ニュースリリース

日本・アジアをつなぐ金融プラットフォーム構築に向けたブロックチェーン技術の実証実験開始について

2017年06月23日
イオンフィナンシャルサービス株式会社
日本アイ・ビー・エム株式会社

 

イオンフィナンシャルサービス株式会社(代表取締役社長:河原健次、以下、イオンフィナンシャルサービス)および日本アイ・ビー・エム株式会社(代表取締役社長執行役員:エリー・キーナン、以下、日本IBM)は、2017年7月3日(月)より、日本・アジア各国のお客さまや提携加盟店向けの金融プラットフォーム構築に向け、ブロックチェーン技術の適用可能性に関する実証実験を開始いたします。

イオンフィナンシャルサービスは、日本国内および海外11ヵ国において、傘下子会社を通じてクレジット、決済、ファイナンス等の幅広い金融サービスを提供しております。この度の実証実験を通じて、イオンフィナンシャルサービスの事業展開先である日本・アジア各国において、より利便性の高い金融サービスをボーダレスに展開するための金融プラットフォームの構築を目指してまいります。

今回の実証実験では、イオンフィナンシャルサービスのネットワークとブロックチェーン技術を活かし、お買い物やサービスご利用時の仮想通貨やポイントを通じた決済、また、加盟店などの企業間の精算に係る決済、加えて、これら決済取引データの管理運営と利活用などについて、適用可能性と影響を検証してまいります。

また、本検証には、Linux Foundationが提唱するハイパーレジャー(Hyperledger)プロジェクトのブロックチェーン基盤であるハイパーレジャーファブリックを利用します。

IBMは、産業界が求める高度なセキュリティー要件を満たしながらさまざまなビジネス・アプリケーションの開発を実現するため、Linux Foundationの「ハイパーレジャー・プロジェクト」に参画し、世界各国でブロックチェーン技術の実用に向けた取り組みを実施しています。IBMのブロックチェーン技術は、取引履歴を保存し共有する「分散台帳」、取引ルールを規定する「スマート・コントラクト」、取引をシステム上で確定する「合意形成」、取引の安全性を確保および認証する「暗号技術」を提供します。これにより、特定の業界や団体単位でブロックチェーン・ネットワークを形成し、スマート・コントラクトと分散台帳を共有できるモデルの構築が可能です。

今回の実証実験で日本IBMは、イオンフィナンシャルサービスが推進する金融分野への同技術の適用を支援し、実用を視野にさらなる技術開発を推進していきます。

これからも、お客さまの幅広い金融ニーズにお応えするべく、安全・安心、便利でお得なサービスの充実に努めてまいります。

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