ニュースリリース
浜松科学館でAIを活用した科学学習情報システムの稼働開始 - IBM Watsonを用いたアクティブ・ラーニング型の展示体験を提供 -
TOKYO - 05 7 2019: 2019年7月5日
日本アイ・ビー・エム株式会社(以下:日本IBM)は、株式会社乃村工藝社(以下:乃村工藝社)の委託により、本年7月6日の浜松科学館(静岡県浜松市)リニューアルオープンにあわせ、新たにAIを活用した来館者向けの科学学習情報システムを構築しました。浜松科学館は、新システムを展示アイテムと連動させ、来館者から次々と興味を引き出すような能動的で双方向な学びを実現し、「アクティブ・ラーニング型」の展示体験を提供していきます。
今回リニューアルする浜松科学館は、大幅な展示更新と施設改修を行い、子供も大人も共に科学を楽しむことができる体験型ミュージアムへと生まれ変わります。科学学習情報システム「コンパス」と名付けられた新システムの開発・構築・運用は、乃村工藝社が日本IBMおよび株式会社ユピテルプラスと準備を進めてきました。
今回開発した科学学習情報システム「コンパス」は、科学に関する原理解説やサイエンス・コミュニケーターがデザインした会話などをIBM® Cloud上のIBM Watsonを活用して学習し質問者の興味を引き出すよう働きかけます。来館者は展示ブースでスマートフォンアプリに話しかけ、新システムとの質問や回答を重ねていく中で、科学の原理や仕組みをより深く学ぶことができるようになります。
* 貸し出し⽤デバイスのイメージ:各展示の受信ポイントでデバイスをかざすと、展示を学習するためのAI(IBM Watson)による会話がはじまります。
浜松科学館は、日々進展していく科学情報や来館者の興味など、来館者に学んでもらうための働きかけを継続的に新システムに学習させていくことで、来館者の主体的な学び、チャレンジする気持ちを育んでいきます。
【業務分担】
- 日本IBM:IBM Watson開発、構築
- 乃村工藝社:企画・制作ディレクション、運用
- ユピテルプラス:デザイン、アプリ開発、IBM Watson連携
【浜松科学館】
浜松科学館は開館33年目を迎える2019年7月に、「みらいーら」という愛称でリニューアルオープンします。これからの新しい時代に向けて、市民に親しまれる科学館として、市民の科学的リテラシーを育むとともに、科学好きな子供と未来を担う人材を育成する施設としていきます。
静岡県浜松市中区北寺島町256番地の3
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