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dTV、高度なデータ分析で映画やドラマの品揃えを最適化

2017年02月14日

TOKYO - 14 2 2017:
2017年2月14日

 

日本IBMは、エイベックス通信放送株式会社(本社:東京都港区、以下:エイベックス通信放送)が運営するNTTドコモの定額制映像配信サービス「dTV(ディーティービー)」において、会員の嗜好に合わせた映画やドラマなどタイトルを品揃えしつつ、タイトル調達のコスト最適化を行う「タイトル品揃え最適化システム」の構築を支援しました。「タイトル品揃え最適化システム」は2017年1月4日より稼働を開始しました。

エイベックス通信放送が運営する「dTV」は、会員数が約500万人、作品数が12万本以上という国内最大級の定額制映像配信サービスです。既に強力なレコメンド機能を実現しており、各会員の視聴履歴や視聴傾向を分析し嗜好に合ったタイトルの提案を行っております。しかし、さらなる会員の満足度向上と経営基盤の強化が求められており、タイトルの品揃えを最適化することが課題となっていました。

「タイトル品揃え最適化システム」は、会員の視聴情報とタイトルの特徴情報を分析し、嗜好の合致度から会員の視聴確率を推定します。さらに、タイトルのコストと視聴確率をもとに、どの会員にも視聴したいタイトルがあるように、全体のコストを制御しながら最適な品揃えを行います。これにより、タイトルの調達費用の効果を最大化することができます。

「タイトル品揃え最適化システム」の構築においては、日本IBMのコンサルタントやデータ・サイエンティストが持つアナリティクスの豊富な知見を活用しました。また、高度な分析を支援するソフトウェア「IBM® SPSS Modeler」やデータ・アナリティクスを高速化する「IBM DB2 with BLU Acceleration」などのアナリティクス製品を採用し、ベアメタル(物理)サーバーをカスタマイズしてデータベースやアナリティクス基盤に最適な構成ができるIBMクラウドの「IBM Bluemix Infrastructure」上に構築しました。

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