ハイブリッドクラウドおよびAI用に設計された
次世代オペレーティング・システムIBM z/OS V2.5を発表
V2.5は、IBM ZのAI活用を加速、セキュリティーを強化し
アプリケーション・モダナイゼーションのための新機能を提供

2021年8月4日

[米国ニューヨーク州アーモンク - 2021年7月27日(現地時間)発]

IBMは本日、お客様のハイブリッドクラウドおよびAIの採用を加速化し、アプリケーション・モダナイゼーション・プロジェクトを推進するために設計された、IBM Z向け次世代オペレーティング・システムIBM z/OS V2.5を発表しました。

本日公表されたIBM Institute for Business Valueの報告書「メインフレーム上でのアプリケーション・モダナイゼーション」によると、調査対象となった経営層の71%が、メインフレームベースのアプリケーションは自社のビジネス戦略の中核となっていて、今後3年間に、ハイブリッドクラウド環境でメインフレーム資産を活用する組織の割合は2倍超にまで増加することが予想されます。

IBM z/OS V2.5は、AIの活用、アプリケーション・モダナイゼーション、レジリエンシーセキュリティーの強化、およびデベロッパー・エクスペリエンスの向上など全体にわたって新機能を提供することにより、お客様にとっての価値の推進を後押しします。

Morning Consult社が実施した「Global AI Adoption Index 2021(世界のAI導入状況2021年)」によれば、調査対象となった全世界のITプロフェッショナルの87%が、データが存在するいかなる場所でもAIプロジェクトを構築して実行できることが、自社にとって非常にもしくはある程度重要であると報告しています。z/OS V2.5によって、IBMは、より多くの情報に基づく意思決定のためのビジネス・インサイトをお客様に提供するために設計された、z/OSのワークロードと強固に統合された新たなハイパフォーマンスAI機能を提供していきます。

「IBMは、ハイブリッドクラウドおよびAI上にすべてを組み込み、私たちは、IBM Zを基盤とするAIのような新たなイノベーションや新たなセキュリティー機能を提供して、お客様が各自のモダナイゼーション・ジャーニーでより迅速に前進できるよう支援することに大きな重点を置いています。お客様にとっては、IBM z/OS V2.5によってプラットフォームに新たなセキュリティーおよびレジリエンシー機能がもたらされ、またすべての商取引にリアルタイムでAIを活用することができるようになります。これは、パンデミックの中で一層緊急性が増した必須事項です」と、IBM Z担当ゼネラルマネージャーのロス・マウリ(Ross Mauri)は述べています。

お客様のデータを未来対応型にするためのセキュリティーの拡張
重要なインフラを狙ったSolarWinds社やColonial Pipeline社へのランサムウェア攻撃のような最近の脅威のさなかにあって、お客様には、全体的なサイバーセキュリティーおよびレジリエンシーに対する姿勢をさらに強化する必要性が絶えず伴います。IBM z/OS V2.5は、これらの課題への取り組みを支援します。これは、認証、許可、ロギング、システム保全性、システムおよびデータ可用性、伝送途中および保存されたデータの暗号化、ならびに全体的なデータ・プライバシー全体にわたる幅広い強化点を明らかにすることで実現し、そこには以下のものが含まれます。

  • 全方位型暗号化を新たなタイプのデータ・セットにまで拡張:現在では、順次の基本フォーマットおよびラージ・フォーマットのSMS管理データ・セットがサポートされるようになり、ユーザーに、アプリケーションを変更することなくデータを暗号化して、コンプライアンスを簡略化する機能を提供します。
  • z/OS Anomaly Mitigation:これは、事前障害分析(PFA)、実行時診断、ワークロード・マネージャー(WLM)、およびJES2を利用して、さらに異常な挙動をほぼリアルタイムで検知できるよう支援し、お客様が潜在的問題に事前に対処できるようにするものです。

ハイブリッドクラウド用の保護されたスケーラブルな環境
お客様がハイブリッドクラウドに向けた取り組みを加速化させるにつれて、保護されたスケーラブルな環境を使用することが、基礎となる変革プロセスにとって不可欠となります。IBM z/OS V2.5は、アプリケーション・モダナイゼーションをサポートして、z/OS上でクラウドネイティブな体験をもたらす、以下のような新たな機能を提供します。

  • 新たなJava/COBOL 相互運用性:これは、31ビットと64ビットの並列アドレッシングをサポートして既存のアプリケーション・プログラミング・モデルを拡張し、エンタープライズ・アプリケーション・モダナイゼーションを簡素化します。
  • z/OS Container Extensions(zCX)の性能強化と使いやすさ向上:これにより、Linuxのアプリケーションおよびユーティリティーをz/OSに統合することができます。
  • クラウド・ストレージを統合するための追加機能:これは、透過クラウド階層化(TCT)とオブジェクト・アクセス方式(OAM)のクラウド階層サポートを通じて提供され、これにより、IBM Z上での簡易なデータ保存およびデータ保護のための、ハイブリッドクラウド・ストレージ環境へのデータ転送に伴う資産および運営の費用を削減します。

IBM z/OS V2.5は、より迅速かつ容易にインストールおよびアップグレードできることが期待され、あるお客様による実証では、IBM z/OS 2.3および2.4と比較して、30%も早くインストールできることが確認できました。タスクの合理化および自動化によってもたらされる簡素化された管理機能により、専門のスキルを必要としない場合もあります。IBM z/OS V2.5は、2021年9月30日に一般向けの提供を開始する計画です。

IBMの将来の方向性および趣旨に関する記述は、予告なく変更または撤回される場合があり、単に目標と目的を示すものです。

以 上

当報道資料は、2021年7月27日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/2021-07-27-Announcing-IBM-z-OS-V2-5,-Next-Gen-Operating-System-Designed-for-Hybrid-Cloud-and-AI(英語)

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