ニュースリリース
日本IBM、ITインフラのハードウェアとソフトウェア保守・運用を手がけるグループ会社を統合
日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は、多様化・複雑化するお客様のITインフラストラクチャーの構築・運用・保守サービスの提供体制を強化するため、100%出資子会社の日本アイ・ビー・エム テクニカル・ソリューション株式会社(以下、TSOL)を、2023年3月1日をもって日本IBMに吸収合併することを発表しました(*)。
2002年4月設立のTSOLは、IBM製ハードウェアやソフトウェアをはじめ、マルチベンダー環境における保守対応、複雑なITインフラストラクチャーの保守・運用支援、そしてセキュリティー監視などのサービスを提供しています。「ハードウェア保守サービス」では、IBMハードウェア製品や他社製品のIAサーバー、PCなどマルチベンダー製品において、リモートでの初期問題判別とオンサイトでの修復作業による迅速な障害復旧やシステムを有効活用するための保守拡張サービス、お客様の全国でのシステム障害管理やインベントリー管理などの運用支援、ヘルプデスクサービスなどを提供しています。また、「ソフトウェア保守サービス」では、安全安心と未然防止のための保守情報管理や障害発生時のリモートおよびお客様先でのオンサイトでのサービスを国内外で提供しています。
この度の統合により、日本IBMテクノロジー事業本部のテクノロジー・ライフサイクル・サービス事業部とセキュリティー事業部にTSOLの各分野のエンジニアが加わることで、“お客様のビジネスを止めない”ため24時間365日対応する機動力をよりいっそう強化し、先進テクノロジーを活用したサービスを提供します。お客様システムの多様化への対応と変革を共創するパートナーとして、「IT インフラストラクチャーの保全・保守」の継続に加え、お客様システムのライフサイクルの「テクニカル支援、運用アドバイス」へとビジネスを拡大し、社員のリスキルを推進します。「テクニカル支援、運用アドバイス」では、インフラストラクチャーにおけるシステム構築、保守・テクニカルサポート、最適化・チューニング、テクニカルリフレッシュ・廃棄までを統合した「テクノロジー・ライフサイクル・サービス」を提供し、お客様システムの安定稼働を支援します。
日本IBMは、今後も重要な社会インフラを支えるITインフラストラクチャー全体を俯瞰し、ライフサイクルを踏まえた最適なシステム設計から構築、運用・保守までワン・ストップで高い価値を提供するために体制を強化し、熟練技術者から若手へのスキル伝承と最先端のテクノロジーを活用した高品質な「テクノロジー・ライフサイクル・サービス」を提供していきます。これにより、システム障害を未然に防止しセキュリティー対応を強化する取り組みを通じ、お客様システムの安定稼働を支援していきます。
* 2社は、関連当局への届出等、必要な手続きを実施した上で日本IBMを存続会社として合併します。なお、すでに締結している保守契約の内容と金額に変更はありません。(2023年1月26日に更新)
※IBM、IBM ロゴ、ibm.comは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、https://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml(US)をご覧ください。
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