IBM、2020年度第3四半期の連結決算を発表
クラウドの収益成長が好調。売上総利益率が増加し、良好な財務状況と高い流動性を確保

2020年10月20日

[米国ニューヨーク州アーモンク 2020年10月19日(現地時間)発]

IBMは本日(現地時間)、2020年度第3四半期の連結決算を発表しました。

IBMの最高経営責任者(CEO)アービンド・クリシュナ(Arvind Krishna)は、次のように述べています。「Red Hatに後押しされた当社のクラウド事業の好調な業績は、お客様が当社のオープンなハイブリッドクラウド・プラットフォームの採用を加速していることを表しています。マネージド・インフラストラクチャー・サービス部門を分社化し、市場をリードする独立した会社が誕生することは、オープンなハイブリッドクラウド・プラットフォームとAIの能力に対するIBMの注力をさらに際立たせています。これにより当社の成長戦略は加速し、IBMは1兆ドル規模のハイブリッドクラウドの市場機会を得る有利な立場に立ちます。」

3四半期の業績ハイライトは以下の通りです。

・潜在株式調整後の継続事業による1株あたり利益はGAAPベースで1.89ドル

・営業ベース(非GAAP)は2.58ドル

・第3四半期の収益は2.6%減の176億ドル(事業売却と為替変動の影響を調整した場合は3.1%減)

  • クラウド&コグニティブ・ソフトウェア事業は7%増(為替変動の影響を調整した場合は6%増)

・クラウド事業の総収益は19%増の60億ドル

  • 過去12カ月間のクラウド事業の収益は22%増(事業売却と為替変動の影響を調整した場合は25%増)の244億ドル

・Red Hatの収益は過去の業績との比較可能性を考慮して調整すると17%増(為替変動の影響を調整した場合は16%増)

・GAAPベースの売上総利益率は180ベーシス・ポイント成長して48%。営業ベース(非GAAP)の売上総利益率は160ベーシス・ポイント成長して49%

・過去12カ月間の事業活動による純現金収入は158億ドル、フリー・キャッシュ・フローは108億ドル

IBMシニア・バイスプレジデント兼最高財務責任者(CFO)のジェームズ・カヴァノー(James Kavanaugh)は、次のように述べています。「第3四半期に当社は、引き続き売上総利益率の拡大を実現するとともに堅調なフリー・キャッシュ・フローを生み出し、十分な流動性を持った健全な資本構造を維持できました。当社にはハイブリッドクラウドおよびAIテクノロジーのイノベーションやスキルへの投資を拡大する財務の柔軟性がある一方、長期的な配当方針を今後も継続していきます。」

キャッシュ・フローおよび財務状況

当社は第3四半期に事業活動により43億ドル(グローバル・ファイナンシング事業における売上債権を除くと19億ドル)の現金収入がありました。第3四半期のフリー・キャッシュ・フローは11億ドルとなりました。当社は配当として株主に15億ドルを還元しました。

2020年第3四半期末のIBMの手元現金は、2019年12月31日から67億ドル増の158億ドルで、これには有価証券が含まれます。グローバル・ファイナンシング事業の債務209億ドルを含めた債務総額は654億ドルとなりました。

3四半期のセグメント別業績

セグメント別業績にはIBMのオープンなハイブリッド・クラウド・プラットフォームの採用拡大が反映されている一方、お客様は引き続き、現金を保持し事業の安定性を維持することを優先させています。

  • クラウド&コグニティブ・ソフトウェア事業(Red Hatを含むクラウド&データ・プラットフォーム、コグニティブ・アプリケーション、トランザクション処理プラットフォームを含む)の収益は、7%増(為替変動の影響を調整した場合は6%増)の56億ドルでした。クラウド&データ・プラットフォームはRed Hatに牽引されて20%増(為替変動の影響を調整した場合は19%増)。コグニティブ・アプリケーションは、セキュリティおよびサプライチェーンが好調で1%増(為替変動の影響を調整した場合は変動なし)。トランザクション処理プラットフォームは収益が減少。クラウドの収益は60%以上成長しました。
  • グローバル・ビジネス・サービス事業(コンサルティング、アプリケーション・マネージメント、グローバル・プロセス・サービスを含む)の収益は、アプリケーション・マネージメントとコンサルティングの減少が影響して、5%減(為替変動の影響を調整した場合は6%減)の40億ドルでした。クラウドの収益は10%増(為替変動の影響を調整した場合は9%増)となりました。売上総利益率は190ベーシス・ポイント成長しました。
  • グローバル・テクノロジー・サービス事業(インフラストラクチャーおよびクラウド・サービスとテクノロジー・サポート・サービスを含む)の収益は4%減の65億ドルでした。クラウドの収益は9%増(為替変動の影響を調整した場合は8%増)でした。
  • システム事業(システム・ハードウェアおよびオペレーティング・システム・ソフトウェアを含む)の収益は、製品サイクルの動態を反映したIBM Zおよびストレージ・システムの減少が影響して15%減(為替変動の影響を調整した場合は16%減)の13億ドルでした。
  • グローバル・ファイナンシング事業(ファイナンシングおよび中古機器の販売を含む)の収益は、20%減の2億7,300万ドルでした。この収益は、OEM向けファイナンシングの段階的縮小を反映しています。売上総利益率は60ベーシス・ポイント成長しました。

2020年の年度累計

年度累計は、2019年7月に手続きが完了したRed Hat買収に伴う取引に関連した影響が反映されています。

連結ベースの潜在株式調整後の1株あたり利益は、前年同期の6.45ドルから27%減の4.72ドルになりました。連結純利益は前年同期比27%減の42億ドルでした。2020年9月30日を期末とする9カ月間の収益は、前年同期の554億ドルから4%減(事業売却と為替変動の影響を調整した場合は2%減)の533億ドルでした。

継続事業による営業ベース(非GAAP)の潜在株式調整後の1株あたり利益は、前年度の8.10ドルから19%減の6.60ドルとなりました。2020年9月30日を期末とする9カ月間の営業ベース(非GAAP)の純利益は、前年同期の72億ドルから18%減の59億ドルとなりました。

以上

当報道資料は、2020年10月19日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/2020-10-19-IBM-Reports-2020-Third-Quarter-Results (英語)

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