ニュースリリース

サイバー攻撃対策にセキュリティー・スペシャリストの中核組織

「セキュリティー・インテリジェンス・センター」を発足
2018年01月29日

TOKYO - 29 1 2018:
2018年1月29日

日本IBMは、サイバー攻撃に対処するための最先端かつ実践的なスキルや知見を総合的に持つ高度なセキュリティー・スペシャリストが集まる組織「セキュリティー・インテリジェンス・センター」を本年2月1日に設立します。「セキュリティー・インテリジェンス・センター」は、お客様のサイバー・セキュリティー対策を支援する中核となり、世界的なセキュリティー研究開発機関であるIBM X-Forceのナレッジや専門知識の活用や、セキュリティー・スペシャリストによる人材の育成を推進します。

サイバー攻撃が巧妙化、複雑化する中、単一の対応策で被害を防ぐことは難しく、防御、検知、対処とさまざまな局面において対応できる総合的なスキルと、世界レベルの最先端の情報や国内の最新セキュリティー動向を活用できる豊富な知見が必要です。また、喫緊の課題であるセキュリティー人材の不足を解消するためには、人材を育成できる高度なセキュリティー・スペシャリストを増やし、育成を広く展開していくことが重要となります。

「セキュリティー・インテリジェンス・センター」は、お客様のサイバー・セキュリティー対策を支援する中核組織として、コマンドセンター(司令塔)の役割を担っています。事前の対応計画策定から事故対応までの一貫したセキュリティー対策を支援する「IBM X-Force IRIS(Incident Response and Intelligence Services)」やエシカル・ハッカー(倫理的なハッカー)によるテスト・サービス「IBM X-Force Red」といった既存のサービスを提供するセキュリティー・スペシャリストが、最先端かつ実践的なスキルや知見を共有することにより、さらなる能力の向上を図ることができます。

「セキュリティー・インテリジェンス・センター」は、所属する高度なセキュリティー・スペシャリストがOJTなどを通じて自らのナレッジやスキルを直接伝授しながらセキュリティー人材を育成し、さらにそれらの人材がお客様や社内のエンジニアを育成していく、というトップ・ダウンの形式で効率的にセキュリティー人材を増やしていきます。また今後は、「セキュリティー・インテリジェンス・センター」ですでに提供しているCSIRT研修に加えて、セキュリティー人材を育成するための研修プログラムを開発し、企業向けに提供していきます。このように机上の研修だけでなく、実践的な研修も取り入れ、総合的にセキュリティー人材のスキル向上を支援します。さらに、将来的には、企業やビジネスパートナーの研修先として社外から人員を受け入れ、セキュリティー人材の増強を支援していく予定です。

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