ニュースリリース
Syniverse、「VMware on IBM Cloud」を採用して顧客のモバイル・サービスへのニーズに対応
ハイブリッド・クラウド環境の活用で1日当たり最大40億のトランザクションを管理するグローバル・テクノロジー・プロバイダー
[米国ニューヨーク州アーモンク - 2017年8月29日(現地時間)発] IBM(NYSE:IBM)は本日、グローバル接続プロバイダーのSyniverseが、急速に変化している顧客のモバイル・サービスへのニーズを満たす柔軟性と処理容量を高めるために、IBM Cloudを採用したことを発表しました。
マルチメディア・メッセージング・サービス(MMS)などの人気のあるSyniverseサービスの利用量は、周期的なトレンドで大きく変化することがあります。この変動によって、テクノロジー・リソースへの需要が急増する場合があります。たとえば、Syniverseは、多くのモバイル・ユーザーが写真や画像を共有する祝祭日に、MMSの利用量が常に急増することを確認しました。2014年から2016年にかけて、Syniverseが処理した1秒当たりのMMSメッセージ量の年間複合増加率は、ハロウィンに57%、感謝祭に34%、クリスマスに30%、大晦日に53%上昇しました。
トラフィックの周期的な急増の管理を支援するために、Syniverseは、IBM Cloud上でVMware のソリューションを実行するハイブリッド・クラウド環境を運用しています。これにより、Syniverseは、既存のVMware環境をすばやく拡張し、IBM Cloudのグローバル・インフラストラクチャーに接続することができます。IBM Cloudは、新しいサービスをテストし、本番環境と統合するに理想的な環境といえます。このため、Syniverseは、テスト環境を個別に構築することなく、新たに変化する顧客ニーズにも応えることができます。
IBMのプライベート・クラウド担当バイス・プレジデント、ゼーン・アダム(Zane Adam)は、次のように述べています。「Syniverseとのコラボレーションは、グローバル規模のサービス提供のためにIBM Cloudを利用することで、お客様が大きなメリットを得られることを示す典型的な例です。IBM Cloudは、新しいサービスをテストし、実サービスに統合するための理想的な環境も備えています。このため、Syniverseは、発展する顧客のニーズに確実に応えることができます。」
Syniverseの最高技術責任者(CTO)、クリス・リベラ(Chris Rivera)氏は次のように述べています。「現在、当社が処理する全トランザクションの量は、1日当たり最大40億に達しています。したがって、年間を通じて祝祭日や他の特別な時期に発生するトラフィックの急増に対応する準備を整えることは不可欠です。MMSは、新しいハイブリッド・クラウドベースのプラットフォームで稼働するVMwareソリューションからメリットが得られる領域の一例にすぎません。当社は、IBM Cloudの効率性と柔軟性により、顧客サービスへのアプローチを全体的に強化することができます。」
過去12カ月にクラウド収益が151億ドルに達したIBMは、企業向けクラウドのグローバル・リーダーであり、企業と社会の進化するニーズを満たすために設計されたプラットフォームを備えています。生産性とコスト削減だけにとどまらず、IBM Cloudは、今日の企業の真の差別化を推進しているコグニティブとデータの需要に対応しています。IBMのプライベート・クラウド、パブリック・クラウド、ハイブリッド・クラウドは、多くの業界でのイノベーションをサポートするために、グローバル規模のビジネス・ニーズを満たします。一方、19カ国にわたる約60カ所のクラウド・データセンターは、増大している現地でのデータ保管要件を満たすために顧客を支援します。
Syniverseに関する詳しい情報は、https://www.syniverse.comをご参照ください
当報道資料は、2017年8月29日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
http://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/53027.wss (US)
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