ニュースリリース
IBM、2017年度第4四半期および2017年度通期の連結決算を発表
TOKYO - 19 1 2018:
2018年1月19日
[米国ニューヨーク州アーモンク - 2018年1月18日(現地時間)発]
ハイライト
- 第4四半期の潜在株式調整後の継続事業による1株あたり利益はGAAPベースでマイナス1.14ドル
-- 米国の税制改革成立に関連した特別損失55億ドルを含む - 第4四半期の営業ベース(非GAAP)の潜在株式調整後の継続事業による1株あたり利益は5.18ドル
-- 米国の税制改革法案成立に関連した特別損失55億ドルを除外
-- 発表済の2017年度予測の基準と一致 - 第4四半期の収益は4%増(為替変動の影響を調整した場合は1%増)の225億ドル
- 通期の戦略分野による収益は11%増の365億ドルで、IBMの総収益の46%に
-- 第4四半期の戦略分野による収益は17%増(為替変動の影響を調整した場合は14%増) - 通期のクラウドによる収益は前年同期から24%増の170億ドル
-- 第4四半期にaaS(as-a-Service)で提供されたクラウドの年間ランレートは、前年同期から20%増(為替変動の影響を調整した場合は18%増)の103億ドル
IBM(NYSE:IBM)は本日(現地時間)、2017年度第4四半期および2017年度通期の連結決算を発表しました。
IBM会長、社長兼CEOのジニー・ロメッティは、次のように述べています。「当社の戦略分野における収益は再度2桁成長を遂げ、今では総収益の46%を占めるまでになりました。全体的な収益の点でも第4四半期における成長は満足のいくものでした。2017年の間に私たちは、企業向けクラウドの提供における主要企業としてのIBMの地位を強固にし、ビジネス向けブロックチェーンのリーダーとしてのIBMを確立しました。今後に目を向けると、お客様がデータとAIを駆使してよりスマートなビジネスを築くことを支える企業として、IBMは独自のポジションを得ています。」
IBMシニア・バイスプレジデント最高財務責任者(CFO)のジェームズ・カヴァノー(James Kavanaugh)は、次のように語っています。「私たちは過去数年にわたり、IBMを再構築するためにテクノロジーと人材に積極的な投資を行ってきました。2018年は、クラウド、AI、セキュリティー、ブロックチェーンなどのIT産業のキーとなる高価値セグメントにおいて、IBMのリーダーとしてのポジションを強化すべく全力を注ぎます。」
戦略分野の収益
第4四半期のクラウドの収益は30%増(為替変動の影響を調整した場合は27%増)の55億ドルでした。過去12カ月のクラウドによる収益は170億ドルで、これにはaaS(as-a-Service)で提供された93億ドルと、IBMのお客様が総合的なクラウド・ソリューションを導入するためのハードウェア、ソフトウェア、サービスの収益である78億ドルが含まれます。aaSで提供されたクラウド収益の年間実績値(ランレート)は、前年同期の86億ドルから増加して103億ドルとなりました。アナリティクスの収益は9%(為替変動の影響を調整した場合は6%)増加しました。モバイルによる収益は23%増(為替変動の影響を調整した場合は21%増)、セキュリティーの収益は132%増(為替変動の影響を調整した場合は127%増)となりました。
2018年度通期予測
当社は本日の四半期業績電話会議で、2018年度通期予測についてご説明します。
キャッシュ・フローおよび財務状況
当社は第4四半期に事業活動により57億ドル(グローバル・ファイナンシング事業における売上債権を除くと78億ドル)の純現金収入を上げました。第4四半期のフリー・キャッシュ・フローは68億ドルとなりました。当社は株主に14億ドルの配当と7億ドルの株式買い戻しによる還元を行いました。2017年12月31日の時点で、IBMには株式買い戻し承認による38億ドルの残金があります。
当社の2017年度通期のフリー・キャッシュ・フローはグローバル・ファイナンシング事業における売上債権を除くと130億ドルとなりました。当社は55億ドルの配当と43億ドルの株式買い戻しにより、98億ドルを株主に還元しました。
2017年第4四半期末のIBMの手元現金は126億ドルです。グローバル・ファイナンシング事業の債務314億ドルを含めた債務総額は、468億ドルとなりました。当社の財務状況は依然として健全で、長期間にわたる事業を運営するための良好な態勢が整っています。
第4四半期のセグメント別業績
コグニティブ・ソリューション(ソリューション・ソフトウェアおよびトランザクション処理ソフトウェアを含む)-- 収益は、セキュリティーとトランザクション処理ソフトウェアの成長に牽引され、3%増(為替変動の影響を調整した場合は変動なし)の54億ドル。
グローバル・ビジネス・サービス部門(コンサルティング、グローバル・プロセス・サービス、アプリケーション・マネージメントを含む)-- 収益は1%増(為替変動の影響を調整した場合は2%減)の42億ドル。戦略分野の取り組みによる収益はクラウド事業、モバイル、アナリティクスの成長に牽引され、9%増。
テクノロジー・サービスおよびクラウド・プラットフォーム(インフラストラクチャー・サービス、テクニカル・サポート・サービス、統合ソフトウェアを含む)-- 収益は1%減(為替変動の影響を調整した場合は4%減)の92億ドル。戦略分野の取り組みによる収益は、ハイブリッド・クラウド・サービス、セキュリティー、モバイルに牽引され、15%増。
システム(システム・ハードウェアおよびオペレーティング・システム・ソフトウェアを含む)-- 収益はSystem z、Power Systems、ストレージの成長により32%増(為替変動の影響を調整した場合は28%増)の33億ドル。
グローバル・ファイナンシング(ファイナンシングおよび中古装置の販売を含む)-- 収益は1%増(為替変動の影響を調整した場合は2%減)の4億5,000万ドル。
2017年度通期の業績
当報道資料は、2017年1月18日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。 原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/2018-01-18-IBM-Reports-2017-Fourth-Quarter-and-Full-Year-Results (US)
- 通期の潜在株式調整後の継続事業による1株あたり利益はGAAPベースで6.14ドル
-- 米国の税制改革成立に関連した特別損失55億ドルを含む - 通期の営業ベース(非GAAP)の潜在株式調整後の1株あたり利益は13.80ドル
-- 米国の税制改革法案成立に関連した特別損失55億ドルを除外 - 通期の収益は1%減の791億ドル
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