日本IBMは、ＳＭＢＣコンシューマーファイナンス株式会社(本社：東京都中央区)がお客様の利便性向上および機動的に変更可能なWebサイトの構築を実現するため、Webシステム基盤の刷新を支援し、同システムは本年4月に稼働開始しました。新システムでは、一人一人のお客様のニーズや志向に合わせた情報提供を実現すると同時に、Webサイトのメンテナンス性を向上することでマーケティング施策のPDCAサイクルの短縮化を図り、業務効率の向上を支援します。

「お客さまから最高の信頼を得られるグローバルなコンシューマーファイナンスカンパニーを目指す」を将来ビジョンに掲げるＳＭＢＣコンシューマーファイナンス株式会社では、多くのお客様がPCやスマートフォンからWebサイトを通じて同社のサービスを利用しており、Webサイトを重要な顧客接点と位置づけています。そのため、Webサイト上でもお客様に最高の顧客体験を提供できるような柔軟なシステム基盤が必要とされていました。

新システムでは、Webサイトを訪れるお客様個人に最適なコンテンツをリアルタイムに配信するマーケティング・ソリューションである「IBM® Interact」を採用しています。Webサイト内外でのお客様のリアルタイムの行動履歴や属性といったデータを取得および分析することで、個々人に最適な画像やテキストなどのコンテンツを自動で出し分けるルールをユーザー部門で設定することが可能になります。さらに、設定したルールに対して効果を検証するためのレポート機能も備えており、効果的なマーケティング施策のための計画・実行・評価・改善を短期間で行う仕組みを整備しました。

また、Webサイト上の画像やテキストの差替えといった簡易な変更についてシステム部門のサポートなしでユーザー部門が自ら迅速に行えるようコンテンツ管理機能を刷新し、メンテナンス性を向上しました。これにより、システム部門の負荷をなくし、変更にかかるリードタイムの大幅な短縮を図ることができます。