ニュースリリース
IBM、DataOpsの機能拡張をCloud Pak for Dataに追加し、お客様が自社データをAI対応にできるようサポート
TOKYO - 17 9 2019:
2019年9月10日
- データ品質とガバナンスの簡素化のために設計された、Cloud Pak for Dataで利用可能なDataOpsの新機能
- StoredIQ InstaScanという新オファリングで、リスク評価、準拠性、AIプロジェクトの簡素化を促進
- DataOpsのプラクティスを取り入れ、データ・サイエンス・エリート・チームを強化
[米国ニューヨーク- 2019年9月10日(現地時間)発)]
IBM(NYSE:IBM)は本日、DataOps方法論を活用してお客様が自社データをビジネスで使えるAI対応データにできるようサポートする、Cloud Pak for Dataの機能強化を発表しました。
企業データが急増し複雑化する中、データ・セットを収集しAIで利用できるよう準備するのに莫大な時間がかかるようになっています。リソースにもストレスがかかるようになり、AIプロジェクトがとまってしまう場合すらあります。データの準備、管理、自動化を向上させていくことは、発展する協業型のDataOps(データ・オペレーション)の原則を支える柱です。DataOpsとは企業全体でデータ・フローを自動化して簡素化するための方法を指します。IBMが進めるAI Ladderというコンセプトにおいては「Organize」のステップにあたります。このステップにおいて、お客様はデータ・セットをAIで利用可能なデータへと変換することができます。
IBM Data and AIのゼネラル・マネージャーであるロブ・トーマス(Rob Thomas)は、次のように述べています。「AIプロジェクトの着実な成功への道はビジネス対応のデータから始まり、それを実現するための方法論がDataOpsです。IBMが本日発表した内容には、より多くの自動化、ガバナンス、コラボレーションの機能をIBM製品に組み込むことから、データ・サイエンス・エリートのプラクティス強化までが含まれていますが、そのどれもが、IBMがこの1年間取り組んできたものをベースとしています。すなわち、お客様のAIへのジャーニーを加速できるよう、考え抜かれた一貫性のある統一されたやり方でそのプロセスを加速できる実用的な方法をお客様に提供するということです」
本発表に含まれる主な技術的な強化には以下があります。
• Watson Knowledge Catalog(WKC)。IBMのマルチクラウド対応のデータとアナリティクスのプラットフォームであるCloud Pak for Dataに組み込まれたこのIBMのデータおよびAIのカタログに、ポリシーを適用するための品質およびガバナンスの新機能が追加されました。WKCには一定のガバナンス機能がすでに備わっており、社会経済データ、世帯データなど、豊富な第三者データへのアクセスが可能で、1つのエンタープライズ・カタログ内で企業データと結合することができます。
• StoredIQ InstaScanは、非構造化データの管理およびプライバシーのための新しいソリューションで、データ・ソースにおけるコンプライアンスやプライバシー上のリスクの高いホットスポットを特定するよう設計されています。また、可能な対策や推奨事項の優先順位付けを行い、コンプライアンス・データの収集義務やAIプロジェクトに対応するのに必要な時間を短縮できます。さらに、ユーザーは定期的にリスク評価テストを実施して、データの信頼性を確立することができます。このソフトウェアを使用することで、クラウド・データ・ソースの評価に関するポリシーを定義することができ、データの収集と管理が説明のつくものであり、かつ正確なものであると保証するのに役立ちます。
• InfoSphere DataStageは、Cloud Pak for Dataで利用できる優れたETL(抽出、移行、ロード)ツールで、Change Data Captureと呼ばれる新機能が追加されます。この新機能は、データ変更を継続的に取り込み、自動的に変換し、お客様が要求する場所に届けられるよう設計されています。この他、本プラットフォームに追加される新機能で、データ・カタログからアセットを特定後、ジョブを自動生成することができるようになります。これにより、データ・エンジニアのユーザー・エクスペリエンスが改善されます。さらに、ビジネス・ユーザーとデータ・エンジニアがデータや洞察を容易に共有できるようになる新しいコラボレーション機能も追加されます。
当報道資料は、2019年9月10日(米国ニューヨーク州 - 現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースを参考にしています。原文は下記URLを参照ください。
IBM、IBM ロゴ、ibm.com、InfoSphere 、StoredIQ、Watson は、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp. の商標です。現時点でのIBM 商標リストについてはwww.ibm.com/legal/copytrade.shtml をご覧ください。
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