ニュースリリース
IBMグループ企業のAnderonが、米国拠点の量子専用ファウンドリーの研究開発の加速に向け、米国商務省とCHIPS法に基づく10億ドル資金提供の合意を最終締結

【米国ニューヨーク州アルバニー - 2026年9月16日(現地時間)発】
IBMグループ企業のAnderon LLC(以下、Anderon)は本日、米国商務省と、CHIPS法(CHIPS and Science Act)に基づく10億ドルの支援に関する最終契約を締結したことを発表しました。この支援により、米国における量子ウエハー製造能力の向上に向けたAnderonの研究開発が加速されます。
本支援は、2026年5月にIBMと米国商務省が発表した意向表明書(LOI)に基づくものです。Anderonは、IBMによる追加の10億ドルの投資を受け、最先端の300ミリメートル量子ウエハー専用ファウンドリーを運営しています。ニューヨーク州アルバニーに本社を置き、量子専用ファウンドリーとして、量子エコシステム全体のお客様に量子ウエハー製造サービスを提供しています。
Anderon CEOのムケシュ・カレ(Mukesh Khare)は、次のように述べています。「米国商務省との今回の契約により、量子産業が必要とする製造規模を実現する能力がさらに強化されます。Anderonは、量子技術が研究段階の成果から実社会での活用へと発展していくための基盤を構築しています」
IBM Research ディレクター兼IBMフェローのジェイ・ガンベッタ(Jay Gambetta)は、次のように述べています。「IBMの量子ロードマップの実現には、当社の開発の進展に応じて拡張できる製造基盤が不可欠です。Anderonがウエハー製造に特化することで、その基盤が提供され、量子コンピューティングの次世代に向けた取り組みの実行力を強化するとともに、その実現を加速することができます」
Anderonは、高性能な超伝導量子ビット・アレイ、量子入出力シグナリング、読み出し信号チェーン部品を支える専用ウエハーを提供しています。これらの専用ウエハーは、さまざまな量子アーキテクチャーを支える基盤となるものであり、今後は他の量子方式への対応拡大も計画しています。
また同社は、製造施設で初の量子ウエハーの製造を開始するという重要なマイルストーンをすでに達成しています。この初期生産は、製品化前の先進的な研究開発成果を迅速に商用レベルの量子ウエハー技術へと転換する同社の能力を示すものです。
量子コンピューティングは、先進材料、化学、最適化、サイバーセキュリティーなど幅広い分野で革新的な成果をもたらす可能性があります。技術の成熟が進み、大規模な商用利用へと移行する中で、スケーラブルな製造能力はその可能性を最大限に引き出すために不可欠です。Anderonは、生産規模で量子ウエハーを製造するために必要な高度な製造基盤を提供し、イノベーションの加速、米国内サプライチェーンの強化、および堅牢な量子エコシステムの継続的な成長を支援します。
詳細は、www.anderon.comをご参照ください。
Anderonについて
Anderonは、量子産業の未来を加速することを目的とした世界最先端の量子専用ファウンドリーです。お客様は、量子プロセッサー向けに設計された生産規模の300ミリメートル製造設備を利用できます。Anderonの高度なウエハー製造能力は、実績ある量子技術の知的財産、高度な専門知識を持つ人材、そしてこれまでに行われた数十億ドル規模の設備投資に支えられています。
詳細は、www.anderon.comをご参照ください。
本資料は、2026年9月16日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳をもとにしています。原文はこちらを参照ください。
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