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IBM、2018年度第2四半期の連結決算を発表 収益は前年同期から4%増加し、利益率も好調

2018年07月19日

TOKYO - 19 7 2018:
2018年7月19日

 

[米国ニューヨーク州アーモンク 2018年7月18日(現地時間)発]

ハイライト

  • 潜在株式調整後の継続事業による1株あたり利益はGAAPベースで5%増の2.61ドル、営業ベース(非GAAP)は5%増の3.08ドル
  • GAAPベースの税引前利益は14%増。営業ベース(非GAAP)は11%増
  • 税引前利益率は前年同期比で100ベーシス・ポイント以上の伸び
  • 第2四半期の収益は4%増(為替変動の影響を調整した場合は2%増)の200億ドル
  • 過去12カ月の戦略分野による収益は15%増(為替変動の影響を調整した場合は12%増)の390億ドルで、IBMの総収益の48%に
  • 過去12カ月のクラウドによる収益は23%増(為替変動の影響を調整した場合は20%増)の185億ドル
  • 第2四半期にaaS(as-a-Service)で提供されたクラウドの年間ランレートは、前年同期から26%増(為替変動の影響を調整した場合は24%増)の111億ドル
  • 通期の営業ベース(非GAAP)の潜在株式調整後の1株あたり利益、およびフリー・キャッシュ・フローの予測を維持

IBM(NYSE:IBM)は本日(現地時間)、2018年度第2四半期の連結決算を発表しました。

IBM会長、社長兼CEOのジニー・ロメッティは、次のように述べています。「第2四半期、当社は収益と利益とも力強く成長し、IT業界のエマージング(新興)で高価値なセグメントにおけるIBMの勢いを示しました。より多くのお客様がクラウドへの移行でIBMを選び、IBMクラウド、Watson AI、アナリティクス、ブロックチェーン、セキュリティーといったソリューションを導入しています。これは革新的なテクノロジーを深い業界専門知識と信頼、セキュリティーをもって提供するIBMならではのリーダーシップを表しています。」

IBMシニア・バイスプレジデント兼最高財務責任者(CFO)のジェームズ・カヴァノー(James Kavanaugh)は、次のように語っています。「当社は当第2四半期に収益を増加し、税引前利益は2桁成長、税引前利益率の対前年同期成長を達成する一方で、事業への投資を続け、資本を株主に還元してきました。当社は長期モデルに沿って、引き続き事業成果を上げることに集中していきます。」

戦略分野の収益
過去12カ月間の戦略分野の収益は15%増(為替変動の影響を調整した場合は12%増)の390億ドルでした。過去12カ月間のクラウドの総収益は23%増(為替変動の影響を調整した場合は20%増)の185億ドルで、そのうち82億ドルはIBMのお客様がパブリック、プライベート、マルチクラウド環境にわたってハイブリッド・クラウド・ソリューションを導入するためのハードウェア、ソフトウェア、サービスによる収益です。また104億ドルはaaS(as-a-Service)で提供されています。第2四半期にaaSで提供された収益の年間実績値(ランレート)は、26%増(為替変動の影響を調整した場合は24%増)の111億ドルとなりました。

2018年第2四半期のアナリティクスの収益は7%増(為替変動の影響を調整した場合は5%増)の54億ドルでした。モバイルによる収益は5%増(為替変動の影響を調整した場合は3%増)の13億ドル、セキュリティーの収益は81%増(為替変動の影響を調整した場合は79%増)の10億ドルとなりました。

キャッシュ・フローおよび財務状況
当社は第2四半期に事業活動により23億ドル(グローバル・ファイナンシング事業における売上債権を除くと29億ドル)の純現金収入を上げました。第2四半期のフリー・キャッシュ・フローは19億ドルとなりました。当社は14億ドルの配当と10億ドルの株式買い戻しにより、株主に計24億ドルを還元しました。2018年6月30日の時点で、IBMには株式買い戻し承認による20億ドルの残金があります。

 

2018年第2四半期末のIBMの手元現金は119億ドルです。グローバル・ファイナンシング事業の債務311億ドルを含めた債務総額は、455億ドルとなりました。当社の財務状況は依然として健全で、長期間にわたる事業を運営するための良好な態勢が整っています。

第2四半期のセグメント別業績
コグニティブ・ソリューション(ソリューション・ソフトウェアおよびトランザクション処理ソフトウェアを含む)-- 収益は、前年同期比変動なし(為替変動の影響を調整した場合は1%減)の46億ドルで、アナリティクスが成長したほか、金融サービスとIoTが牽引した業界別ソリューションが伸びました。

グローバル・ビジネス・サービス部門(コンサルティング、グローバル・プロセス・サービス、アプリケーション・マネージメントを含む)-- 収益は2%増(為替変動の影響を調整した場合は変動なし)の42億ドルで、デジタルのオファリングが好調だったコンサルティングが成長しました。

テクノロジー・サービスおよびクラウド・プラットフォーム(インフラストラクチャー・サービス、テクニカル・サポート・サービス、統合ソフトウェアを含む)-- 収益は2%増(為替変動の影響を調整した場合は変動なし)の86億ドル。戦略分野の取り組みによる収益は、ハイブリッド・クラウド・サービス、セキュリティー、モバイルに牽引され、26%増でした。

システム(システム・ハードウェアおよびオペレーティング・システム・ソフトウェアを含む)-- 収益はIBM Z、Power Systems、ストレージの成長により25%増(為替変動の影響を調整した場合は23%増)の22億ドルでした。

グローバル・ファイナンシング(ファイナンシングおよび中古装置の販売を含む)-- 収益は5%減(為替変動の影響を調整した場合は6%減)の3億9,400万ドルでした。

2018年度通期予測
2018年度通期における営業ベース(非GAAP)の潜在株式調整後の1株あたり利益は13.80ドル以上、GAAPベースでは11.60ドル以上と予測しています。営業ベース(非GAAP)の潜在株式調整後の1株あたり利益予測は、購入済無形資産の償却、その他の買収関連費用、退職関連費用、および米国の税制改革法案成立による影響として、1株あたり2.20ドルを除外しています。

 

フリー・キャッシュ・フローは約120億ドルを見込み、実現率は100%以上を予測しています。

年度累計
連結ベースの潜在株式調整後の1株あたり利益は前年同期の4.32ドルから3%増の4.43ドルになりました。連結純利益は前年同期比変動なしの41億ドルでした。6カ月間の継続事業による収益は、前年上半期の374億ドルから4%増(為替変動の影響を調整した場合は1%増)の391億ドルでした。

継続事業による営業ベース(非GAAP)の潜在株式調整後の1株あたり利益は5.53ドルで、前年度の5.28ドルから5%増となりました。2018年6月30日を期末とする6カ月間の営業ベース(非GAAP)の純利益は、前年同期の50億ドルから2%増の51億ドルとなりました。

以上

当報道資料は、2018年7月18日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
http://newsroom.ibm.com/2018-07-18-IBM-Reports-2018-Second-Quarter-Results(US)

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