ニュースリリース
日本IBM、NEDOの公募事業に採択 脳に着想を得た2nm半導体次世代AIアクセラレータの研究開発を推進
日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は、研究開発プロジェクト「脳に着想を得た2nm半導体次世代AIアクセラレータの研究開発」が、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が公募した「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/先端半導体製造技術の開発(助成)/(f5)低遅延・超低消費電力AIアクセラレータ開発【GX】」に採択されたことを発表しました。
超低消費電力で用途特化型のAIハードウェア需要が急速に高まる中、幅広い消費者および企業向けワークロードを支える新たなAI計算基盤への期待が高まっています。本プロジェクトでは、IBMが有するアクセラレータ設計基盤を活かし、データ移動を極小化する脳型手法を適用することで、超低遅延・高効率推論と多様なAIワークロードへの柔軟な適用性を両立する革新的な2nm AIアクセラレータの開発を目標とします。さらに、ハードウェアと協調最適化された包括的なソフトウェア・スタック、およびエコシステムパートナーによる導入を支援するスケーラブルなリファレンス・プラットフォームをあわせて提供し、多様なAI活用を可能にする次世代技術基盤の構築を目指します。
本取り組みにより、日本IBMは、日本が戦略的に投資する先端ロジック製造やパッケージング技術を活かしながら、高成長が期待されるクラウド、データセンター、産業オートメーション、エッジAI、医療技術などの分野におけるAI利活用の加速に貢献します。これにより、日本のAI産業の競争力向上とともに、データ移動を抑えた省エネルギー設計による持続可能な社会の実現、さらには供給網レジリエンスの強化や、ポスト5G情報システムに向けたイノベーション基盤の構築に寄与します。
プロジェクトの開発内容
本研究開発事業は、次の3 つの事業項目で実施します。
1)AIU‑RBIアクセラレータの開発
2nmプロセス技術を用い、モジュラー・チップレットと高帯域幅メモリを統合した脳型AIアクセラレータを開発し、超低遅延・高効率推論を実現します。
2)ソフトウェア・スタックの開発
コンパイラー、ランタイム、ドライバー、補助ツールを含むソフトウェア基盤をハードウェアと協調設計し、オープンかつ業界標準AIフレームワークとのシームレスな統合を実現します。
3)リファレンス・プラットフォームの開発
AIU‑RBIアクセラレータとソフトウェア・スタックを統合したフルシステムを構築し、代表的なベンチマークワークロードの実行を通じて、エコシステムにおける導入容易性と省エネルギー性能を実証します。
日本IBMは、日本国内における先端半導体技術開発の強化とAI分野のイノベーション加速に貢献します。また、2nm世代の先端技術を用いたAIアクセラレータにより、グローバル市場における日本発AIプラットフォームの競争力向上に寄与します。
[採択事業関連サイト]
●経済産業省 Web サイト
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/joho/post5g/20260411.html
●NEDO Web サイト
https://www.nedo.go.jp/koubo/IT3_100370.html
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