IBMとSAP、インテリジェントな企業への移行を支援する新しいオファリングを発表
Evolution Partnershipイニシアチブは新しいインテリジェントな業界ソリューション システムとワークフローのモダナイゼーションを加速させるエンド・ツー・エンドのプロセスを実現

2020年7月2日

日本アイ・ビー・エム株式会社

SAPジャパン株式会社

IBM(NYSE:IBM (英語))とSAP SE(NYSE:SAP (IBM外のWebサイトへ))は本日、両社のパートナーシップにおける次の一歩として、データに基づいたインテリジェントな企業になるため、より予測可能なビジネスの移行を進めるために作られた複数の新たなオファリングを開発する計画を発表しました。

400社を超える企業が、IBMとSAPのデジタル・トランスフォーメーション・パートナーシップ (英語)を通じて、それぞれの社内システムとビジネス・プロセスを最新化しました。COVID-19のパンデミックが世界中の多くの業界に甚大な影響を及ぼし続けているため、組織は、変化する市場の状況と顧客の需要に対して円滑に適応するための俊敏性が必要であることを認識しています。

SAP SEの経営陣の一員であるアデア・フォックス・マーティン(Adaire Fox-Martin)は、次のように述べています。「組織の短期的および長期的な未来は、今日の前例のない困難な市場の状況に対して先見的に対応する能力により決定されます。企業は、価値が実現されるまでの期間の短縮を求める一方で、そのバリュー・チェーン全体を通じてデータを活用し、新たな収益の機会を見出し、顧客と従業員に対して比類のないエクスペリエンスを生み出すことによって、競争上の優位性を獲得します。SAPとIBMのパートナーシップにより、価値の実現を迅速化するために、世界を先導するインテリジェント・アプリケーションとテクノロジーの専門知識のパワーが統合されます。これにより、今日および将来の企業をサポートするトランスフォーメーションが促進されます。このパートナーシップは、市場における両社のお客様にサービスを提供し、そのバランスシートを改善します。」

IBMとSAPのパートナーシップにおける次の一歩では、ビジネス・トランスフォーメーションによって価値が実現されるまでの期間の短縮を推進し、業界固有のデータ価値の提供を通じて業界のイノベーションを加速し、顧客と従業員のエクスペリエンスを改善し、ハイブリッドクラウド環境でワークロードを運用するために高度な柔軟性と選択肢を提供することを目指しています。

IBMサービスのシニア・バイスプレジデントであるマーク・フォスター(Mark Foster)は、次のように述べています。「極めて破壊的で急速に発展している世界で競争するため、企業は組織を再編し、自動化された効率的なビジネス・プロセスを生成する能力が求められています。このようなビジネス・プロセスは、先進テクノロジーを利用して、静的な縦割り型のプロセスを俊敏なインテリジェント・ワークフローに転換することにより実現されます。本日発表する新しいソリューションは、コグニティブ・エンタープライズに向けて速やかに移行するためにお客様を支援してきたIBMとSAPの48年間のパートナーシップにおける新たなマイルストーンです。IBMとSAPのコラボレーションは、意思決定を行う方法を迅速化し、顧客と従業員に対してより有意義なエクスペリエンスを生み出すために、お客様を支援することを目的としています。」

IBMとSAPの新たなコラボレーションは、お客様の新たな価値を生み出すために設計されたソリューションの提供を計画しています。

インテリジェントな業界のエンド・ツー・エンド・プロセスのワークフローを変革
先週発表されたSAPのインダストリー・クラウド (IBM外のWebサイトへ)は、費用対効果の高い変革と持続可能な成長を推進するために、革新的な業界ソリューションを提供します。業界に固有なイノベーションに対する市場の需要への対応をさらに進めるため、IBMとSAPは、お客様がデータに基づく洞察を利用してビジネス上の意思決定を行うことができるように、インテリジェントなエンド・ツー・エンドの業界ワークフローを備えたクラウド・ベースのソリューションを共同で定義し、提供し始めました。最初のオファリングでは、工業機械と構成部品(IM&C)の業界向けにリードから受注、計画から製造に至るビジネス・プロセスに重点を置き、生産性と顧客満足度を高めるためのワークフロー・プロセスの革新において業界のメーカーを支援します。IBMとSAPは、将来の機能を設計し、構築するために、主要なIM&C業界の企業と連携しました。また、SAP® Model Company (IBM外のWebサイトへ)サービスの開発パートナーとして、IBMは通信業界向けのSAP Model Companyサービスを開発するためにSAPと協力しています。このサービスでは、顧客対応プロセスとバックオフィス・プロセスを変革し、5G投資のリターンを最大化するために、通信プロバイダーを支援します。

ハイブリッドクラウド・ソリューションによる柔軟性
米国のSAPユーザー・グループ(ASUG)に対する最近の調査 (IBM外のWebサイトへ )によると、回答者のほとんどは、ハイブリッドクラウド・モデルでSAP S/4HANA®を運用している、または運用を計画していると答えました。企業は、顧客サポートを改善し、新たな市場の需要を満たすために、引き続きビジネス・モデルを急速に発展させ、プロセスを再構成しています。多くの企業は、インテリジェント・エンタープライズを推進するために、ハイブリッドクラウド戦略に移行しています。最適なクラウド環境でワークロードを運用する柔軟性によってお客様を支援するために、IBM、Red Hat、SAPは、SAP Cloud Platformのプライベートな展開とRed Hat OpenShift上の関連する支援サービスを検証することにより、オンプレミスでSAPからマネージド・サービスを提供するために協力します。現在、選択された早期導入企業とともに、お客様が、このソリューションの提供時に必要なセキュリティー(規制対象業界の顧客にとって不可欠な要件)を備えた付随的な拡張機能を構築できるようにすることが計画されています。

顧客と従業員のエクスペリエンスを再考する
インターネット、スマートフォン、ソーシャル・メディアにより、企業、製品、管理者、または共有サービスによる経験の質に関するフィードバックを顧客や従業員が共有することはかつてないほど容易になりました。IBMグローバル経営層スタディ (英語)によると、ビジネスリーダーの82%は、データが戦略的優位性を生み出し、顧客からの信頼を強化し、収益を増大させると確信しています。IBMとSAPでは、企業によるデータ価値向上を支援するために、SAPカスタマー・エクスペリエンス・ポートフォリオとSAP(Qualtrics)のエクスペリエンス管理ソリューションを活用したテクノロジーおよびサービスの提供を計画しています。これによりお客様は、次世代オムニチャネル・エクスペリエンスの提供や、利害関係者のエクスペリエンスの効果の測定および改善が可能になります。このコラボレーションは、複数の業界にわたる顧客ロイヤリティー、顧客および従業員のエンゲージメント、ブランドと製品の品質の推進を支援することを目指しています。IBMは、SAPのエクスペリエンス管理ソリューションをIBMの組織変更管理フレームワークの一部としてプロジェクトのデリバリーに活用し、他とは一線を画す最適化されたプロジェクト・エクスペリエンスをお客様に提供することを計画しています。

プロセスを自動化して迅速な変革を実現
IBMとSAPは共同で、IBM Accelerated Move Centerを構築しています。これは、インテリジェント・エンタープライズへの移行をさらに自動化および加速し、SAP S/4HANAへの移行パスをより予測しやすくするように設計された次世代の移行ファクトリーです。この新サービスは、事前構成された基本的な業界テンプレートを利用し、IBM Researchと合同で構築した自動化および構成ツールを活用する、パッケージ化された統合アプローチになる予定です。

これらの新しいオファリングは、SAPのインテリジェント・スイートとSAPの業界別クラウド・ソリューションをベースとしており、お客様はSAPやIBMのテクノロジー(AI、機械学習、オートメーション、アナリティクスなど)を活用できるようになります。これらのオファリングは、IBMの新しい進化型プラットフォーム上に構築されます。このプラットフォームは、事前構成済みの業界別インパクト・ソリューション (IBM外のWebサイトへ)といったIBMのソリューションだけでなく、企業が高度な洞察を作成し、機能を統合し、SAPアプリケーションの構築、拡張、強化が可能になるSAPのビジネス・テクノロジー・プラットフォームとの相互運用が加わります。この相互運用の目標は、お客様がSAPのインテリジェント・スイートをより効率的に利用でき、クラウドに移行し、データを事業価値に変換し、新興テクノロジーを利用してインテリジェントなワークフローをサポートすることにあります。

最終合意の条件および詳細は今後確定予定です。

IBMについて
IBMのサービスに関する詳しい情報は、https://www.ibm.com/services(US)をご覧ください。
IBMのSAPサービスに関する詳しい情報は、https://www.ibm.com/services/sap(US)をご覧ください。

IBMの将来の方向性および意図に関する記述は、予告なしに変更または撤回される場合があります。ここで表明されているのは、現時点の目標および目的のみです。

 

SAPについて
SAPはインテリジェント・エンタープライズを基盤とするエクスペリエンス・カンパニーとして、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアの市場をリードし、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えています。世界中の商取引売上の 77% は何らかの SAPシステムを使用しており、SAPの機械学習、IoT、高度なアナリティクスの技術は、顧客のビジネスを「インテリジェント・エンタープライズ」に変革していくことに寄与しています。SAPは、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するためのコラボレーションを促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、44万を超える官民の顧客が利用して利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。顧客、パートナー、従業員、ソートリーダーなどのグローバル・ネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。詳しい情報は、www.sap.com (IBM外のWebサイトへ)をご覧ください。

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