ニュースリリース

「IBM Cloud Private for Data」の提供を開始

データ収集・整備・分析機能を包括的に提供するソフトウェア、AIや機械学習に対するデータの有効活用のために必要なプラットフォーム構築を支援
2018年06月12日

TOKYO - 12 6 2018:
2018年6月12日

日本IBMは、AI/機械学習に必要なデータの収集・整備・分析を包括的に備えたデータプラットフォームの構築、および分析の業務適用サイクル短縮を支援する「IBM® Cloud Private for Data(アイ・ビー・エム・クラウド・プライベート・フォー・データ、以下ICP for Data)」の提供を、6月12日より開始しました。参考価格は、1仮想プロセッサー(VPC)あたり3,440,000円(税込)になります。

先進企業における事例より、AIや機械学習に費やす工数の大半が「データの準備作業」であることが認知され始めています。より一層のビジネスの成長を実現するためには、データの準備作業の工数を短縮し、本来費やすべき分析や業務への適用に対して、より注力する必要があります。

ICP for Dataは、データプラットフォームに必要な3つの要素、データの「収集」「整備」「分析」を包括的に備え、データの準備作業に対する工数削減を支援するソフトウェアです。

「収集」については、データ形式、保存場所に制限無く(*1)必要なデータを収集・蓄積します。また、超高速のインメモリ技術により、IoTセンサーが生成するデータにも対応可能で従来得られなかった知見を得られます。
「整備」では、その収集・蓄積したデータやAIへの学習モデルを整備された形式で管理する「エンタープライズカタログ」を提供し、従来よりも効率的なデータ活用と分析精度の向上を支援します。
また、「分析」では、エンタープライズカタログで整備したデータ・セットをすぐに分析モデルへインプットすることが可能です。また、API化による即時業務適用も可能なためビジネスの加速化につながります。

ICP for Dataは、上記の「収集」「整備」「分析」の3要素を「IBM Cloud Private(クラウド・プライベート)」(*2)上で包括的に提供するため、クラウド・ネイティブの俊敏性と柔軟性を備えており、インフラ運用管理の一元化、ひいてはインフラ管理コストの削減を実現します。

今回提供を開始したのは「ICP for Data」のうち最上位エディションである「Enterprise Edition」です。評価目的でのみ利用できる無償のコミュニティ・エディションは今後提供を予定しています。(*1)

(*1) データ形式や保存場所の制限、コミュニティ・エディションについては今後の計画になります。計画の内容等は変更される可能性があります。

(*2) IBM Cloud Private:コンテナ、Kubernetesなどオープン・テクノロジーを基盤技術として採用し、様々なソフトウェアと共にクラウド・ネイティブ・アプリケーションの開発と運用に必要な環境を、プライベート・クラウドまたは企業のオンプレミス環境に、迅速かつ容易に構築できるクラウド基盤ソフトウェアです。

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