ニュースリリース
IBMとOracle、AIおよびクラウドによるモダナイゼーション支援に向けたパートナーシップを拡大

今年、IBMとOracle社は戦略的協業の開始から40周年を迎えます。この節目を機に、お客様の進化するニーズに対応し、AIおよびハイブリッドクラウドの時代における成功を支援できるよう、両社の協業をさらに進展させます。
両社の共通のお客様は、柔軟性を備え、サイロ化を解消し、インテリジェントな自動化を実現するとともに、業務全体にAIを展開できる統合基盤を求めています。IBM Institute for Business Valueによる最近の調査では、従来の手法に依存した分断されたデータやAI基盤が、企業のAI拡張の障壁になっていることが明らかになりました。その結果、お客様はクラウド間でのデータやアプリケーションの統合、プロセスの効率化、一貫性と統制を保ったAI機能の拡張に課題を抱える場合があります。
こうした課題に対応し、企業の変革を加速するため、IBMとOracle社は、安全性、柔軟性、高いパフォーマンスを備えた業務環境の実現に向けて、エージェント型AIおよびハイブリッドクラウドの分野で新たな取り組みを進めています。
柔軟で効率的なハイブリッドクラウドの基盤構築
企業は、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)上でRed Hat Enterprise Linux(RHEL)を直接購入・利用できるようになります。これは、従来のBring Your Own Subscriptionモデルよりもシンプルで統合された選択肢を提供します。提供開始は2026年中を予定しています。
Red Hatのソリューションは、年内にOracle Marketplaceを通じて提供される見込みです。お客様はOCI上でOracle Universal Creditsを用いてRHELを購入できるようになり、OCIおよびハイブリッド環境全体でのアプリケーションの構築、モダナイゼーション、デプロイをより容易に行えるようになります。Red HatとOracle社の協業に関する詳細は、こちらをご覧ください。
運用全体の統合と自動化
多くの企業がAI、自動化、ハイブリッドクラウド機能を活用して運用の再構築を目指していますが、そのためにはアプリケーション、自動化、データを統合し、複雑性を軽減してビジネス価値を生み出す高性能で柔軟なプラットフォームが求められます。このニーズに対応するため、IBMとOracle社は以下に取り組んでいます。
- Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning(ERP)とIBM Maximo Application Suite(MAS)間の新しいコネクターを開発し、組み込まれたAIおよび分析機能を活用して財務、調達、資産、施設にわたるプロセス管理を支援します。
- IBMのEnviziをOCI上でSaaSとして提供し、運用および財務データの多くをホストしている同一クラウド上で、環境・社会・ガバナンス(ESG)データの管理とレポーティングを行えるようにします。本サービスはサウジアラビアで最初に提供開始される予定です。
- IBM Turbonomicを提供し、Oracle Cloud環境全体にわたりコンピューティング、ストレージ、ネットワーク資源をリアルタイムで継続的に最適化するとともに、パフォーマンス・ポリシーの適用を可能にします。また、TurbonomicはOCI上での稼働がIBMにより検証されており、お客様はOracleの次世代クラウド上で利用可能です。
- IBM GuardiumのサポートをOCI上の高性能データベース・プラットフォームであるOracle Exadata Database Service on Dedicated Infrastructure(ExaDB-D)に拡張します。お客様はGuardiumを利用してデータ・セキュリティー・リスクの検出、分析、対応や機密データの保護、コンプライアンス対応を行う際に、Oracle AI Database ExaDB-Dインスタンスも対象に含めることができます。
これらの新機能は年内の提供が予定されています。
エージェント型AIとハイブリッドクラウド向けサービスによる変革の加速
IBM Consultingは、OCI上でのMaximoの新しいマネージド・サービスの提供により、お客様がOracle Fusion Cloud ERPと同じクラウド上にMaximoを移行できるよう支援します。OCIインフラの構築、MASの導入およびカスタマイズ、アプリケーションとOCIインフラの双方の運用管理を支援し、柔軟なクラウド・デプロイメント・モデルの活用を可能にします。
IBM watsonx Orchestrateは、Learning and DevelopmentおよびTalent Acquisition向けのAIエージェントを提供開始しており、Oracle Fusion Applicationsエコシステムをさらに拡張するとともに、サードパーティーやカスタム・アプリケーション、各種データソースにまたがる機能の拡張を可能にします。IBMとOracle社の協業による最新のエージェント型ユースケースにより、お客様はOracle社およびOracle社以外のアプリケーションやデータソースにまたがるマルチ・エージェント、マルチ・システムのビジネス・プロセス全体において、エージェントの構築と管理を行えるようになります。
さらに、IBM Consulting専用のAI駆動モダナイゼーション・インテリジェンスであるIBM Txtureにより、OCI向けに優先すべきワークロードの特定やモダナイゼーションの進め方、ビジネス上の評価を迅速に行えるようにし、企業のモダナイゼーション・ジャーニーの加速を支援します。IBM Consultingは、「リフト・アンド・シフト」アプローチから、今後10年の成長を支える戦略的なアーキテクチャーおよびプロセスの意思決定への移行を支援します。
これらの新しいサービス機能は、サプライチェーン、ERP、公共部門の変革における専門性を拡張したAccelalpha社およびApplications Software Technologies社(AST)買収の成果に基づいています。IBMはまた、「IDC Marketscape: Worldwide Supply Chain Oracle Ecosystem Services 2025-2026 Vendor Assessment」においてリーダーに選出されています。
これらのAIおよびハイブリッドクラウドの新たな機能により、両社の40年にわたる協業をさらに発展させ、お客様のモダナイゼーション、オーケストレーション、運用全体にわたる成果の向上を支援します。IBMは今後もOracle社との取り組みを拡大し、お客様のビジネス変革と生産性および競争優位性の向上を支援していきます。
IBMとOracle社の協業に関する詳細は、https://www.ibm.com/jp-ja/consulting/oracle をご覧ください。
商標
Oracle、Java、MySQL及びNetSuiteは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いたクラウド・カンパニーです。
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上の記述は、オラクル製品の全般的な方向性について概要を説明することを目的としています。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。いかなる資料、コード、または機能を提供することを約束するものではなく、購入を決定する際に根拠とされるべきものではありません。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリース、時期および価格については、Oracle Corporationの裁量により決定されます。
オラクルの将来の計画、期待、信念、意図に関する本記事内の記述は「将来に関する記述」であり、重大なリスクや不確実性が生じる可能性があります。こうした記述はオラクルの現在の期待と実際の結果に影響を及ぼす可能性があり、実際の結果が大きく異なる可能性があります。これらの記述およびオラクルのビジネスに影響を及ぼすその他のリスクに関しては、Form 10-K での オラクルの最新のレポートならびに Form 10-Q の「Risk Factors」など、米証券取引委員会 (SEC) に提出されているオラクルの報告書に記載されます。これらの報告書は、SECのウェブサイトまたはオラクルのウェブサイト oracle.com/investorからご覧いただくことができます。本記事内の情報はすべて、2026年5月4日時点で最新であり、オラクルは新しい情報や将来の出来事を踏まえて記述を更新する義務を負いません。
本資料は、2026年5月4日(現地時間)にIBM Corporationが発表したブログの抄訳をもとにしています。原文はこちらをご参照ください。
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