IBM、2021年度第3四半期の連結決算を発表
コンサルティングとソフトウェアが収益を牽引、堅調に現金を創出

2021年10月21日

[米国ニューヨーク州アーモンク - 2021年10月20日(現地時間)発]

ハイライト

3四半期

  • 第3四半期の収益は0.3%増(事業売却と為替変動の影響を調整した場合は0.2%減)の176億ドル
    • クラウド&コグニティブ・ソフトウェア事業による収益は3%増(為替変動の影響を調整した場合は2%増)
    • グローバル・ビジネス・サービス事業は12%増(為替変動の影響を調整した場合は11%増)
  • 11月に分社するKyndryl(キンドリル)を除外して平常化すると収益は2.5%増(事業売却と為替変動の影響を調整した場合は1.9%増)
  • 事業活動による純現金収入は161億ドル、過去12カ月の調整済フリー・キャッシュ・フローは111億ドルで、どちらも過去12カ月に3億ドル増加
  • 過去12カ月間のクラウド事業の収益は14%増(事業売却と為替変動の影響を調整した場合は11%増)の278億ドル
    • クラウド&コグニティブ・ソフトウェア事業のクラウドによる収益は31%増(為替変動の影響を調整した場合は28%増)
    • グローバル・ビジネス・サービス事業のクラウドによる収益は30%増(為替変動の影響を調整した場合は27%増)
  • Red Hatの収益は過去の業績との比較可能性を考慮して調整すると17%増
  • 2020年末以降、債務は70億ドル削減

IBM(NYSE:IBM)は本日(現地時間)、2021年度第3四半期の連結決算を発表しました。

IBM会長兼最高経営責任者(CEO)のアービンド・クリシュナ(Arvind Krishna)は、次のように述べています。「来月早々に予定しているKyndrylの分社により、IBMはハイブリッドクラウドおよびAIといったプラットフォーム中心の企業として、進化の次の段階に踏み出します。当社は、高成長の機会をもたらすソフトウェアおよびコンサルティング事業で進展を続けます。お客様によりよいサービスを提供するため、集中と俊敏性を向上することで当社は、1桁台半ばの収益成長と強力なフリー・キャッシュ・フロー創出という中期目標を達成できるものと確信しています」

GAAPベースの1株あたり利益には購入済無形資産の償却およびその他の買収関連費用、退職関連費用、米国税制改革の制定による影響、Kyndryl分社化に伴う手続き費用の影響が含まれます。

* Kyndryl分社化の費用が2021年第3四半期のGAAPベースの業績に与えた影響は次の通り。1株あたり利益:マイナス$0.56、純利益:マイナス$5億、税引前利益:マイナス$3億、税引前利益率:マイナス1.6ポイント、売上総利益率:マイナス0.6ポイント

IBMシニア・バイスプレジデント兼最高財務責任者(CFO)のジェームズ・カヴァノー(James Kavanaugh)は、次のように述べています。「当社はハイブリッドクラウドおよびAI戦略を支えるため、昨年来そして第3四半期も更に堅調な現金創出を達成するとともに良好な財務体質と流動性を保っています。分社化後の当社のポートフォリオ・ミックスは、より価値の高い経常収益と強力な現金創出により成長に向けてシフトし、事業への投資継続と魅力的な株主還元を可能にしています」

キャッシュ・フローおよび財務状況

当社は第3四半期に事業活動により27億ドルの純現金収入を上げました。第3四半期のフリー・キャッシュ・フローは6億ドルとなりました。これには2020年第4四半期に実施した組織構造上の措置による6億ドルの現金面での影響と、Kyndrylの分社化に伴う手続き費用の影響が含まれています。これらの現金面での影響を除外したIBMの調整済フリー・キャッシュ・フローは12億ドルです。当社は株主に15億ドルを配当として還元しました。

過去12カ月間に当社は事業活動により161億ドルの純現金収入を上げました。過去12カ月間のIBMのフリー・キャッシュ・フローは92億ドルでした。組織構造上の措置と分社に伴う手続き費用による18億ドルの現金面での影響を除外したIBMの調整済フリー・キャッシュ・フローは111億ドルでした。

2021年第3四半期末のIBMの手元現金は、買収費用30億ドルと債務削減のための支払いによって2020年末から59億ドル減少した84億ドルで、これには有価証券が含まれます。グローバル・ファイナンシング事業の債務159億ドルを含めた債務総額は545億ドルとなり、2020年末から70億ドル減り、Red Hat買収手続き完了からは185億ドル減っています。

3四半期のセグメント別業績

  • クラウド&コグニティブ・ソフトウェア事業(クラウド&データ・プラットフォーム、コグニティブ・アプリケーション、トランザクション処理プラットフォームを含む)の収益は、2.5%増(為替変動の影響を調整した場合は1.9%増)の57億ドルでした。クラウド&データ・プラットフォームは10%増(為替変動の影響を調整した場合は9%増)となりました。コグニティブ・アプリケーションは変動なし(為替変動の影響を調整した場合は1%減)でした。トランザクション処理プラットフォームの収益は9%減。クラウドの収益は21%増(為替変動の影響を調整した場合は20%増)となりました。
  • グローバル・ビジネス・サービス事業(コンサルティング、アプリケーション・マネージメント、グローバル・プロセス・サービスを含む)の収益は、コンサルティングが17%増(為替変動の影響を調整した場合は16%増)、アプリケーション・マネージメントが5%増、グローバル・プロセス・サービスが19%増と成長して、11.6%増(為替変動の影響を調整した場合は11.0%増)の44億ドルでした。クラウドの収益は38%増(為替変動の影響を調整した場合は37%増)となりました。
  • グローバル・テクノロジー・サービス事業(インフラストラクチャーおよびクラウド・サービスとテクノロジー・サポート・サービスを含む)の収益は4.8%減(為替変動の影響を調整した場合は5.4%減)の62億ドルでした。インフラストラクチャーおよびクラウド・サービスは5%減(為替変動の影響を調整した場合は6%減)、テクノロジー・サポート・サービスは4%減(為替変動の影響を調整した場合は5%減)でした。クラウドの収益は1%増(為替変動の影響を調整した場合は変動なし)でした。売上総利益率は120ベーシス・ポイント成長しました。
  • システム事業(システム・ハードウェアおよびオペレーティング・システム・ソフトウェアを含む)の収益は、IBM® Z(33%減)およびPower Systems(24%減、為替変動の影響を調整した場合は25%減)の減少により11.9%減(為替変動の影響を調整した場合は12.4%減)の11億ドルでした。ストレージ・システムは11%増となりました。クラウドによる収益は42%減(為替変動の影響を調整した場合は43%減)でした。
  • グローバル・ファイナンシング事業(ファイナンシングおよび中古機器の販売を含む)の収益は、19.2%減(為替変動の影響を調整した場合は19.8%減)の2億2,000万ドルでした。

2021年の年度累計

2021年年初から9月30日までの9カ月間の収益は、2020年の同期の533億ドルから1.6%増(事業売却と為替変動の影響を調整した場合は1%減)の541億ドルでした。純利益は、Kyndryl分社化に伴う手続き費用の影響7億ドルを反映して前年同期比19%減の34億ドルでした。潜在株式調整後1株あたり利益は、2020年同期の4.72ドルから20%減の3.77ドルでした。

GAAPベースの1株あたり利益には、購入済無形資産の償却およびその他の買収関連費用、退職関連費用、米国税制改革の制定による影響、Kyndryl分社化に伴う手続き費用の影響である、1株あたりマイナス2.85ドルの影響が含まれます。Kyndryl分社化の費用の影響は、1株あたりマイナス0.76ドルでした。

2021年年初から9月30日までの9カ月間の営業ベース(非GAAP)の純利益は、前年同期の59億ドルから1.3%増の60億ドルでした。継続事業による営業ベース(非GAAP)の潜在株式調整後1株あたり利益は、2020年同期の6.60ドルからほぼ変動がなく6.62ドルでした。

当報道資料は、2021年10月20日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/2021-10-20-IBM-Reports-2021-Third-Quarter-Results(英語)

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