IBM、拡張性に優れた摩擦レスなハイブリッドクラウドを実現する新世代のIBM Powerサーバーを発表
- x86ベースのサーバーと比較してコアあたりのパフォーマンスが2.5倍になり脱炭素を加速*
- 8ソケットシステムのSAPベンチマークで世界新記録を達成*
- 業界初、オンプレミス環境でのRed Hat OpenShiftとRed Hat Enterprise Linuxの分単位での課金を計画

2021年9月9日

日本IBMは、ハイブリッドクラウド環境のために設計・開発した、IBM Power10プロセッサー搭載の最初の製品となるIBM Power E1080サーバーの出荷を本年9月17日から開始します。お客様のIT環境における、安全で摩擦レス(フリクションレス)なハイブリッドクラウド体験*をご支援します。

IBM Power E1080サーバーの画像

消費者のニーズや市場が大きく変化する中、必要なアプリケーションや知見を、必要な時に必要な場所で安全に活用できるプラットフォームが今、求められています。IBM Institute of Business Valueが実施した2021年のCEO調査によると、調査対象となった3,000人のCEOのうち、56%が「今後2~3年の間に最も積極的に推進することは何か」という質問に対して、業務の俊敏性と柔軟性の強化の必要性を強調しています*。多くの企業は、このニーズに対する答えをハイブリッドクラウド・コンピューティング・モデルに求めており、Power E1080は、以下のような重要な特長があります。

摩擦レスなハイブリッドクラウドによりモダナイゼーションを促進

Power E1080のようなIBM Power10サーバーは、オンプレミスでもクラウドでもハイブリッドクラウド全体で一貫したアーキテクチャーを採用しているため、アプリケーションはどの環境でも拡張でき、運用はよりシンプルになり、大きく変化するニーズに柔軟に対応します。

Power E1080とクラウドベースのIBM Power Virtual Serverによるハイブリッドクラウド環境では、オンプレミス上にある基幹アプリケーションを、追加のミドルウェアやアプリケーションの変更を必要とせず、スムーズにクラウドに移行することができます。

また、Power E1080は、Power Private Cloud with Dynamic Capacity (略:Dynamic Capacity)により、コスト効率よくリソースを拡張することが可能となります。Dynamic Capacityでは、未使用のCPU容量を柔軟に拡張・縮小することができ、追加で使用したリソースは使った分だけ支払うモデルです。これにより、クラウドのような支払い体系をデータセンターに導入することができ、サーバーの乱立や長い調達プロセスを回避しながら、運用効率と柔軟性を向上させることができます。

さらに、Power E1080は、コアあたりのOpenShiftコンテナのスループットがx86ベースのサーバーと比較して4.1倍高く*、単一の筐体でより多くのワークロードを同時にデプロイすることができます。オンプレミス・システムでは初めて、Red Hat Enterprise LinuxとRed Hat OpenShiftの両方で分単位の課金をサポートする予定です。

革新的な効率性、セキュリティー、エンタープライズAIを実現するPower10

Power E1080サーバーは、IBMが設計しサムスン電子の7nmプロセスを使用して製造した、IBM初の商用プロセッサーであるIBM Power10を搭載しています。Power10プロセッサー によって、Power E1080は、前世代のPower E980と比較して、ソケットおよびシステムレベルで、コアあたりのパフォーマンスが最大30%向上し、処理性能が50%以上向上*しました。これにより、Power E1080ではPower E980と比較して、同じ処理をする際のエネルギー消費量が33%削減され*脱炭素に貢献するとともに、ハードウェアとソフトウェアのコスト削減も実現します。

また、IBM Power10は、処理性能に影響を与えることなくエンドツーエンドのセキュリティーを可能とする透過的なメモリー暗号化機能*を実装しています。 Power9と比較すると、Power10ではコアあたりの暗号化エンジンの数が4倍になっており、暗号化処理が飛躍的に高速になり、前世代のIBM Powerサーバーと比較して、AES暗号化のコアあたりの処理が2.5倍高速*になっています。

最後に、Power E1080は、コアごとに4つのMMA(Matrix Math Accelerator)エンジンを搭載しており、前モデルと比較して、AI推論の精度を最大5倍以上向上させることができます*。また、ONNX (Open Neural Network Exchange )もサポートしており、TensorFlowやPyTorchなどの最も一般的なフレームワークを使用して、ONNXで利用可能な学習済みのAIモデルは、コードの変更を必要とせずに、x86ベースのサーバーからPower E1080にデプロイすることができます。

ISVやパートナー企業とのエコシステムでさらなる機能強化

主要なSAPアプリケーションのパフォーマンスを測定するSAP Application Performance Standardの値のベンチマークで、Power E1080は、8ソケットシステムとしては、最も近いx86ベースのプラットフォームよりも40%多い174,000以上の2層のベンチマークユーザーを達成し*世界新記録を達成しました。

以上

IBMの将来の方向性および趣旨に関する記述は、予告なく変更または撤回される場合があり、単に目標と目的を示すものです。

* 検証条件などの詳細は http://ibm.biz/Power_disc をご参照ください。

IBM Powerの詳細については、IBM Power10サイトもしくはフライヤー発表についてのブログもご参照ください。

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