ニュースリリース

沖縄科学技術大学院大学のセキュリティー対応を支援

クラウド・サービスとAIを活用して運用負荷を軽減
2018年06月 7日

TOKYO - 07 6 2018:
2018年6月7日

日本IBMは、沖縄科学技術大学院大学(OIST、沖縄県恩納村、学長 ピーター・グルース)のセキュリティー対応システムの構築を支援しました。新たなセキュリティー対応システムは、多種多様なイベント・ログの統合監視とリアルタイムでの相関分析を行うSIEM(Security Information and Event Management)をSaaS型のクラウド・サービスとして提供する「IBM QRadar on Cloud」と、Watson技術を使ってセキュリティー ・インシデント情報を分析する「IBM QRadar Advisor with Watson」が採用され、本年1月より稼働開始しました。

沖縄科学技術大学院大学は5年一貫制の博士課程を置く大学院大学で、国際的に卓越した科学技術に関する教育及び研究を実施することにより、沖縄の自立的発展と世界の科学技術の向上に寄与することを目的としています。世界中から集まった約140人の学生と約700名の教職員が在籍し、約300台のサーバーのログを監視対象としていますが、最小限の情報セキュリティー管理者による運用とユーザーとのコミュニケーションを拡充することが課題となっていました。

沖縄科学技術大学院大学では、従来、SIEM製品を大学内で稼働していましたがシステムやログの拡大に伴い運用の負荷が大きくなっていました。今回、クラウド・サービスとして提供されるSIEMの「IBM QRadar on Cloud」を利用することで、運用の負荷が軽減され、サイバー脅威の分析に集中できるようになりました。また、Watson技術を使ってセキュリティー・インシデント情報を分析する「IBM QRadar Advisor with Watson」と「IBM QRadar User Behavior Analytics」を利用してサイバー脅威の一次判断をシステム化することで、発生したインシデントに対する初動時間を大幅に短縮でき、効率的なセキュリティー管理を行えるようになりました。新たなセキュリティー対応システムを導入したことにより、情報セキュリティー管理者は、より深い脅威の分析に集中して対応できるようになったほか、 セキュリティー関連の情報を提供するといったユーザーとのコミュニケーションに専念できるようになりました。

以上

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