IBM、米国特許取得企業ランキングで28年連続首位を獲得。AI、ハイブリッドクラウド、量子コンピューティング、サイバーセキュリティーを革新
四半世紀以上の首位獲得は、IBMが長きにわたり科学的発見と革新というカルチャーに取り組んできた成果

2021年1月13日

[米国ニューヨーク州アーモンク – 2021年1月12日(現地時間)発]

IBM(NYSE:IBM)の科学者や研究員は、2020年に9,130件の米国特許を取得しました。この数字は他社に抜きん出るものであり、IBMは特許獲得数が28年連続で1位となりました。IBMは、AI、クラウド、量子コンピューティング、およびセキュリティー関連の特許取得数において業界トップとなりました。

IBM Researchのシニア・バイスプレジデント兼ディレクターのダリオ・ギル(Darío Gil)は次のように述べています。「世界はこれまで以上に科学的な考え方と行動を必要としています。好況時にも不況時にも研究開発への投資を続けるIBMの取り組みは、新製品を発表して新たなITの開拓企業となるための道を拓き、IBMのお客様や社会に大きな利益をもたらしています。IBMには、各自の分野において専門知識の境界を前進させることに日々専念している発明者が世界中におり、こうした発明者のおかげで、IBMの革新をもたらすカルチャーは現在、かつてないほど強力になっています」   

IBMは主要なテクノロジー分野全体において、米国での特許獲得数で業界をリードしています:

AIをさらに直感的に
企業によるAIの使用をさらに拡大する新しいAIテクノロジーが開発され、IBMはAI関連で2,300件を超える特許を取得しました。この分野の特許の例として、仮想エージェントが顧客と話す際に感情への反応を高めるテクノロジーや、難しい判断を下す際の意思決定に役立つAIなどがあります。2つ目の例では、書面や口頭によるさまざまな情報ソースから意思決定に関わる重要なポイントを要約し、それを分かりやすく可視化した上で提示するものです。IBMは、自然言語処理、オートメーション、AIへの信頼の構築に革新をもたらし、IBM Researchの新機能をIBM Watsonに継続的に追加していくことに重点を置いています。こうしたIBM Researchの新機能として、2020年にIBM WatsonチームがProject Debaterの機能を初めて商用化すると発表しました。この機能は、膨大な量のテキストを要約して、特定のトピックについて適切に構造化されたスピーチを構築し、主張を明確にしてスピーチの利用意図を理解した上で提供するテクノロジーです。

エッジでのハイブリッドクラウドのデプロイを合理化
IBMがこれまでに取得したクラウド・テクノロジーおよびハイブリッドクラウド・テクノロジーに関連する特許の数は3,000件を超えます。CIOが今日直面している重要な決定の1つに、オンプレミスで処理すべきデータとクラウドで処理すべきデータを決定しなければならないということがあります。そこで、データ処理コンポーネントを、クラウド、エッジ、およびその中間にあるコンピューティング・デバイス間にインテリジェントに分散させるテクノロジーがIBMの発明者によって開発されました。このテクノロジーにより、レイテンシーに影響を受けやすいIoTワークロード(GPSによる運転指示など)に対してハイブリッドクラウドを大幅に最適化することができるようになります。エッジ製品やハイブリッドクラウド製品は、IBMの製品ロードマップの重要な位置を占めます。2020年の話をすると、AIやアナリティクスやIoTのエンタープライズ・ワークロードをデプロイすることで遠隔管理が可能になりリアルタイムの分析とインサイトを大規模に提供できるようにする自律管理ソリューションであるIBM Edge Application Managerが2020年5月にリリースされました。さらに2020年11月、IBMは企業がエッジや5Gを最大限利用できるようにするIBM Cloud for Telecommunications (英語)を発表しました。ホリスティックなハイブリッドクラウドオファリングは、ミッションクリティカルなワークロードをネットワークコアからエッジまで一貫して管理できるように設計されたIBMの革新的な暗号化機能を活用して、通信プロバイダーが顧客のイノベーションを推進しながらデータからより多くの価値を引き出すようにします。

強力な量子アプリケーションの基盤の構築
量子コンピューティングにはIBMが特に重点を置いており、これは量子コンピューティングの特許におけるIBMのリーダーシップに反映されています。たとえば、ある特許は、量子コンピューターでの量子分子シミュレーションのマッピングを簡素化します。その結果、研究者は、量子コンピューターで化学反応をシミュレートすることを模索し、新しい材料や医薬品に関する発見プロセスがいつどのように革新を引き起こすかを理解できるようになります。IBMはまた、量子コンピューターでより正確で効率的なリスク分析計算を調査する基盤を築く特許も取得しました。これらのアイデアは、主要金融機関とのパートナーシップで行われた研究によってすでに拡張されています。

世界で最も機密性の高いデータのセキュリティーを最大化
特に規制の厳しい業界では企業が自社のデータ保護に取り組んでいるため、IBMの発明者は1,400件を超えるセキュリティー関連の特許を取得しました。取得した特許の1つは、完全準同型暗号(FHE)に使用されます。FHEとは、使用中のデータのセキュリティーを最大化するために、処理中に暗号化されたままのデータに対して計算を実行するIBMの先駆的な方法です。従来、暗号化されたデータを処理するには、結果を処理して再暗号化する前に復号化する必要があったため、暗号化されていない間、データはより脆弱になりました。IBMの発明者は、暗号化されたデータを編成し、FHEベクトル比較操作を効率的に実行してデータのセキュリティーを最大化することができる技術の特許を取得しました。IBM Securityは、企業が完全準同型暗号化を試すことができるサービスを2020年12月に開始しています。

特許は、米国の46州と54カ国にいる9,000人を超える発明者に授与されました。1920年以降、IBM15万件を超える米国特許を取得しており、磁気記憶からレーザー眼科手術に至る革新において重要な役割を果たしてきました。IBMの科学研究のカルチャーは企業の革新の遺産として不可欠なものであり、IBMのお客様にも世界にも重要です。そのため20204月、IBMは、Open COVID Pledgeの創設パートナーになることを発表しました。これによって、コロナウイルスの診断、予防、封じ込め、または治療を支援する技術を開発している人々が、世界中の8万件を超える特許のポートフォリオの特許および特許出願に無料でアクセスすることが可能になります。

IBMの特許リーダーシップについてはこちらをご覧ください。
IBM’s innovation: Topping the US patent list for 28 years running
https://www.ibm.com/blogs/research/2021/01/ibm-patent-leadership-2020/ (英語)

※2020年の特許データは、IFIクレーム特許サービスから提供されています。
https://www.ificlaims.com (IBM外のWebサイトへ)

以上

当報道資料は、2021年1月12日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/2021-01-12-IBM-Tops-U-S-Patent-List-for-28th-Consecutive-Year-with-Innovations-in-Artificial-Intelligence-Hybrid-Cloud-Quantum-Computing-and-Cyber-Security (英語)

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