ニュースリリース
IBM、Arm社とエンタープライズ・コンピューティングの未来に向けた戦略的協業を発表

【米国ニューヨーク州アーモンク-2026年4月2日(現地時間)】
IBMは、Arm社と戦略的協業を行い、将来のAIおよびデータ集約型ワークロードを、より高い柔軟性、信頼性、セキュリティーのもとで実行可能とする新たなデュアル・アーキテクチャー・ハードウェアの開発を目指すことを発表しました。
IBMは、シリコンからソフトウェア、セキュリティーに至るまでのエンドツーエンドのシステム設計におけるリーダーシップにより、ミッション・クリティカルなワークロードに求められる拡張性と信頼性を備えた形で、企業による新興技術の採用を支援してきました。AIが企業の基幹業務のより深い領域にまで浸透する中、IBMは、AIを実験段階から日常的なエンタープライズ利用へと進化させることを目的に設計されたTelum IIプロセッサーやSpyreアクセラレーターなどのハードウェア・プラットフォームへの投資を継続しています。
今回の協業を通じて、IBMとArm社は、信頼性、セキュリティー、拡張性におけるIBMのエンタープライズ・システムのリーダーシップと、電力効率に優れたアーキテクチャー、ワークロード有効化に関する専門知識、そして広範なソフトウェア・エコシステムにおけるArm社の強みを融合させます。これにより、将来に向けて柔軟かつスケーラブルなコンピューティング・プラットフォームの構築を目指します。
Arm社 クラウドAI事業部 エグゼクティブ・バイスプレジデントのモハメド・アワッド(Mohamed Awad)氏は、次のように述べています。「企業がAIを拡張し、インフラストラクチャーのモダナイゼーションを進める中で、当社のソフトウェア・エコシステムの広がりは、これらのワークロードをより幅広い環境で実行可能にしています。IBMとの協業は、こうした進展をさらに発展させ、Armエコシステムをミッション・クリティカルなエンタープライズ環境へと拡張するものです。これにより、企業はこれらのワークロードを展開・拡張する方法について、より大きな柔軟性を得ることができます」
IBM Z / LinuxONE担当 最高製品責任者のティナ・タルキニオ(Tina Tarquinio)は、次のように述べています。「今回の協業は、ハードウェアおよびシステム・イノベーションにおけるIBMのリーダーシップを自然に拡張するものです。IBMは常に、市場の転換点を迎える前から企業のニーズを先取りし、能力を早期に開発することで、お客様が新たなワークロードやビジネス・モデルの登場に備えられるよう支援してきました。本協業においても、ソフトウェアの選択肢を拡大し、システム性能を向上させながら、お客様が期待する信頼性とセキュリティーを維持することを目指します」
Moor Insights & Strategy社 創業者 兼CEO、チーフ・アナリストのパトリック・ムーアヘッド(Patrick Moorhead)氏は、次のように述べています。「エンタープライズ・インフラストラクチャーは現在、柔軟性、ワークロードの可搬性、そしてエコシステムの広がりが、性能や信頼性と同じくらい重要となる新たなフェーズに入りつつあります。AIやデータ集約型アプリケーションが要件を再定義する中、企業は大きな妥協を強いられることなく進化できるプラットフォームを求めています。IBMとArm社がここで示しているのは、その将来に向けた重要な一歩です。こうした取り組みの影響が明確になるには時間を要するものの、通常この段階ではあまり見られないレベルの、長期的なプラットフォーム・イノベーションとエコシステム拡大への深い投資であることは明らかです」
未来を見据えた協業
今回の協業は、主に3つの重点分野に焦点を当てています。第一に、Arm®ベースのソフトウェア環境をIBMのエンタープライズ・コンピューティング・プラットフォーム上で動作できるようにする仮想化技術の拡張について検討しています。この取り組みは、ソフトウェア互換性を拡大するとともに、開発者や企業がArmアプリケーションをミッション・クリティカルな環境に導入するプロセスをさらに簡素化することを目的としています。
第二に、エンタープライズ・インフラストラクチャーは、高可用性運用に加え、セキュリティーやデータ主権といった要件への対応も求められます。IBMとArm社は、AIやデータ集約型アプリケーションを含む最新のワークロードが求める性能および効率性に対応するための新たな手法を検討しています。この取り組みには、エンタープライズ・システムがArmアプリケーションを認識・実行できるようにすることも含まれており、Armベースの環境が、企業に求められる信頼性、セキュリティー、運用要件と整合することを目指しています。
第三に、本協業は長期的なエコシステムの成長を重視しています。IBMとArm社は、プラットフォーム間で共通技術基盤を構築することで、より広範なソフトウェア・エコシステムへの道を開き、アプリケーションの展開および管理における柔軟性を高めることを目指します。このアプローチにより、企業は既存の投資を継続的に活用しながら、新たなアプリケーションやアーキテクチャーを採用するための選択肢を広げることが可能になります。
IBM Systems Development担当 最高技術責任者 兼 IBMフェローのクリスチャン・ヤコビ(Christian Jacobi)は、次のように述べています。「IBMは数十年にわたり、エンタープライズ・インフラストラクチャーの形成において決定的な役割を担ってきました。それは、お客様の最も高負荷で、かつ機密性の高いワークロードを支えるために必要な、技術の幅広さと継続的な注力を示すものです。今回の協業は、IBM ZおよびLinuxONEシステムの将来世代に向けたイノベーションの最新の一歩であり、エンドツーエンドのシステム設計というIBMの強みを改めて裏付けるものです」
※本資料に記載されているIBMの将来の方向性および意図に関する記述は、予告なく変更または撤回される場合があり、あくまで目標および目的を示すものであって、達成を保証するものではありません。
当報道資料は、2026年4月2日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳をもとにしています。原文はこちらを参照ください。
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