ニュースリリース

楽天と日本IBM、「楽天AIプラットフォーム」を構築

- カスタマーサポートへのチャットボット導入を促進 -
2017年04月27日

楽天株式会社
日本アイ・ビー・エム株式会社
 

楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下 「楽天」)と、日本アイ・ビー・エム株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長執行役員:エリー・キーナン、以下「日本IBM」)は、カスタマーサポートへの自動応答機能を備えたチャットボットの円滑な導入を目的とした楽天社内向けシステム「楽天AIプラットフォーム」を構築したことをお知らせします。

「楽天AIプラットフォーム」は、IBM Watson(ワトソン)(注1)が提供する自然言語処理、会話制御等のAPIと、楽天のAI関連技術、カスタマー対応に関するデータベースを活用し、構築した社内システムです。本プラットフォームを、楽天グループの各サービスが提供するWeb上のお問い合わせチャットやスマートフォンアプリと連携させることで、チャットボットの円滑な導入が可能となります。今後は本プラットフォームを活用することで、各サービスへのチャットボット導入作業期間の短縮、カスタマーサポートの品質や利便性向上を見込んでいます。

また、楽天と日本IBMは本AIプラットフォームの開発にあたり、仮想組織であるセンター・オブ・コンピテンシー(Center of Competency)を本年より共同で設置しています。両社からの専任の担当者が、AIプラットフォームに関わるAI技術の開発・導入を進めており、今後は楽天の社内向け教育やトレーニングも実施する予定です。

楽天は、これまでも機械学習やディープラーニング(深層学習)を活用した画像認識技術の向上、ビッグデータの分析等、AI関連技術の研究、実用化を推進してきました。今後も社内外の様々なAI関連技術と、楽天が培ってきたビジネス上のノウハウを組み合わせることで、AIの導入を促進し、各サービスの品質、利便性の向上に努めてまいります。

(注1)自然言語処理と機械学習を使用して、大量の非構造化データから洞察を明らかにするテクノロジー・プラットフォーム。

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