ニュースリリース

IBM、2019年度第2四半期の連結決算を発表

ソフトウェア、コンサルティング、クラウドによる収益が成長、利益率の拡大が継続
2019年07月18日

TOKYO - 18 7 2019: 
2019年7月18日

 

[米国ニューヨーク州アーモンク 2019年7月17日(現地時間)発]

第2四半期ハイライト

  • 潜在株式調整後の継続事業による1株あたり利益はGAAPベースで2.81ドル
  • 営業ベース(非GAAP)は3.17ドル
  • 第2四半期の収益は4.2%減(為替変動の影響を調整した場合は1.6%減)の192億ドル
    • クラウドおよびコグニティブ・ソフトウェアとグローバル・ビジネス・サービス部門の収益が成長
    • クラウドおよびコグニティブ・ソフトウェアは3.2%増(為替変動の影響を調整した場合は5.4%増)
  • グローバル・ビジネス・サービス部門は0.5%増(為替変動の影響を調整した場合は3.4%増)
  • 過去12カ月のクラウドによる収益は5%増(為替変動の影響を調整した場合は8%増)の195億ドル
  • 売上総利益率は100ベーシス・ポイント成長。過去5年以上で最高の対前年成長に
  • 営業活動による純現金収入は過去12カ月に161億ドル。過去12カ月のフリー・キャッシュ・フローは127億ドルに
  • 第2四半期を終えて、Red Hat買収による影響を除外すると、通期の潜在株式調整後の1株あたり利益、およびフリー・キャッシュ・フローの予測を維持< >Red Hat買収による影響を含む2019年度通期予測の更新を8月2日に発表する予定かねて表明している通り、Red Hatとその関連活動によって、初年にフリー・キャッシュ・フローが増大し、買収手続き完了2年目の年末までに営業ベース(非GAAP)の1株あたり利益が増大するという予測を維持クラウドおよびコグニティブ・ソフトウェア(クラウドおよびデータ・プラットフォーム、コグニティブ・アプリケーション、トランザクション処理プラットフォームを含む)-- 収益は、3.2%増(為替変動の影響を調整した場合は5.4%増)の56億ドルで、5%増(為替変動の影響を調整した場合は7%増)のクラウドおよびデータ・プラットフォームと、3%増(為替変動の影響を調整した場合は5%増)のコグニティブ・アプリケーション、そして2%増(為替変動の影響を調整した場合は4%増)のトランザクション処理プラットフォームの成長が牽引しました。
  • グローバル・ビジネス・サービス部門(コンサルティング、アプリケーション・マネージメント、グローバル・プロセス・サービスを含む)-- 収益は、0.5%増(為替変動の影響を調整した場合は3.4%増)の42億ドルで、2%増(為替変動の影響を調整した場合は5%増)を達成したコンサルティングの成長に牽引され広範囲にわたる強みを発揮しました。
  • グローバル・テクノロジー・サービス(インフラストラクチャーおよびクラウド・サービスとテクニカル・サポート・サービスを含む)-- 収益は6.7%減(為替変動の影響を調整した場合は3.5%減)の68億ドルでした。売上総利益率は120ベーシス・ポイント成長しました。
  • システム(システム・ハードウェアおよびオペレーティング・システム・ソフトウェアを含む)-- 収益は、Power Systemsが成長したものの、IBM Zおよびストレージの製品サイクルの影響がそれを上回り、19.5%減(為替変動の影響を調整した場合は18.0%減)の18億ドルでした。
  • グローバル・ファイナンシング(ファイナンシングおよび中古装置の販売を含む)-- 収益は、OEM商用ファイナンシングの縮小を反映して、11.0%減(為替変動の影響を調整した場合は8.5%減)の3億5,100万ドルでした。

2019年度通期予測の更新

IBM(NYSE:IBM)は本日(現地時間)、2019年度第2四半期の連結決算を発表しました。 IBM会長、社長 兼CEOのジニー・ロメッティは、次のように述べています。「第2四半期に当社は、クラウドおよびコグニティブ・ソフトウェア分野での好調な業績に牽引され、付加価値の高い事業分野が引き続き成長しました。Red Hatの買収手続き完了により、当社は真にオープンなハイブリッド・マルチクラウド・プラットフォームを提供し、リーダーとしての地位を強化するとともに、お客様がデジタル変革の第二章を成功できるようご支援していきます。」

IBMシニア・バイスプレジデント 兼 最高財務責任者(CFO)のジェームズ・カヴァノー(James Kavanaugh)は、次のように語っています。「当社は第2四半期も勢いを持続し、お客様への高付加価値オファリングの増加によって売上総利益率を成長させるとともにフリー・キャッシュ・フローを拡大しました。Red Hatの買収がどのようにIBM収益の成長促進や高価値モデルへの貢献、今後のフリー・キャッシュ・フロー創出の強化などにつながっていくかを8月2日にご説明する予定です。」

キャッシュ・フローおよび財務状況

当社は第2四半期に事業活動により29億ドル(グローバル・ファイナンシング事業における売上債権を除くと28億ドル)の純現金収入を上げました。第2四半期のフリー・キャッシュ・フローは24億ドルとなりました。当社は14億ドルの配当と3億ドルの株式買い戻しにより、株主に計18億ドルを還元しました。当社は2019年7月9日に株式買い戻しプログラムを一時停止しました。

2019年第2四半期末のIBMの手元現金は464億ドルです。そのうち約340億ドルはRed Hat買収手続き完了のために7月に使用されました。グローバル・ファイナンシング事業の債務250億ドルを含めた債務総額は、730億ドルとなりました。

第2四半期のセグメント別業績

2019年度通期予測

2019年度通期におけるGAAPベースの潜在株式調整後の1株あたり利益は12.45ドル以上、営業ベース(非GAAP)では13.90ドル以上、フリー・キャッシュ・フローは約120億ドルという予測に向けて、第2四半期終了までIBMは順調に推移しています。これらからはRed Hatおよびその関連活動による影響は除外されています。営業ベース(非GAAP)の潜在株式調整後の1株あたり利益予測は、購入済無形資産の償却、その他の買収関連費用(Red Hatの買収に関連した資金調達コストなど、買収手続き完了前の費用を含む)、退職関連費用、および米国の税制改革法案成立による影響として、1株あたり1.45ドルを除外しています。これにはRed Hatまたはその関連活動に関するその他の金額は含まれていません。当社は、最近買収手続きが完了したRed Hatの追加を反映した2019年度通期予測の更新(GAAPベースの1株あたり利益予測を含む)を、2019年8月2日に提供する予定です。IBMは、Red Hatとその関連活動によって、初年にフリー・キャッシュ・フローが増加し、買収手続き完了2年目の年末までに営業ベース(非GAAP)の1株あたり利益が増大し、非現金買収の会計調整を主な原因として2019年度通期の1株あたり利益が希薄化されることを引き続き予測しています。

2019年の年度累計

連結ベースの潜在株式調整後の1株あたり利益は、前年同期の4.43ドルから3%増の4.58ドルになりました。連結純利益は前年同期比変動なしの41億ドルでした。2019年6月30日を期末とする6カ月間の収益は、前年上半期の391億ドルから4%減(為替変動の影響を調整した場合は1%減)の373億ドルでした。

継続事業による営業ベース(非GAAP)の潜在株式調整後の1株あたり利益は、前年度の5.53ドルから2%減の5.42ドルとなりました。2019年6月30日を期末とする6カ月間の営業ベース(非GAAP)の純利益は、前年同期の51億ドルから5%減の48億ドルとなりました。

当報道資料は、2019年7月17日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。

https://newsroom.ibm.com/2019-07-17-IBM-Reports-2019-Second-Quarter-Results (US)

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