性を検知します。アプリケーションが稼働するOSやミドルウェア、プロトコルやトランザクションの監視、さらにクライアント応答やロボット応答によるユーザー体験の管理など、幅広い監視領域と機能により、エンド・ユーザーが気づく前にプロアクティブな障害対応を取ることを可能としています。パブリック・クラウド上で稼働している他社サービスの監視も可能とし、対応サービスを継続的に拡大しております。これらの監視によるアプリケーションの稼働状況は一つのダッシュボード(管理画面)で表示します。これにより、アプリケーションの開発部門と運用管理部門のユーザーは、システム環境によってダッシュボードを使い分ける必要がなく、障害検知と問題箇所の特定を迅速に行えます。ダッシュボードは、新規デザイナー・ツールにより簡単に作成、カスタマイズ、さらにCSVレポートにエクスポートが可能です。

*1「IBM Operations Analytics Predictive Insights」は、時系列データの解析と平常時の挙動の自己学習をもとに、因果関係をモデル化し、障害が発生する以前に異常を検知します。次世代の多変量解析により、早期に有効なアラートを提供します。お客様の通常システム稼動状態の学習を簡素化することで、セットアップのための複雑な作業は一切必要ありません。

*2「Netcool Operations Insight」
ハイブリッド・クラウド環境から発生するあらゆるイベント情報を統合、分析し、オペレーションの効率化とサービス品質の向上を支援します。さらに、リアルタイム分析とヒストリカル分析を使用して問題を自動的に識別、切り分けし、ビジネスに影響が及ぶ前に解決することを支援します。

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