ニュースリリース
福井銀行、分散系システムをIBM Cloudに移行
TOKYO - 18 3 2019:
2019年3月18日
株式会社福井銀行(本社:福井県福井市、頭取:林 正博)は、日本IBMの支援により、分散系システムをIBM Cloudに移行します。「VMware on IBM Cloud」の採用で、短期間でクラウド環境を構築し、現行のVMware製品上で稼働しているアプリケーションを容易に移行することができます。また、自動化ツールなどを活用したIBMクラウド・マイグレーション・ファクトリーを利用することで、移行のためのコストや期間の削減を図ります。IBM Cloudでの業務開始は本年上半期を予定しています。
福井銀行は、「地域産業の育成・発展と地域に暮らす人々の豊かな生活の実現」を企業理念に掲げ、経営環境の変化に合わせた自らの変革を進めています。テレワークなどの働き方改革や営業支援を強化するモバイルの導入といった業務変革に柔軟かつ迅速に対応するためには、必要なIT環境を要件に応じて迅速に提供できることや、銀行業務での利用に適した高度なセキュリティーが求められていました。
福井銀行は、勘定系システム以外に本部や各部署がそれぞれの業務で構築してきた数百システムに及ぶ分散系システムを自行事務センターからIBMのデータセンターの仮想基盤上に統合し、運用してきました。今回、現行システムの運用基準と安定稼働そしてセキュリティーを維持しながら、基盤リソースの最新化と柔軟性の強化を図ることを目的として、分散系システムの次期IT基盤の選定を進め、IBM Cloudを採用しました。分散系システム全体をVMware on IBM Cloud環境に移行し、クラウドで稼働させることを予定しています。IBM Cloudでは、既存のツールやプロセスを変更することなく、従来と同様の制御、機能、セキュリティー・レベルを継承しつつ、現行仮想基盤上のアプリケーションをそのまま移行することができます。これにより、短期かつ効率的な移行を実現し、ITコストの最適化を図ることが可能です。さらにIBM Cloudでは、クラウド上にお客様毎の専用環境を構築できるなど、重要情報を扱う銀行業務にも利用できる高度なセキュリティーを実現可能です。このように、IBM Cloud上ではオンプレミス環境と同様の完全にネイティブな次世代の仮想基盤環境をセキュアに構築できるため、今後のさらなるハイブリッド・クラウド活用にも柔軟に対応していくことができます。
IBMクラウド・マイグレーション・ファクトリーは、IBM Cloudへの移行を支援するサービスで、自動化ツールを使用して移行のプロセスを簡素化・標準化し、人手による属人化された作業を最小限に抑えることができます。これにより、移行に関するコストや期間を削減し、効率的で信頼性の高い移行を支援します。
今回の移行により、福井銀行はお客様のニーズに対応するための業務変革を柔軟かつ迅速に行いやすくなり、地域の発展に向けた取り組みをさらに強化していきます。
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