ニュースリリース
神戸製鋼所の働き方変革を、RPAによる自動化で支援
2020年5月11日
日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は、株式会社神戸製鋼所(神戸本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:山口貢、以下 神戸製鋼所)の働き方変革を支援するため、経営企画部、人事労政部、品質統括部などの本社業務を対象にRPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)による自動化を支援しました。神戸製鋼所は、2019年度の全社働き方変革活動として全社にRPAを推進しており、本社業務へのRPA導入では10月から半年の間に20業務25ロボの実装を行いました。また、この取り組みは、コベルコシステム株式会社(本社:兵庫県神戸市代表取締役社長:田野美雄)との協業により実現しました。神戸製鋼所全社では、すでにRPAを導入している鉄鋼アルミ事業部門を含めて120台以上のロボットが稼働することになり、全体で2,680時間/月の時間削減を実現しています。
神戸製鋼所は、優秀な人材の確保・定着のため、業務変革、就業ルール変革、ワークスタイル変革を活動の3本柱として、働き方変革を進めています。2018年度からは第二ステージとして、さらなる業務効率化により、総労働時間の削減を進め、社員一人ひとりの自己成長やワークライフバランスの充実に取り組んでいます。
RPAは、さまざまなシステムやツールを使って手作業で行っていた定型的な作業を、ソフトウェア・ロボットに代替させて自動化する取り組みで、既存のシステムに大幅な変更を加えることなく導入できます。また、幅広い業務の棚卸を行うことで全体最適を検討し、効果の最大化と投資の最小化を比較して導入を進めることで、より効果的な成果につなげることができます。
今回、神戸製鋼所は、日本IBMの支援により、本社業務13部門へのヒアリングを通して、300以上の業務を棚卸し、その中から自動化による効果が見込まれる業務を分析することで、20業務を対象に25のロボット・システムを構築しました。RPAを導入する業務は、経営企画部の幹部会議支援業務、人事労政部の勤務実績管理業務、品質統括部の品質管理データ集計業務などです。またさらに、AI機能を持つOCRやPaaS/SaaSなど、RPA以外の先端ツールを広く活用することで約60業務の効率化を目指しています。今後は、本社業務全体で自動化できる範囲を大きくし、部門横断で活用できる共通ロボットの開発も進める予定です。
以上
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