ニュースリリース

IBM、テクノロジーを活用して人命を救うため、2,500万ドルの追加投資を発表

2019年02月13日

TOKYO - 13 2 2019: 
2019年2月13日

 

自然災害後の迅速な回復を実現するための、大規模なオープン・ソース・テクノロジーを活用したソリューションのビルド、強化、テストおよび実行というIBMの新しいCode and Response™イニシアチブを、プエルトリコから開始

[米国サンフランシスコ - Think 2019 - 2019年2月12日(現地時間)発] - IBM(NYSE:IBM)は本日、Call for Code (英語) のようなコーディング・チャレンジの一環として開発されたオープン・ソース・テクノロジーが、最も必要とされるコミュニティーに確実に届くよう、2,500万ドルを投資して、4年にわたってアプリケーションの配備を進めるCode and Response (US)を発表しました。Code and Responseは、ソリューションを大規模にビルド、強化、テスト、実行するためのリソースを有しています。このイニシアチブは、これらの技術が人命を救うために確実に活用されるよう、IBM のコーポレート・サービス・コーに登録したIBM社員、政府、NGOパートナーによる支援を受けます。また、クリントン・グローバル・イニシアティブ大学との新しいパートナーシップによって、アイデアを実際の活動につなげるために必要なスキルとリソースを有する大学生世代の開発者が参加します。Code and Responseは、初年度となる Call for Code 2018での受賞ソリューションであるProject Owl (英語)を、プエルトリコやノースカロライナ、西日本、ケレラなどの被災地域でパイロット運用します。

Code and Responseには、Project Owlのハードウェアおよびソフトウェアの構成に関するフィードバックを提供する非営利のInformation Technology Disaster Resource Center(ITDRC)などの実装パートナーが含まれます。ITDRCは、プエルトリコにおけるハリケーン・イルマおよびハリケーン・マリアによる被災以降、島のネットワーク・アクセスの復旧に従事した豊富な経験に基づく、貴重なガイダンスを提供します。

IBMの上級副社長 兼 コグニティブ・アプリケーションズおよびディベロッパー・エコシステム担当のボブ・ロード(Bob Lord)は次のように述べています。「課題からアイデアを生み出すだけでは十分ではありません。毎年、世界で約1億6000万人以上の方々が自然災害の影響を受けています。効果的な災害対応において飛躍的な進歩を遂げるためには、グローバルにオープン・ソースのエコシステムを活用し、実際に展開が可能で、かつ拡張も可能な、持続可能なソリューションを生み出す必要があります。しかし、私たちだけでは実現できません。 アメリカ赤十字社のようなパートナーと協業することによって初めて、これらの技術が現実のものとなるのです。」

アメリカ赤十字社の社長 兼CEOであるゲイル・マクガバーン(Gail McGovern)氏は、次のように述べています。「赤十字社は、自然災害の影響を受けた方々を支援するために、IBMが継続的にリソースを提供してくれることを嬉しく思います。当組織は、発明者やIBMのような革新的な企業に頼って、人々の生活を実際に変化させる新しいアイデアを促進することにより、自然災害との戦いを進展させています。」

10万人以上の開発者が、自然災害に直面した命を救うために何千ものアイデアを提出した初年度の大きな成功をうけ、IBMの会長・社長兼CEOのジニー・ロメッティ(Ginni Rometty)は、社会的なインパクトをもつコーディング・チャレンジに対しIBMが5年間で総額3000万ドルの支出を約束した、Call for Code 2019を発表しました。その目標は、クラウド、AI、ブロックチェーン、IoTテクノロジーのパワーを解放するために、世界中の約2300万人の開発者とデータ・サイエンティストを再結集し、人命を救うための持続可能で拡張が容易なオープン・ソース・テクノロジーを開発することです。今年は、自然災害の脅威に直面している個人とコミュニティーの健康と福祉に重点が置きかれます。

Call for Codeを立ち上げたDavid Clark Causeと設立パートナーである IBMは、Call for Code Challengeに向けて、チャリティー・パートナーである国際連合人権理事会、アメリカ赤十字社、ならびにLinux Foundationと再び協力します。2年目のCall for Codeは、新たにConsumer Technology Association Foundation 、Kaiser Permanente 、Apttusを新たなサポーターに迎え、また引き続きDelta Air Line、Johnson & Johnson、Persistent Systemsなどからのサポートを受けます。さらに、Cloud Foundry Foundation、Cloud Native Computing Foundation、Eclipse Foundation、Node JS Foundationといったオープン・ソース・ファンデーションおよびそれぞれのコミュニティ・メンバーからも継続的なサポートを受けます。

David Clark CauseのCEOであるデビッド・クラーク(David Clark)は次のように述べています。「私たちはCall for Codeの成功を非常に嬉しく思うのと同時に、IBMがCode and Responseを開始したことを非常に高く評価しています。Code and Responseは、アイデアを現実に変えることによって、人々の生活にリアルな変化与えるというIBMのコミットメントを実証するものです。」

日本語によるCall for Codeの情報は、IBM Developer日本版のCall for Code (https://developer.ibm.com/jp/callforcode/)にアクセスしてください。

IBMのイベント「Think」について:
「Think」では、IBMがさまざまな形でよりスマートなビジネスを構築することによって世界の働き方に変革をもたらしていることを裏付ける、顧客エンゲージメント、パートナーシップ、テクノロジー・ブレークスルー、開発者ツールをご紹介します。当社は、AI、クラウド、ブロックチェーン、量子コンピューティングといった革新的テクノロジーを、小売、銀行、医療をはじめとする幅広い業界で培った豊富な経験と結び付けています。イベントの詳細については、Twitter(#Think2019、@ibmlive)をご覧ください。また、イベント・スケジュールの詳細やソーシャル・メディアの最新情報は、http://www.ibm.com/think2019https://www.ibm.com/events/think/でご確認ください。

当報道資料は、2019年2月12日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/2019-02-12-IBM-Announces-Additional-25-Million-Investment-to-Put-Technology-to-Work-Saving-Lives (US)

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