ニュースリリース

IBM、新たなパートナー・プログラム「IBM Partner Plus」を開始

インセンティブ、アクセス、サポートを刷新し、新規および既存のパートナー企業がお客様とのビジネスを拡大できるよう貢献
2023年01月10日

【米国ニューヨーク州アーモンク2023年1月4日(現地時間)】

 IBMは本日、新たなパートナー・プログラムであるIBM Partner Plusを発表しました。このプログラムは、IBMのビジネス・パートナー企業との協業方法を刷新したもので、IBMの各種リソースへのアクセス、インセンティブ、パートナー企業ごとにカスタマイズしたサポートを刷新して提供することで、ビジネス・パートナー企業の技術的専門知識の深化と製品化までの時間短縮に貢献します。新しいプログラムは、リセラー、ハイパースケーラー、テクノロジー・プロバイダー、独立系ソフトウェア・ベンダー、システム・インテグレーターなど、新規および既存のパートナー企業の成長を促進できるよう、自社の収益の見通しを管理できるように設計しています。IBM Partner Plusは、IBMのハイブリッドクラウドおよびAI戦略の中核を成すものであり、お客様のビジネスの自動化、セキュリティーの確保、モダナイゼーションをパートナー企業が支援していくことに貢献することを目的としています。

 

IBM Partner Plusは、透明性が高く、シンプルで、パートナー企業に最新のパートナー・エクスペリエンスを提供します。技術的な専門知識を高め、販売実績を伸ばすことで、パートナー企業はSilver、Gold、Platinumの 3つのカテゴリーの中で、特別な報酬、市場参入機会、学習機会などの特典を受けられるようになります。新しいプログラムでは、バッジ制度がスキルの標準的な基準となり、検証済みのソリューションによって専門知識を実証します。IBM Partner Portalも刷新し、すべての専門知識、収益、取引をグローバル・レベルで集約・追跡することで、パートナー各社はプログラムにおける自社の状況を明確に把握することができます。

 

IBMエコシステムのゼネラル・マネージャーであるケイト・ウーリー(Kate Woolley)は次のように述べています。「IBM Partner Plusは、IBMが新規および既存のパートナー企業に価値を提供する新たな方法であり、スキル習得、成長の加速、収入増に貢献します。パートナー企業からは、お客様とのビジネスを拡大するために役立つシンプルなエクスペリエンスが欲しいという声を頂いていました。今回の変更やエコシステムへの継続的な投資により、IBMが業界最高のパートナーとなり、パートナー企業、お客様、そしてIBM自身の成長を促進することができると確信しています」

 

IBM Partner Plusは、パートナー企業を当社の営業活動戦略の中心に据え、1兆ドルにおよぶハイブリッドクラウドとAI市場の機会を獲得するための成長エンジンとして協業するという、IBMが推進してきた変革の成果です。IBMは、エコシステムがIBMの主要な販路となるよう、パートナー企業の役割を向上し、パートナー企業主導の営業活動を加速し、またパートナー企業に貢献する力の強化に向けて投資を行い、テクノロジー、サービス、コンサルティングの専門知識の最適な組み合わせをお客様に提供してきました。継続的な成長を推進するために、IBMは、パートナー企業により良いサポートを提供できるよう、パートナー企業に対応するテクニカル・スペシャリストおよびブランド・スペシャリストの数を倍増していく予定です。

 

Evolving Solutions社の社長であるボウ・ゲビー(Bo Gebbie)氏は次のように述べています。「この新しいIBM Partner Plusプログラムでは、従業員がスキルや機会にアクセスできるようになるなど、当社の成功につながる拡張されたエクスペリエンスを利用できます。これにより、より多くのお客様に対し、IBMのテクノロジー・ポートフォリオを活用した事業のモダナイズに向けた支援を提供できます。IBMは、パートナーを最優先に考えることにこれまで以上に真剣に取り組んでいます。IBMは私たちのフィードバックに耳を傾け、新しいパートナー・エクスペリエンスに反映されることで、協業が行いやすくなり、投資に対する報酬が得られ、成長も促進されます」

 

IBM Partner Plusは、パートナー企業がIBM製品を再販するのか、IBMテクノロジーをベースにソリューションを構築するのか、IBMテクノロジーを活用してサービスを提供するのかに関わらず、あらゆるタイプのパートナー企業とプログラムを1つのエコシステムに集約します。例えば、エコシステムの市場機会を拡大し、新たな収益源を創出するために、IBMは最近、北米のパートナー企業各社が他のクラウド・マーケットプレイスでもIBM製品を再販できるようにしました。これにより、独立系ソフトウェア・ベンダーは、パートナー・マーケットプレイスからIBMソフトウェアを自社のソリューションに組み込めるようになりました。マーケットプレイスを通じたパートナー企業の販売はすべて、IBM Partner Plusでパートナー企業に累積されます。

 

競争力のあるインセンティブ

パートナー企業は、プログラム内でのカテゴリーに応じて、特典を得たり、IBMから最大3倍の投資を得られる需要創出プログラムを活用できるようになります。IBM Partner Portalでは、パートナー企業が受け取ることができるインセンティブや予想される収益をリアルタイムで可視化できます。また、質の高い見込み客の発見に役立つ自動案件共有エンジンも搭載しています。この案件共有エンジンにより、案件登録が向上し、世界中で5億ドル以上に相当する7,000件を超える潜在案件がパートナー企業に紹介されてきました*。IBMは、パートナー企業との共同マーケティング・キャンペーンおよび共同販売サポートへ投資することで、ソリューションの市場展開や需要創出に貢献します。

 

内部アクセス

IBM Partner Plusは、パートナー企業向けに2022年10月に更新したバッジ制度および販売に関するイネーブルメント資料を基盤として、現在、15,000社を超えるパートナー企業が販売バッジと技術バッジを登録しています。パートナー企業がお客様とのビジネス拡大に向けてスキルを向上できるよう、IBM社員が利用するのと同じトレーニング、イネーブルメント資料、販売リソースをパートナー企業に無償で提供します。さらに、IBM社員向けツールを利用できるようにすることで、パートナー企業が競争力のある透明性の高い価格設定を実現できるようにしていきます。また、パートナー企業は、四半期ごとに行われるIBMのセールス・キックオフにIBM社員とともに参加したり、ライブのトレーニング・セッションや他のグローバルな技術支援イベントに参加して、スキルの向上、知名度の向上、技術専門家との交流を図ることができます。新規パートナー企業向けには、IBM New Partner Acceleratorプログラムを開始します。このプログラムでは、収益性実現の加速に貢献するために、プログラムへの参加から6カ月間、初期研修、トレーニング、およびその他の特典が提供されます。

 

強化されたサポートと特典

パートナー企業は、IBMの技術専門家のサポートを活用して、オープン・ハイブリッドクラウド・プラットフォーム上のAI、セキュリティー、クラウドといったテクノロジーに関するスキルの習得や、これらのテクノロジーを活用したソリューションの開発、販売に関する専門知識の向上を図ることができます。IBMはまた、パートナー企業がお客様とのビジネスを拡大し、成長を加速できるように、パートナー企業の最小限の実行可能製品や概念検証、カスタム・デモの開発を支援します。さらに、パートナー企業のビジネスがIBMとともに成長することで、パートナー企業は自社能力の拡張や新しいお客様の開拓に役立つ追加の特典を得ることできるようになります。

 

PartnerWorldは、2023年1月4日に新しいプログラムであるIBM Partner Plusに移行し、新しいインセンティブ・プログラムは、2023年4月1日から有効になります。PartnerWorldに登録しているメンバーは、2023年7月1日まで現行のカテゴリーを保持し、基準を満たしている場合、この期間中に新しいカテゴリーに移行できます。

 

IBM Partner Plusの詳細は、https://www.ibm.com/partnerplus/をご確認ください。

 

IBMの将来の方向性および指針に関する記述は、予告なく変更または撤回される場合があります。これらは目標および目的を提示するものにすぎません。

 

*2022年1月から2022年8月までのIBMの販売データから取得した独自指標

 

当報道資料は、2023年1月4日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳の一部をもとにしています。原文はこちらを参照ください。

 

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