ニュースリリース

Apache Kafkaを企業向けに拡張した 「IBM Event Streams」の提供を開始

運用管理と耐障害性に優れたイベント管理プラットフォームの提供により、優れた顧
客体験を提供するアプリケーションの構築を支援
2018年10月12日

TOKYO - 12 10 2018:
2018年10月12日

 

日本IBMは、イベント管理プラットフォームであるオープンソースのApache Kafkaを拡張し、企業向けに使いやすさ、管理機能、耐障害性を追加した「IBM Event Streams」の提供を10月12日より開始しました。IBM Event Streamsを使うことで、即応性の高いイベント駆動型アプリケーションをクラウド・サービスとして使用することも、オンプレミスで容易に構築することができ、優れた顧客体験を提供できるようになります。参考価格はクラウドサービスの最小構成で月額1,061円から(税抜)になります。

IBM Event Streamsは以下の特長を提供します。

(1) 本番環境で使用可能なApache Kafkaを数分で構築
IBM Event Streams使用することで、Apache Kafkaが提供するイベント管理プラットフォームの機能を活用することができます。IBM Event Streamsは容易に導入・構成することができるため、Apache Kafkaを本番環境で使用する際に必要となる複数コンポーネントの複雑な構成とデプロイの作業が不要となります。IBM Event Streamsを使用すれば、ミドルウェアの導入と管理に時間を割くのではなく、即応性の高いイベント駆動型のアプリケーション構築に集中することができます。

(2) ミッション・クリティカルな環境に最適な災害復旧とセキュリティー機能を提供
IBM Event Streamsは、企業のアプリケーションに必要な高度なセキュリティーを備えたイベント管理プラットフォームです。簡単に構成できるGeoレプリケーション機能を使用して異なるロケーションにあるクラスター間でトピック・データを複製することができるため、災害時にも迅速な復旧が可能となります。グローバルで提供するIBMサポートにより、ミッション・クリティカルな環境でも安心してIBM Event Streamsを使うことができます。

(3) Apache Kafkaに管理機能とスケーラビリティを提供
システムの稼働状況を監視し、問題が発生した場合には効率的にアプリケーションを診断することができます。IBM Event Streams使うことで、Apache Kafkaのトピックを流れるデータ・フローを可視化することができ、時間経過におけるハイレベルなスループットの傾向から、個別のメッセージのコンテンツまで把握することができます。

(4) 既存データの活用を促進
企業がアプリケーションを作る場合、既存システム上にあるデータを活用することが重要となります。IBM Event Streamsは、IBM MQやIBM App Connect Enterprise (旧名称:IBM Integration Bus)等の既存システムに対する接続を提供します。既存の投資やスキル、データを活用し、イベント駆動型の技術を使用することで、より即応性が高くパーソナライズされた体験を提供することができます。

IBM Event Streamsを使用することで、IoT、Webサイト・トラッキング、バックエンド・システム等にて発生する大量イベントを収集し、データ分析に役立てることができます。また、クラウド・ネイティブ・アプリエーションにイベントを送ることで、優れた顧客体験を提供するアプリケーションの構築が可能となります。IBM Event Streamsは、顧客体験の向上とプラットフォーム管理コストの削減を実現し、企業が安心して使用できるイベント管理プラットフォームです。

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