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2021 CEO Study:高業績企業の多くのCEOは従業員の福利厚生を最優先事項に挙げている

3,000名のCEOから得られた洞察によると、人材、テクノロジー、パートナーシップを重視することは、新型コロナウイルス感染症のパンデミック後に成功する鍵となる可能性がある
2021年03月15日

2021年3月15日

[米国ニューヨーク州アーモンク - 2021年2月2日(現地時間)発]

IBM Institute for Business Value(IBV)の新たな調査「2021 CEO Study」では、調査対象の多くのCEOが、今後数年間の最大の課題を「あらゆる場所で働く」人材の管理だと認識していることが明らかになりました。高業績企業(調査対象のうち収益成長率で上位20%に入っていた企業)のCEOは、新型コロナウイルス感染症のパンデミック後に成功を収めるため、人材、テクノロジー、パートナーシップを優先しています。

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ハイブリッド型の職場で働く従業員を支援・強化する
IBMが毎年行う調査によると、2020年の最優先事項はリモートワークの強化であると大多数のCEOが回答しました。高業績企業のCEOの約半数が、「あらゆる場所で働く」リモートワーカーを管理することが今後数年間のリーダーシップにおいて最大の課題であると述べたのに対し、低業績企業(収益成長率で下位20%である企業)のうち同様に回答したのは25%でした。

「新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、多くのリーダーは、自社の人材など必要不可欠なものに注力することを余儀なくされた。多くの従業員の雇用主に対する期待は大きく変化している。『場所を選ばない』働き方によって、リーダーには、アジャイルなテクノロジーの提供、従業員の福利厚生を優先するといったより共感力のあるリーダーシップ・モデルの採用、柔軟で許容度の広い文化の醸成が求められる」とIBMサービスのシニア・バイス・プレジデントであるマーク・フォスター(Mark Foster)は述べています。

さらに、高業績企業のCEOの77%は、短期的な利益を犠牲にしても従業員の福利厚生を優先すると回答しました。一方で、低業績企業のCEOは39%のみが同様の回答をしました。これは、高業績企業のリーダーたちが自社の人材を重視していることを反映しています。

IBMはリーダーたちに、ハイブリッドな労働環境がもたらす長期的な課題を慎重に検討することを推奨しています。その課題には、従業員間のコラボレーションのためのデジタルなクラウド対応ツールの提供、従業員の燃え尽き症候群の防止、多様性と許容性重視の企業文化の維持などが含まれています。

  • 自発的な人員減:14,000人以上のグローバルの消費者を対象としたIBVの調査では、調査対象の従業員の4人に1人が、2021年に転職を計画していると回答しました。その最大の理由は、柔軟性の高い仕事のスケジュールや場所が必要であるということが挙げられました。
  • ダイバーシティ(多様性):従業員を惹きつける最も重要な組織属性の中で、多様性と許容性を挙げているのは、調査対象のCEOのわずか17%でした。

拡張性のある柔軟なテクノロジー基盤
IBVの調査では、2020年の大きな混乱に続き、今後数年間で自社に最も影響を与えるであろう外部要因として、CEOの大多数が技術的要因を挙げていることも分かりました。

多くのCEOは、クラウド、AI、IoTが、自社のビジネスに有効なトップ・テクノロジーであると述べました。ただし、高業績企業のCEOは、低業績企業の2倍の割合で、技術基盤が最大の課題であると述べています。

パートナーシップの重要性の拡大
IBVの調査によると、高業績企業のCEOは、パートナーシップにも重点を置いています。高業績企業のCEOの63%は、パートナーシップが業績を向上させるためにより重要になっていると述べていますが、低業績企業のCEOで同様の回答をしているのは約半数だけでした。この調査結果に基づいてIBMは、高業績企業のCEOは、自分たちが最も得意とすることに注力し、さらに幅広いアイデアやイノベーションの機会にアクセスするためにパートナーやエコシステムを重視しているという結論に至りました。

さらにIBMは、多くのリーダーが気候変動のようなグローバル課題解決への貢献を考えるようになってきていることから、エコシステムは永続的な変化を推進する上で、極めて重要な役割を果たすと推察しています。

IBVの調査には、リーダーが今から経営を仕切り直し、成功に必要な要素に注力するための提言が含まれています。例えば、オープン・ハイブリッドクラウドのような柔軟で拡張性あるテクノロジー・プラットフォームの選択、社員の総合的な福利厚生への投資、オープン・イノベーション・アプローチで成果を上げるためのパートナーシップ等が挙げられています。

調査概要
「Find your Essential」調査では、26業界、50カ国近くの3,000人のCEOを調査しました。Oxford Economicsとの協力で実施され、20年以上にわたるIBMの年次CEO調査に対してベンチマークされています。IBVの調査の全内容については、https://ibm.co/c-suite-study-ceoをご覧ください。

IBM Institute for Business Valueについて
IBM Institute for Business Value(IBV)は、業界の有識者、一流の学者、対象分野の専門家からの専門知識をグローバルな調査とパフォーマンス・データを組み合わせて、テクノロジーとビジネスの接点にある当社の立場から信頼できるビジネスの洞察を提供します。IBVの思想リーダーシップ・ポートフォリオには、調査の詳細、ベンチマークとパフォーマンスの比較、および地域、業界、テクノロジーにわたるビジネスの意思決定をサポートするデータの可視化が含まれています。Twitterで@IBMIBVをフォローしてください。また電子メールで最新の洞察を受け取るには、www.ibm.com/ibvをご覧ください。

ご参考情報:
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2021 CEO Study  -本質を見極める:ポストコロナ時代における価値の再定義
IBV(IBM Institue for Business Value)

当報道資料は、2021年2月2日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/2021-02-02-IBM-Study-Employee-Well-being-is-Major-Priority-for-Many-CEOs-of-High-Performing-Companies

以上

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