IBM、2021年度第2四半期の連結決算を発表
ハイブリッドクラウド・プラットフォームの導入、コンサルティング、ソフトウェアが牽引して収益成長が改善

2021年7月20日

[米国ニューヨーク州アーモンク - 2021年7月19日(現地時間)発]

ハイライト

2四半期

  • 第2四半期の収益は3%増(事業売却と為替変動の影響を調整した場合は変動なし)の187億ドル
    • クラウド&コグニティブ・ソフトウェア事業による収益は6%増(為替変動の影響を調整した場合は2%増)
    • グローバル・ビジネス・サービス事業は12%増(為替変動の影響を調整した場合は7%増)
  • 事業活動による純現金収入は177億ドル。過去12カ月の調整済フリー・キャッシュ・フローは110億ドル
  • 過去12カ月間のクラウド事業の収益は15%増(事業売却と為替変動の影響を調整した場合は13%増)の270億ドル
  • 第2四半期のクラウドによる収益は、下記に牽引されて13%増(事業売却と為替変動の影響を調整した場合は9%増)の70億ドル
    • クラウド&コグニティブ・ソフトウェア事業のクラウドによる収益は29%増(為替変動の影響を調整した場合は25%増)
    • グローバル・ビジネス・サービス事業のクラウドによる収益は35%増(為替変動の影響を調整した場合は30%増)
  • Red Hatの収益は過去の業績との比較可能性を考慮して調整すると20%増(為替変動の影響を調整した場合は17%増)
  • GAAPベースの売上総利益率は変動なしの48.0%。営業ベース(非GAAP)の売上総利益率は30ベーシス・ポイント成長の49.3%
  • 2020年末以降、債務は64億ドル削減

IBMは本日(現地時間)、2021年度第2四半期の連結決算を発表しました。

IBM会長兼最高経営責任者(CEO)のアービンド・クリシュナ(Arvind Krishna)は、次のように述べています。「第2四半期は、お客様のハイブリッドクラウド・プラットフォームの導入がグローバル・ビジネス・サービスおよびソフトウェアの好業績に貢献し、全般的に収益の成長が改善しました。当社は、お客様ビジネスの中核となるワークフローにAIベースのテクノロジーを組み込んでいくことを継続的に推進しています。当社の取り組みは順調で、通年の収益成長とキャッシュ・フローの目標達成に向けて進んでいます」

GAAPベースの1株あたり利益には購入済無形資産の償却およびその他の買収関連費用、退職関連費用、米国税制改革の制定による影響、Kyndryl(キンドリル)分社化に伴う手続き費用の影響が含まれます。第2四半期におけるKyndryl分社化の費用の影響は、1株あたりマイナス0.15ドルでした。

IBMシニア・バイスプレジデント兼最高財務責任者(CFO)のジェームズ・カヴァノー(James Kavanaugh)は、次のように述べています。「第2四半期の営業利益率拡大と利益の成長は、キャッシュ・フローのパフォーマンスに大きく貢献しました。当社は今年前半に調整済フリー・キャッシュ・フローを増加し、クラウドおよびAI事業を強化するための戦略的買収に投資し、引き続きレバレッジを解消し、コミットメントのとおり配当を増やしました」

キャッシュ・フローおよび財務状況

当社は第2四半期に事業活動により26億ドルの純現金収入を上げました。第2四半期のフリー・キャッシュ・フローは10億ドルとなりました。これには2020年第4四半期に実施した組織構造上の措置による6億ドルの現金面での影響と、Kyndrylの分社化に伴う手続き費用の影響が含まれています。これらの現金面での影響を除外したIBMの調整済フリー・キャッシュ・フローは16億ドルです。当社は配当により株主に15億ドルを還元しました。

当社は2021年上半期に事業活動により75億ドルの純現金収入を上げました。2021年上半期のフリー・キャッシュ・フローは26億ドルとなりました。組織構造上の措置と分社に伴う手続き費用による12億ドルの現金面での影響を除外したIBMの調整済フリー・キャッシュ・フローは38億ドルでした。

過去12カ月間に当社は事業活動により177億ドルの純現金収入を上げました。過去12カ月間のIBMのフリー・キャッシュ・フローは97億ドルでした。組織構造上の措置と分社に伴う手続き費用による現金面での影響を除外したIBMの調整済フリー・キャッシュ・フローは110億ドルでした。

2021年第2四半期末のIBMの手元現金は、主に買収と債務削減のための支払いによって2020年末から61億ドル減少した82億ドルで、これには有価証券が含まれます。グローバル・ファイナンシング事業の債務175億ドルを含めた債務総額は552億ドルとなり、2020年末から64億ドル減り、Red Hat買収手続き完了からは179億ドル減っています。

2四半期のセグメント別業績

  • クラウド&コグニティブ・ソフトウェア事業(クラウド&データ・プラットフォーム、コグニティブ・アプリケーション、トランザクション処理プラットフォームを含む)の収益は、6.1%増(為替変動の影響を調整した場合は2.5%増)の61億ドルでした。クラウド&データ・プラットフォームは、ハイブリッドクラウド・プラットフォームおよびIBM Cloud Pakの成長に牽引されて12%増(為替変動の影響を調整した場合は8%増)となりました。コグニティブ・アプリケーションは12%増(為替変動の影響を調整した場合は8%増)で、セキュリティーおよびAIアプリケーションの成長に牽引されました。トランザクション処理プラットフォームの収益は7%減(為替変動の影響を調整した場合は11%減)。クラウドの収益は29%増(為替変動の影響を調整した場合は25%増)となりました。
  • グローバル・ビジネス・サービス事業(コンサルティング、アプリケーション・マネージメント、グローバル・プロセス・サービスを含む)の収益は、コンサルティングが16%増(為替変動の影響を調整した場合は11%増)、アプリケーション・マネージメントが5%増(為替変動の影響を調整した場合は1%増)、グローバル・プロセス・サービスが28%増(為替変動の影響を調整した場合は25%増)と成長して、11.6%増(為替変動の影響を調整した場合は7.3%増)の43億ドルでした。クラウドの収益は35%増(為替変動の影響を調整した場合は30%増)となりました。売上総利益率は60ベーシス・ポイント減少しました。
  • グローバル・テクノロジー・サービス事業(インフラストラクチャーおよびクラウド・サービスとテクノロジー・サポート・サービスを含む)の収益は0.4%増(為替変動の影響を調整した場合は4.1%減)の63億ドルでした。インフラストラクチャーおよびクラウド・サービスとテクノロジー・サポート・サービスは変動なし(為替変動の影響を調整した場合は4%減)でした。クラウドの収益は1%減(為替変動の影響を調整した場合は5%減)でした。売上総利益率は110ベーシス・ポイント成長しました。
  • システム事業(システム・ハードウェアおよびオペレーティング・システム・ソフトウェアを含む)の収益は、IBM® Z(11%減、為替変動の影響を調整した場合は13%減)およびストレージ・システム(7%減、為替変動の影響を調整した場合は10%減)の減少により7.3%減(為替変動の影響を調整した場合は10.2%減)の17億ドルでした。Power Systemsは2%減(為替変動の影響を調整した場合は5%減)でした。クラウドによる収益は16%減(為替変動の影響を調整した場合は19%減)でした。
  • グローバル・ファイナンシング事業(ファイナンシングおよび中古機器の販売を含む)の収益は、8.6%減(為替変動の影響を調整した場合は11.6%減)の2億4,200万ドルでした。

2021年の年度累計

2021年年初から6月30日までの6カ月間の収益は、2020年の同期の357億ドルから2%増(事業売却と為替変動の影響を調整した場合は1%減)の365億ドルでした。純利益は前年同期比10%減の23億ドルでした。潜在株式調整後1株あたり利益は、2020年同期の2.83ドルから11%減の2.52ドルでした。

GAAPベースの1株あたり利益には、購入済無形資産の償却およびその他の買収関連費用、退職関連費用、米国税制改革の制定による影響、Kyndryl分社化に伴う手続き費用の影響である、1株あたりマイナス1.58ドルの影響が含まれます。Kyndryl分社化の費用の影響は、1株あたりマイナス0.20ドルでした。

2021年年初から6月30日までの6カ月間の営業ベース(非GAAP)の純利益は、前年同期の36億ドルから3%増の37億ドルでした。継続事業による営業ベース(非GAAP)の潜在株式調整後1株あたり利益は、2020年同期の4.02ドルから2%増の4.10ドルでした。

2021年度通期予測

2021年7月中旬の為替レートに基づいて、2021年度通期は収益増となることを予測しています。また、2021年の調整済フリー・キャッシュ・フローは110億ドルから120億ドルの間となることを引き続き予測しています。調整済フリー・キャッシュ・フローは、2020年第4四半期に実施した組織構造上の措置による約30億ドルの現金面での影響と、Kyndrylの分社化に伴う手続き費用の影響を除外しています。

以上

当報道資料は、2021年7月19日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/2021-07-19-IBM-Reports-2021-Second-Quarter-Results (英語)

IBM、ibm.com、IBM Cloud Pak、IBM Z、Powerは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。 現時点での IBM の商標リストについては、https://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml(US)をご覧ください。
Red HatならびにOpenShiftは、米国およびその他の国におけるRed Hat, Inc.およびその子会社の商標または登録商標です。