ニュースリリース

新しいIBM Cloud Integrationテクノロジーがマルチクラウド環境を融合

2017年03月24日

TOKYO - 24 3 2017:
2017年3月24日

 

[米国ネバダ州ラスベガス - IBM InterConnect - 2017年3月20日(現地時間)発]

IBM(NYSE:IBM)は本日、オンプレミス、プライベート・クラウド、パブリック・クラウドの環境全体で企業データとアプリケーションの融合に関わる課題を解決する新しいソフトウェアとサービスを発表しました。IBM Cloud Integrationは、お客様が、クラウド・サービス、メッセージング・プラットフォーム、アプリケーション・ソフトウェアなどのソースから、環境を問わず、APIを用いてすぐに使用できるビジネス・データにアクセスして利用できるよう設計されています。

IDCによると、2018年までに、企業の85%以上が、パブリック・クラウド・サービス、プライベート・クラウド、コミュニティー・クラウド、ホストされたクラウドの混在を網羅するマルチクラウド・アーキテクチャーを採用すると予測されています。[1] IBM Cloud Integrationは、マルチクラウド環境でデータを共有する必要がある企業に必要不可欠な次の機能を提供します。

  • 既存のインフラストラクチャーへのクラウド・アプリケーションの統合
  • コグニティブ・ソリューションをサポートする重要な企業およびクラウド・データとサービスへのリンク
  • 複数のクラウドにわたってAPIを管理し、データによるクラウド・サービスの充実、新しいパートナーの獲得、新しい市場への拡大を実現できる機能

たとえば、オンライン小売業者は、一貫性のある購入エクスペリエンスを提供しながら、在庫に関するリアルタイムのインサイトを維持し、迅速に市場動向を検出して消費者の行動を十分に利用できるよう尽力しています。IBM Cloud Integrationを利用することにより、オンライン小売業者は、クラウドの販売アプリケーションと在庫アプリケーションのデータを、それらが存在する場所を問わず統合できます。このデータと第三者の市場追跡サービスなど、他のパブリック・クラウド上に存在する情報を組み合わせ、どのような傾向があるのか、どのくらい迅速に既存の在庫を最大限に活用し、将来の購入に備えることができるかについて、非常に精度の高い予測を得ることができます。

IBMのハイブリッド・クラウド担当シニア・バイスプレジデント兼IBM Researchのディレクターであるアーヴィン・クリシュナ(Arvind Krishna)は、次のように述べています。「ますます多くの企業が、複数のクラウドと既存のインフラストラクチャーを融合することを選択し、企業を最適化するのに必要なスピードとコントロールを提供し続けるハイブリッド・クラウド・フレームワークを構築しています。オープン・クラウド・プラットフォームを通じてより多くのデータを1つにまとめて統合することにより、私たちはお客様が必要とする俊敏性とコントロールを提供し、さらにお客様の社内で起こっている動きに対する、より精度の高い予測を今後も提供していきます」

また、IBMは本日、お客様が既存のITインフラにあるデータとサービスを、パブリック・クラウド環境やプライベート・クラウド環境で管理するための支援を発表しました。

IBM Cloud Product Insights:新しいハイブリッド・クラウド機能をIBMソフトウェア製品まで拡大して、IT管理者やキャパシティー・プランニングの担当者が共通のダッシュボードで使用状況メトリックを表示、追跡、およびレポートできるようにします。このダッシュボードを利用して、企業全体で製品の使用状況を追跡し、環境の最適化に役立つ使用状況レポートを作成し、他のハイブリッド・クラウド・サービスやクラウド・パターンに統合できます。

IBM Digital Business Assistant:ハイブリッド・クラウド、データ/機械学習、およびプロセスの自動化を統合して、複数のクラウドにわたる複雑な状況の監視、対策が必要な状況でのユーザーへの警告、自動化、過去の情報を学習し最善の行動を推奨することにより、個人およびチームの生産性を向上させます。

IBM Cloud Automation Manager:豊富な知識を持つアドバイザーとしてWatsonを利用して、情報に基づく意思決定を行い、自動化されたプロビジョニング、オーケストレーション、およびガバナンスによってマルチクラウド環境を管理します。Cloud Automation Managerは、コグニティブ機能およびあらかじめ組み込まれた自動化ブループリントを自由に選択し、利用できるマーケットプレイスを使用して、アプリケーションのデプロイを高速化し、ライフサイクル管理を簡素化することを目的としています。

InterConnectは、IBMのクラウドとコグニティブのカンファレンスです。2万人以上の開発者、お客様、パートナーに、2,000件のセッション、ラボ、認定の機会を通じ、クラウド・コンピューティングにおける最新の進展を紹介しています。IBMは、大企業および新興企業の双方のお客様を、クラウド・サービスの完全なポートフォリオと影響力のあるパートナーシップにより成功に導き、ビッグデータ、アナリティクス、ブロックチェーン、コグニティブ・コンピューティングなど、幅広いアプリケーションをサポートしています。

詳しくは、https://www.ibm.com/cloud-computing/ (US)をご覧ください。IBM InterConnectプレスキットについては、http://ibm.biz/IBMInterConnect2017 (US)をご覧ください。@IBMCloudおよび#ibminterconnectを利用して会話に参加してください。

[1] IDC: IDC FutureScape: Worldwide Cloud 2017 Predictions、doc no.US41863916、2016年11月

 

当報道資料は、2017年3月20日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/2017-03-20-New-IBM-Cloud-Int egration-Technology-Blends-Multi-Cloud-Environments (US)

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