ニュースリリース

サイバーセキュリティー対策の「IBM X-Force IRIS」、日本でのサービス開始

プロアクティブな事前対応から事故対応までをEnd-to-Endで支援
2017年06月22日

日本IBM は、事故が発生してからの対応のみではなく、事前の対応を含めたサイバーセキュリティー対策を支援するサービス「IBM X-Force IRIS(Incident Response and Intelligence Services)」を、本日より開始しました。マルウェアの侵害調査や、事故に備えた事前の対応計画策定、CSIRT(Computer Security Incident Response Team)チームの知見やスキル向上プログラムなどにより、事故発生後の的確かつ迅速な対応を実現するためのプロアクティブな対応を支援します。IBM X-Force IRISは世界中の100名以上のサイバーセキュリティー・コンサルタントが所属し、昨年9月からサービスを提供しています。今回の発表は、グローバルな知見やリソースを活用して、日本国内だけではなく諸外国での事故対応を合わせた統合的なサービス提供が可能となります。

巧妙化・複雑化するサイバー攻撃はその被害リスクもますます高まっており、今日ITセキュリティーは情報システム部門だけの課題ではなく経営層が対応すべき最重要事項となっています。そのため、攻撃を受けることを前提に先を見越した状況確認や計画策定などのプロアクティブな対応準備を行い、より強固なセキュリティー対策を確立することが求められています。

IBM X-Force IRISは、事故が発生してからの対応だけではなく、事故に備えたプロアクティブな各種事前対応も重視しています。被害を受けた組織は、すでにマルウェアに侵害されているケースが多く、それらの状況確認や事前の処置、さらに事故発生後の対応計画の事前立案など、事前のプロアクティブな対応により、事故への的確かつ迅速な対応を図ることが可能となります。IBM X-Force IRISは、被害の拡散防止、事故からの早期回復を目指し、結果としてお客様のビジネスやブランド・イメージへの影響を極少化できるように強力に支援します。高度かつ専門的なサイバーセキュリティーのスキルを持ち、世界レベルで情報共有を図るIBM X-Force IRISの100名以上の人員を、最先端のグローバルな知見とともにお客様ビジネスのサスティナビリティー(持続可能性)向上の支援として活用できることも大きな特長です。

IBM X-Force IRISは次の4つのサービスから構成され、本日より順次提供を開始します。また、価格は個別見積もりです。

X-Force IRIS Vision Retainer(インシデント・レスポンス支援サービス)
セキュリティー・インシデントの発生時に、的確かつ迅速なインシデント対応を行い、被害の拡散を防ぎ、早急に復旧することで、お客様業務および全体ビジネス、ブランド・イメージへの影響を極小化するための支援を提供します。本日よりサービスを提供します。

Active Threat Assessmentサービス
独自の診断手法を利用して、既存のアンチウィルスやパーソナルFirewallなどでは対応できない未知のマルウェアを想定した攻撃の成功の可否(痕跡)を検査します。本日よりサービスを提供します。

Incident Response Planningサービス
インシデント発生時に的確かつ迅速なインシデント対応を行うための、対応計画の構築を支援します。(日本では2018年以降に提供予定です)

Cyber Security対応Trainingサービス
CSIRT研修サービスとして、CSIRT概要、インシデント対応の概要を、インシデント対応の専門家がアドバイスします。すでに提供している日本独自のCSIRT研修サービスを拡充させ、最先端の情報やグローバルの知見を加えてさまざまなコースを開設していきます。

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