ニュースリリース
WorkdayとIBM、お客様の職場復帰計画を支援するためパートナーシップを拡充
2020年8月20日
[米国カリフォルニア州プレザントンおよびニューヨーク州アーモンク – 2020年8月12日(現地時間)発]
Workday(NASDAQ:WDAY)とIBM(NYSE:IBM)は本日、パートナーシップを拡充し、企業やコミュニティーのリーダーが従業員の安全な職場復帰を計画し、スケジュールを立て、モニタリングできるように支援することを目的としたソリューションを、共同で提供することを発表しました。
企業・組織が従業員を職場復帰させるにあたり、安全性優先のための対応を始めると、健康面や地域のガイドライン、政府の政策、従業員の感情、設備の準備、個人防護具(PPE)など多くの要素について検討する必要があります。そして各組織には、設備やワークフォースに対する固有の要件に合わせた対応を必要とする独自の戦略・方針があります。IBMとWorkdayは今回の協業で、プランニング機能と、従業員データ、コミュニティーの健康状態に関するデータ、職場データを組み合わせることで、お客様の職場復帰をサポートし促進するソリューションを提供しています。
- Workday Adaptive Planningはソリューションの中核です。現在、5,200社を超える企業で計画、予測、モデリングに利用されています。またWorkday Human Capital Management(HCM)は、従業員の感情データを提供し、職場復帰に向けた従業員の心の準備に関して洞察を引き出します。
- IBM Watson Worksは、Watsonの人工知能(AI)モデルとアプリケーションを組み込んだ一連の製品で、従業員の職場復帰の課題に関するさまざまな側面に企業が対応できるよう支援します。具体的には、職場復帰の時期に関する判断、従業員データと職場への入室許可の関連付け、設備管理と新しいルールの順守の管理などが挙げられます。
世界中のお客様は、変化の激しい現在の環境の中で、従業員と財務状態をより適切に管理するための革新的なソリューションを求めており、本日の発表は、従業員を安全に職場復帰させるためにWorkdayとIBMが提供するサービスに基づくものです。WorkdayとIBM Servicesは、計画、プログラム、実装の各作業をお客様と連携して進めます。
ワークフォースと職場の需給バランスを維持
WorkdayとIBMの統合ソリューションは、包括的な職場復帰に向けた計画を提供できるよう設計されており、削減された設備の収容能力の供給に対し、拠点や場所ごとに作業スペースの需要のバランスを維持します。このソリューションの重要なポイントとして、以下のように複数のソースから動的に変化するデータを取り込み、継続的な計画、ワークフォースに対する要件、ワークプレイス・プランニングに伴う現在の複雑さに対応します。特にこのソリューションは以下の点でお客様を支援することが可能です。
- 職場の収容能力をモデリングし、職場復帰に向けて従業員の役割と資格を評価作業スペースの供給に対して需要を計画するシナリオをモデリングします。安全衛生ガイドラインに基づいて削減された職場の収容能力を考慮し、業務の役割と資格に基づいて従業員復帰の優先順位をモデリングします。
- コミュニティーのリスクと職場の準備を評価 各営業拠点と従業員の居住地域での新型コロナウイルス感染症の動向を特定し、職場のリーダー、人事のリーダー、ワークフォースと職場の計画担当者がデータに基づく洞察を利用して施設の再開に関する意思決定と計画を行えるようにします。
- 必需品の計画立案 拠点ごとに必需品を追跡し、マスク、手袋、消毒液など、各拠点で従業員に提供する個人防護具が十分にあり、在庫が維持できることを確実にします。
- 従業員の感情を評価し、職場復帰の需要に関する情報を通知 調査データと、働く場所(会社、自宅、またはその両方など)の希望に関するデータを収集し、従業員の希望、感情、懸念事項に関するデータを利用して、職場復帰のシナリオをモデリングします。
- 職場の準備と従業員の安全衛生データを継続してお客様に提供し、職場復帰計画に関する情報を通知 コミュニティー・リスク・スコアの動向をリアルタイムで活用し、リーダーが職場復帰の手順に対してタイムリーな意思決定を行えるようにします。拡張機能として、従業員から自己報告された健康状態と今後の資格について評価することもできます。
Workdayのプランニング・プロダクト部門のゼネラル・マネージャーであるチティズ・ダヤル(Kshitij Dayal)氏は次のように述べています。「CHRO(最高人事責任者)は現在、現場と人員のリアルタイムのデータを統合する複雑さをこれまでとは異なる方法で管理し、ワークフォース・プランニングを戦略から基幹業務にほぼ一晩で移行するという課題に直面しています。計画からモデルまでを包括的に作成するWorkday Adaptive PlanningといったWorkdayの能力とIBM Watson Worksを組み合わせることで、絶え間なく変化する世界でワークフォースとワークプレイスの需要と供給のバランスをとる持続可能なソリューションが利用でき、お客様の職場再開を加速し、ワークプレイス・プランニングを促進できます。」
IBM Cloud and Cognitive SoftwareのAIアプリケーション・ビジネス担当ゼネラル・マネージャーであるカリーム・ユースフ(Kareem Yusuf)博士は次のように述べています。「あらゆる業界のビジネス・リーダーにとって、職場復帰のプロセス中に従業員の安全を維持することは非常に重要です。共同のソリューションについてWorkdayと協力しあうことにより、Watson Worksの機能を拡張させ、お客様は、絶え間なく変化する労働条件や進化するビジネス・ニーズに対応するための俊敏性を向上させることができます。私たちは共に、組織が継続的に計画していくことへの複雑さを克服し、最終的には職場への素早い復帰実現に向けたお手伝いをします。」
統合ソリューションの詳細については、Workdayのマーケットプレイスをご覧ください。
Workdayについて
Workdayは、クラウド型財務・人事用エンタープライズ・アプリケーションを提供する大手プロバイダーです。2005年に設立されたWorkdayは、世界最大規模の企業、教育機関、官公庁などの組織で使用されることを念頭に設計されたファイナンシャル・マネジメント、ヒューマン・キャピタル・マネジメント、アナリティクス・アプリケーションを提供しており、中規模企業からフォーチュン50社にランクインする大企業まで、さまざまな組織に選ばれています。
IBMについて
IBMについての詳細は、https://www.ibm.com(US)をご覧ください。IBMの将来の方向性および意図に関する記述は、予告なしに変更または撤回される可能性があり、あくまでIBMの目標および目的のみを表しています。
Workdayの将来の見通しに関する記述
本プレスリリースには、将来の見通しに関する記述が記載されているほか、Workday製品に期待されるパフォーマンスとメリットに関する記述などの記載もあります。「信じる」、「可能性がある」、「つもりである」、「予定している」、「続ける」、「見込みである」、「意図する」、「期待する」、「模索する」、「計画する」、「推定する」などの文言や同様の表現は、将来見通しに関する記述を示しています。これらの将来見通しに関する記述は、リスク、不確定要素、仮定的見通しの対象となります。リスクが実際に発生した場合、また予測が誤りであると証明された場合、将来の見通しに関する記述で黙示的に示された業績は、Workdayの実際の業績と著しく異なる可能性があります。リスクには、2020年4月30日締め四半期のフォーム10-Qなどの米国証券取引委員会(「SEC」)に提出した書類や、今後適宜SECに提出する報告書などに記述されたリスクが含まれますが、これらに限られるものではありません。Workdayは、これらの将来予想に関する記述のいずれについても、本記事リリースの日付以降に更新する義務を負いません。また、更新する意図も現在ありません。
本書類、またWorkdayのウェブサイトやプレスリリース、パブリック・ステートメントに記載された、未リリースで現在利用不可能なサービス、特徴または機能は、今後Workdayにより変更される可能性があり、計画どおりに提供されない、または提供されない場合があります。Workdayのサービス購入を検討されるお客様は、現在利用可能なサービス、特徴、機能に基づいて購入をご判断ください。
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当報道資料は、2020年8月12日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/2020-08-12-Workday-and-IBM-Expand-Partnership-to-Help-Customers-Plan-Return-to-the-Workplace (英語)
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