IBM、2021年度第1四半期の連結決算を発表
ハイブリッドクラウド・プラットフォームの導入が増加、収益の成長が回復し、キャッシュ・フローも堅調

2021年4月20日

[米国ニューヨーク州アーモンク - 2021年4月19日(現地時間)発]

IBMは本日(現地時間)、2021年度第1四半期の連結決算を発表しました。

IBM会長兼最高経営責任者(CEO)のアービンド・クリシュナ(Arvind Krishna)は、次のように述べています。「第1四半期はお客様のハイブリッドクラウド・プラットフォームの導入が増加したことでクラウドの業績が好調だったほか、ソフトウェアおよびコンサルティングが成長したことで、堅調な1年のスタートとなりました。するべきことはたくさんありますが、当社は通年での収益成長と2021年のフリー・キャッシュ・フローの調整済目標の達成を目指していきます」

1四半期の業績ハイライトは以下の通りです。

  • 潜在株式調整後の継続事業による1株あたり利益はGAAPベースで1.06ドル。営業ベース(非GAAP)は1.77ドル
  • 第1四半期の収益は1%増(為替変動の影響を調整した場合は2%減)の177億ドル
    • 第1四半期のクラウド&コグニティブ・ソフトウェア事業による収益は4%増(為替変動の影響を調整した場合は1%増)
    • システム事業は4%増(為替変動の影響を調整した場合は2%増)
    • グローバル・ビジネス・サービス事業は2%増(為替変動の影響を調整した場合は1%減)
  • 第1四半期のクラウドによる収益は21%増(事業売却と為替変動の影響を調整した場合は18%増)の65億ドル
    • 過去12カ月間のクラウド事業の収益は19%増(事業売却と為替変動の影響を調整した場合は18%増)の263億ドル
  • Red Hatの収益は過去の業績との比較可能性を考慮して調整すると17%増(為替変動の影響を調整した場合は15%増)
  • GAAPベースの売上総利益率は120ベーシス・ポイント成長の46.3%。営業ベース(非GAAP)の売上総利益率は110ベーシス・ポイント成長の47.3%
  • 事業活動による純現金収入は4億ドル増の49億ドル。調整済フリー・キャッシュ・フローは8億ドル増の22億ドル
    • 過去12カ月間の事業活動による純現金収入は186億ドル、調整済フリー・キャッシュ・フローは116億ドル
  • 2020年末以降、債務は51億ドル削減

IBMシニア・バイスプレジデント兼最高財務責任者(CFO)のジェームズ・カヴァノー(James Kavanaugh)は、次のように述べています。「第1四半期に当社はビジネス・モデルの基盤を引き続き改善してきました。当社は堅調な現金創出と戦略的な財務管理により、ハイブリッド・クラウドおよびAI事業への投資を増加する一方、第1四半期に大幅にレバレッジを解消し、配当の確保と成長を推進しました」

キャッシュ・フローおよび財務状況
当社は第1四半期に事業活動により49億ドル(グローバル・ファイナンシング事業における売上債権を除くと21億ドル)の純現金収入を上げました。第1四半期のフリー・キャッシュ・フローは15億ドルとなりました。これには2020年第4四半期に実施した組織構造上の措置による6億ドルの現金面での影響と、マネージド・インフラストラクチャー・サービス事業の分離に伴う手続き費用の影響が含まれています。これらの現金面での影響を除外したIBMの調整済フリー・キャッシュ・フローは22億ドルです。当社は配当により株主に15億ドルを還元しました。

過去12カ月間に当社は事業活動により186億ドルの純現金収入を上げました。過去12カ月間のIBMのフリー・キャッシュ・フローは110億ドルでした。上述の現金面での影響を除外したIBMの調整済フリー・キャッシュ・フローは116億ドルでした。

2021年第1四半期末のIBMの手元現金は、2020年末から30億ドル減少した113億ドルで、これには有価証券が含まれます。グローバル・ファイナンシング事業の債務183億ドルを含めた債務総額は564億ドルとなり、2020年末から51億ドル減り、Red Hat買収手続き完了からは166億ドル減っています。

第1四半期のセグメント別業績

  • クラウド&コグニティブ・ソフトウェア事業(クラウド&データ・プラットフォーム、コグニティブ・アプリケーション、トランザクション処理プラットフォームを含む)の収益は、3.8%増(為替変動の影響を調整した場合は0.8%増)の54億ドルでした。クラウド&データ・プラットフォームは、ハイブリッドクラウド・プラットフォームおよびCloud Pakの成長に牽引されて13%増(為替変動の影響を調整した場合は10%増)となりました。コグニティブ・アプリケーションは4%増(為替変動の影響を調整した場合は2%増)で、セキュリティーが成長しました。トランザクション処理プラットフォームの収益は12%減(為替変動の影響を調整した場合は15%減)。クラウドの収益は38%増(為替変動の影響を調整した場合は34%増)となりました。売上総利益率は60ベーシス・ポイント成長しました。
  • グローバル・ビジネス・サービス事業(コンサルティング、アプリケーション・マネージメント、グローバル・プロセス・サービスを含む)の収益は、コンサルティングとグローバル・プロセス・サービスが成長して、2.4%増(為替変動の影響を調整した場合は1.4%減)の42億ドルでした。アプリケーション・マネージメントの収益は減少しました。クラウドの収益は33%増(為替変動の影響を調整した場合は28%増)となりました。売上総利益率は100ベーシス・ポイント成長しました。
  • グローバル・テクノロジー・サービス事業(インフラストラクチャーおよびクラウド・サービスとテクノロジー・サポート・サービスを含む)の収益は1.5%減(為替変動の影響を調整した場合は5.3%減)の64億ドルでした。インフラストラクチャーおよびクラウド・サービスとテクノロジー・サポート・サービスは減少しました。クラウドの収益は6%増(為替変動の影響を調整した場合は2%増)でした。売上総利益率は60ベーシス・ポイント成長しました。
  • システム事業(システム・ハードウェアおよびオペレーティング・システム・ソフトウェアを含む)の収益は、IBM® Zに牽引されて4.3%増(為替変動の影響を調整した場合は2.2%増)の14億ドルでしたが、Power Systemsとストレージ・システムは減少しました。オペレーティング・システム・ソフトウェアは減少しています。クラウドの収益は23%増(為替変動の影響を調整した場合は21%増)でした。売上総利益率は430ベーシス・ポイント成長しました。
  • グローバル・ファイナンシング事業(ファイナンシングおよび中古機器の販売を含む)の収益は、20.0%減(為替変動の影響を調整した場合は21.9%減)の2億4,000万ドルでした。この収益は、ファイナンシング金額の縮小と債権売却を反映しています。

2021年度通期予測
2021年4月中旬の為替レートに基づいて、2021年度通期は収益増となることを予測しています。また、110億ドルの調整済フリー・キャッシュ・フローが2021年には120億ドルになることを予測しています。調整済フリー・キャッシュ・フローは、2020年第4四半期に実施した組織構造上の措置による約30億ドルの現金面での影響と、マネージド・インフラストラクチャー・サービス事業の分離に伴う手続き費用の影響を除外しています。

以上

当報道資料は、2021年4月19日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/2021-04-19-IBM-Reports-2021-First-Quarter-Results (英語)

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