[米国ニューヨーク州アーモンク - 2017年8月23日（現地時間）発]： IBM（NYSE: IBM）は、本日、設定と管理が容易で、データ復旧を簡素化する新しいデータ保護ソフトウェアを発表しました。IBM® Spectrum ProtecPlusは、すばやく設定することができ、1時間ほどでデータ保護が可能になります。

IBM Spectrum Protect Plusには2つの提供形態があり、仮想環境に導入するソフトウェアはその1つです。もう1つは、市場をリードするIBM Spectrum Protectソフトウェア (US)の統合機能として提供され、データ保護や可用性に関する多様な要件が求められる大手企業での使用に適しています。また、IBM Spectrum Protectはハイブリッド・クラウド環境に対応しており、オンプレミスのバックエンド・ストレージからパブリック・クラウドやプライベート・クラウドにデータを高速に移動することができます。

IBM Spectrum Protect Plusでは、迅速なバックアップ／復旧／データ管理を行うため、スナップショット・テクノロジーにより、データの可用性を高めています。このソフトウェアは、仮想マシン（VM）やアプリケーションの管理者が使用することを念頭に設計されており、DevOpsワークフローの支援／自動化を推進するためのデータ・クローン機能も提供します。IBM Spectrum Protect Plusは、バックアップ状況の提供や、データ保管に関するコンプライアンスを遵守するために、自動化されたサービス・レベル・アグリーメント（SLA）に基づくデータの保護／監視機能も備えています。

Enterprise Strategy Groupの主席アナリスト、ジェーソン・バフィントン（Jason Buffington）氏は、次のように述べています。「データ保護市場において、IBMは長年にわたるリーダー企業です。本番稼働プラットフォームが継続的に発展し、企業の期待が高まるにつれて、IBMの製品も向上することは驚くことではありません。IBM Spectrum Protect Plusは、様々な規模のIT部門が直面しているデータ保護に関する重要な課題、つまり、仮想化やデータ復旧の俊敏性の向上を目的としています。SLA中心の設計により、企業は最新のデータ保護や可用性を実現するために、新しく魅力的な選択肢が提供されることになります」

IBM Spectrum Protect PlusおよびIBM Spectrum Protectの統合機能のさらなる差別化要因は、主要なステークホルダーのビジネス課題に対応するために設計された機能です。

• CIO：単一の画面でデータ・ポートフォリオ全体のバックアップ／復旧状況を確認でき、データ・バックアップ／復旧の個別確認は不要
• シニアITマネージャー（VMやアプリケーションの管理者）：IBM Spectrum Protect Plusは、データの可用性を迅速かつ容易に高め、企業のビジネス・ルールに適合させたVMやアプリケーションのバックアップが可能
• 事業部門のシニア・アプリケーション・オーナー：ほぼ即時の復旧／コピー管理や、高速なデータ・アクセス／復旧を行うグローバル検索によって、データ・ライフサイクル管理を提供

IBM Spectrum Protect Plusは、仮想マシン（VM）環境向けに特別に設計され、日々の管理業務を支援し、堅牢なデータ保護を実現します。また、エージェント不要で短時間に導入でき、高速な復旧を実現する直感的なグローバル検索と共に、役割に応じたユーザー・インターフェースが用意されています。

IBM Storage and Software Defined Infrastructureのゼネラル・マネージャーであるエド・ウォルシュ（Ed Walsh）は次のように述べています。「可用性がなければ、データはほとんど法律上の義務以上の意味を持ちません。IBM Spectrum Protect Plusは、容易な設定、管理、復旧を目指して設計されました。つまり、利用者にとって必要なデータの制御と管理に注目しています。その結果、単一のプラットフォームによる、容易なバックアップ管理が実現できました。これは、VM中心のデータのバックアップ、アーカイブ、保管では特に重要です」

提供時期
このソリューションは、2017年第4四半期に提供開始予定です。

IBM Spectrum Protect Plusについて詳しくは、https://www.ibm.com/software/products/en/spectrum-protect-suite (US)をご覧ください。また、IBMのTwitterを@ibmstorageでフォローしてください。

当報道資料は、2017年8月23日（現地時間）にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/53024.wss (US)