ニュースリリース

日本IBM、Bluewolf専門チームを設立

クラウド型CRMやAIを活用したCRMのビジネスを本格開始 Salesforceに特化したコンサルティング・サービスを提供
日本のお客様にデジタル変革、AI、より良い顧客体験の提供を支援
2017年07月 1日

日本IBMは、IBMが買収したBluewolfによるビジネスを本年7月から本格的に開始し、最先端のデータサイエンティスト、業界知識の豊富なコンサルタント、企業内システムとクラウド環境の統合を支援するエンジニアなどによる「Bluewolf専門チーム」を設立しました。Bluewolf はセールスフォース・ドットコムのトップ・パートナーの1つで、Bluewolfの豊富な知見やスキルを融合し、コンサルティングからシステム構築までを一貫して行う体制を確立しました。これにより、クラウド型CRM(顧客管理)やAIを活用したCRMの構築を支援する体制を強化します。

Bluewolfはクラウド・コンサルティングおよび実装サービスの分野で1,200社以上のお客様の導入実績を持っています。2016年5月にIBMがBluewolfを買収し、データとデザインを融合しパーソナライズされた顧客体験の創出を支援するIBMのインタラクティブ・エクスペリエンス事業に加わりました。Bluewolfは顧客と業界の専門家が共に協力するコンサルティング・アプローチを活用し、Salesforceを活用するお客様に価値を提供します。

顧客との接点が多様化・複雑化する中、それらから生み出されるデータを分析して活用する顧客管理は企業の成長に不可欠となっています。そのため、従来の顧客管理を進化させて競争優位を図るには、柔軟かつスピーディーに拡充できるクラウド型の利用やAIを活用した最先端の顧客管理システムの構築へと関心が高まっています。

「Bluewolf専門チーム」は、日本IBMのインタラクティブ・エクスペリエンス事業内に設立され、最先端のデータサイエンティスト、業界知識の豊富なコンサルタント、企業内システムとクラウド環境の統合を支援するエンジニアなどによって構成されます。IBMの業界・業務ノウハウやオン・プレミス、マルチ・クラウド環境のインテグレーションのノウハウと、Bluewolfの豊富な知見やスキルを組み合わせ、先進的なCRMを早期に構築することを支援します。特に、既存の企業内CRM、構築済みのクラウド型CRM、企業内システム(オン・プレミス型)、IBM Cloud上のソリューションとの連携といった、ハイブリッド・クラウド、マルチ・クラウドのニーズに対応していき、多様なクラウド型CRMシステムの構築を支援します。「Bluewolf専門チーム」では、これらのCRM構築に向けた技術検証や実証なども行い、日本のお客様にグローバルで培った価値を提供していきます。

また今後は、セールスフォース・ドットコムとのグローバルな戦略的パートナーシップに基づき、国内においても株式会社セールスフォース・ドットコムの協力のもと、AI技術を活用したCRM構築を推進していきます。これにより、例えば、チャットボットを活用した顧客対応、市場動向や顧客行動の高度な分析、事前故障予知といったさまざまな分野での導入が期待されます。

IBMとセールスフォース・ドットコムは、本年3月にAIを活用した共同ソリューションの提供と、企業がよりスマートな意思決定をこれまでより迅速に行うことを支援するためのグローバル戦略パートナーシップを発表しています。今回の取り組みはその一つとなります。

<ご参考>
セールスフォース・ドットコムとIBMは下記を提供していく予定であることを発表しています。
- IBM WatsonとSalesforce Einsteinの連携
- IBM Weather Insights for Salesforce
- IBM Application Integration Suite for Salesforce
- コグニティブ・ソリューションのコンサルティング・サービスおよび専門技術に特化したBluewolf、IBM戦略サービスにSalesforce向けサービスを追加

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