IBM、2020年度第1四半期の連結決算を発表
クラウドの業績が引き続き成長。売上総利益率が増加し、良好な財務状況と高い流動性を確保

2020年4月21日

[米国ニューヨーク州アーモンク 2020年4月20日(現地時間)発]

IBMは本日(現地時間)、2020年度第1四半期の連結決算を発表しました。

IBMの最高経営責任者(CEO)であるアービンド・クリシュナ(Arvind Krishna)は、次のように述べています。「IBMは引き続き、新型コロナウイルスによるパンデミックという差し迫った課題への対応を支援し、お客様のミッション・クリティカルなワークロードのハイブリッド・クラウド環境への移行やAIの適用領域を拡大した業務の変革に力を注いでいきます。当社第1四半期のクラウドの業績は、今日のIBMのテクノロジーと専門知識に対するお客様の信頼を反映したものであり、お客様の将来に向けたハイブリッド・クラウドのプラットフォームを構築し続けることができるようにするものです。」

1四半期の業績ハイライトは以下の通りです。

  • 潜在株式調整後の継続事業による1株あたり利益はGAAPベースで1.31ドル
  • 営業ベース(非GAAP)は1.84ドル
  • 第1四半期の収益は3.4%減の176億ドル(事業売却と為替変動の影響を調整した場合は0.1増)
    • クラウド&コグニティブ・ソフトウェア事業は5%増(為替変動の影響を調整した場合は7%増)
    • システム事業は3%増(為替変動の影響を調整した場合は4%増)
    • グローバル・ビジネス・サービス事業は前年同期比変動なし(為替変動の影響を調整した場合は1%増)
  • クラウド事業の総収益は19%増(事業売却と為替変動の影響を調整した場合は23%増)の54億ドル
    • 過去12カ月間のクラウド事業の収益は13%増(事業売却と為替変動の影響を調整した場合は16%増)の220億ドル
  • Red Hatの収益は過去の業績との比較可能性を考慮して調整すると18%増(為替変動の影響を調整した場合は20%増)
  • GAAPベースの売上総利益率は90ベーシス・ポイント成長。営業ベース(非GAAP)の売上総利益率は150ベーシス・ポイント成長
  • 過去12カ月間の事業活動による純現金収入は145億ドル、フリー・キャッシュ・フローは116億ドル
  • 新型コロナウイルスの影響を考慮して、IBMは2020年通期の業績予測を撤回。第2四半期末におけるマクロ経済の回復状況に基づいて見直しを行う予定。

IBMシニア・バイスプレジデント兼最高財務責任者(CFO)のジェームズ・カヴァノー(James Kavanaugh)は、次のように述べています。「当社の経常収益、売上総利益率の継続的な拡大、良好な財務状況と流動性は、前例のないビジネス環境における諸要素の安定化に貢献しています。当社は現在の環境に対応するために、当社の事業において必要な柔軟性と事業効率向上のための対策を講じてきました。」

キャッシュ・フローおよび財務状況

当社は第1四半期に事業活動により45億ドル(グローバル・ファイナンシング事業における売上債権を除くと21億ドル)の純現金収入を上げました。第1四半期のフリー・キャッシュ・フローは14億ドルとなりました。当社は配当により株主に14億ドルを還元しました。

2020年第1四半期末のIBMの手元現金は120億ドルで、これには有価証券が含まれます。グローバル・ファイナンシング事業の債務223億ドルを含めた債務総額は643億ドルとなり、2019年第2四半期末から87億ドル減っています。

第1四半期のセグメント別業績

  • クラウド&コグニティブ・ソフトウェア事業(クラウドおよびRed Hatを含むデータ・プラットフォーム、コグニティブ・アプリケーション、トランザクション処理プラットフォームを含む)-- 収益は、5%増(為替変動の影響を調整した場合は7%増)の52億ドルで、中でもクラウド&データ・プラットフォームはRed Hatに牽引されて32%増(為替変動の影響を調整した場合は34%増)でした。
  • グローバル・ビジネス・サービス事業(コンサルティング、アプリケーション・マネージメント、グローバル・プロセス・サービスを含む)-- 収益は、前年同期比変動なし(為替変動の影響を調整した場合は1%増)の41億ドルで、コンサルティングは成長して4%増(為替変動の影響を調整した場合は5%増)でした。売上総利益率は100ベーシス・ポイント成長しました。
  • グローバル・テクノロジー・サービス事業(インフラストラクチャーおよびクラウド・サービスとテクノロジー・サポート・サービスを含む)-- 収益は6%減(為替変動の影響を調整した場合は4%減)の65億ドルでした。売上総利益率は30ベーシス・ポイント成長しました。
  • システム事業(システム・ハードウェアおよびオペレーティング・システム・ソフトウェアを含む)-- 収益は、IBM Zが59%増(為替変動の影響を調整した場合は61%増)、およびストレージ・システムが18%増(為替変動の影響を調整した場合は19%増)と好調だったことに支えられ、3%増(為替変動の影響を調整した場合は4%増)の14億ドルでした。売上総利益率は410ベーシス・ポイント成長しました。
  • グローバル・ファイナンシング事業(ファイナンシングおよび中古装置の販売を含む)-- 収益は、26%減(為替変動の影響を調整した場合は25%減)の2億9,900万ドルでした。この収益は、OEM商業ファイナンシングの段階的縮小を反映しています。売上総利益率は580ベーシス・ポイント成長しました。

税引前利益および税率

税引前利益は約9億ドルの費用の影響を受けています。この費用は主に、グローバル・テクノロジー・サービス事業の競争力を向上するための組織上の措置に関連したものです。 IBMの第1四半期におけるGAAPベースおよび営業ベース(非GAAP)の税率には知的所有権の企業間移転に関連する非現金の個別の税優遇措置の効果が含まれており、これが組織上の措置による費用を相殺して余りあるものとなりました。

以上

当報道資料は、2020年4月20日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/2020-04-20-IBM-Reports-2020-First-Quarter-Results (英語)

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