IBM、第4回となるCall for Code Global Challengeを開催し、気候変動の脅威に対抗
Heifer Internationalやcharity: waterなどの新しいパートナーがIBM開発者エコシステムおよびオープンソース・コミュニティーに参加し、気候の脅威に立ち向かう

2021年3月24日

[米国ニューヨーク州アーモンク – 2021年3月22日(現地時間)発]

IBMは本日、Call for Codeを創設したDavid Clark Cause、慈善パートナーである国連人権委員会、およびLinux Foundationとともに、2021年のCall for Code Global Challengeの開催を発表しました。今年のGlobal Challengeでは、オープンソースを活用したテクノロジーで気候変動と戦うことを世界中のソフトウェア開発者およびイノベーターに呼びかけています。

今年で4年目を迎えるCall for Codeは、世界179カ国の40万人を超える開発者および問題解決に取り組む方々が参加するイニシアチブへと成長し、これまでに15,000を超えるアプリケーションを開発しています。Call for Codeは、Red Hat OpenShift、IBM Cloud、IBM Watson、IBM Blockchain、IBMグループのWeather Companyが提供する気象データ、さらにはIntuitやNew Relicなどのパートナーが提供する開発者リソースやAPIといったオープンソースのソフトウェア上に構築された実用的なアプリケーションの創出を通じて、人道的進歩を即座に推進し、持続させることを目的としています。

各分野の専門家、企業、財団、大学、著名人などがCall for Codeをサポートし、そうした志を同じくする多様なサポーターがグローバルなエコシステムに参加しています。このエコシステムは拡大を続け、例えば、国連世界食糧計画イノベーション・アクセラレーターの専門家、アロー・エレクトロニクス、Black Girls Code、Caribbean Girls Hack、クリントン財団、クリントン・グローバル・イニシアチブ大学、Ingram Micro、Intuit、Kode With Klossy、NearForm、国連防災機関、United Way、およびWorld Institute on Disabilityなどが参加しています。

気候変動への取り組みを支援するため、IBMは今年、Heifer Internationalとcharity: waterとの新しいパートナーシップを発表します。Heifer InternationalはCall for Codeに参加し、地元の農家の方々やそのコミュニティーへの投資により飢餓と貧困を減らしていくことに関する、世界的に評価が高い専門知識を提供します。

Heifer Internationalのテクノロジー・イノベーション担当シニア・ディレクターであるデービッド・ギル(David Gill)氏は次のように述べています。「世界の食料の大部分を生産しているのは小規模農家ですが、彼らは気候危機の影響を一番受けやすい人たちです。彼らが情報やテクノロジーにアクセスできるようになれば、何をいつ栽培するかについて情報に基づいた判断が可能で、世界に食料を供給しながら収入を増やすことができます。私たちはIBM、開発者コミュニティ、オープンソース・コミュニティーに参加して、世界中の何百万人もの人々が水、食料、市場へのアクセスを高めることにつながる、これらのソリューションをサポートできることをうれしく思います」

環境の持続可能性に関するIBMの多面的なアドボカシーは、数十年前から始まりました。IBMは今年初め、事業を展開している175カ国以上で、排出量の削減、エネルギー効率化への取り組み、クリーン・エネルギーの使用増加に優先的に取り組むことにより、2030年までに温室効果ガス排出量のネット・ゼロを達成すると発表しました。さらに先日、IBM Researchは、炭素回収、炭素分離、炭素貯留の新技術の発見を加速する取り組みにおける進展を発表しました。

IBMのCall for Codeのディレクターであるルース・ デイヴィス(Ruth Davis)は次のように述べています。「気候変動は、現代の最も差し迫った課題のひとつであり、私たちは協力して創意工夫し最先端のテクノロジーを適用することで、永続的に改善していく必要があります。IBMは、パートナーのエコシステムとともに、過去の受賞者とこれまで連携してきたのと同じように、今年度の受賞チームとも連携して、ソリューションを最も必要としているコミュニティーで育成、展開していきます。世界中のあらゆる開発者やイノベーターの方々に、Call for Codeを通じてこの機会を活用し、気候変動の軌道を変えていただきたいと思います」

昨年受賞したソリューションであるAgrollyは、気候と作物の予測と推奨事項を提供することで小規模農家を支援するように設計されたアプリケーションです。10月以降、Agrollyのチームはこのソリューションを新しい市場に拡大し、モンゴル、インド、ブラジルの農村部の500を超える農家に、実践的なトレーニングを提供しています。こうした農家では現在、このアプリを試し、活用することで、気候変動の影響と闘っています。Agrollyはまた、IBM Service Corpsと連携して、今後数カ月でテクノロジーを改善およびテストする計画に着手しています。

Call for Codeにより30を超えるソリューションが構築され、一連のデプロイメントで育成・実地テストされています。これにはLinux Foundationがホストする12のオープンソース・プロジェクトも含まれ、プロジェクトはオープンソース・コミュニティーの機能によって進化しています。最近では、国連「世界水の日」に際してLinux FoundationがCall for Codeソリューションの1つであるLiquid Prepをホストすることが発表されました。これによって世界中の開発者がモバイル、IoT、エッジ、クラウド、および気象に関するスキルを提供して、水不足の際に農家が水を最大限活用できるよう支援することが可能になります。

David Clark CauseのCEOでCall for Codeの創設者でもあるデビット・クラーク(David Clark)氏は次のように述べています。「Call for Code Global Challengeの受賞チームにはそれぞれ20万ドルが授与され、テクノロジーを育成し、コードをオープンソース化してだれでも使用できるようにし、ソリューションを世界中のコミュニティーで展開できるよう、IBMのボランティア、技術専門家、エコシステム・パートナーからのサポートを受けることができます。今年の大会は気候変動と戦うための鍵となる3つのサブテーマ、『浄水と衛生』、『ハンガー・ゼロ(飢餓のない社会)』、『責任ある生産とグリーン消費』に焦点を当てています」

Call for Codeについて

開発者は人々の生活やほとんどすべてのヒト・モノとの関わり方に革命をもたらしました。開発者は人々が課題と見なす部分に可能性を見出します。そうした理由から、David Clark CauseのCEOであるデビット・クラーク(David Clark)氏は2018年に構想し、創設パートナーのIBMおよび慈善パートナーの国連人権委員会と共同でCall for Codeを立ち上げました。それ以来、地域単位の賞Call for Code for Racial Justiceの創設に加え、大学部門のチャレンジを毎年開催するなど、Call for Codeは拡大を続けています。この複数年にわたる世界的なイニシアチブは、開発者が最新テクノロジーのスキルを活かし、コードにより世界中でポジティブかつ永続的な変化を推進することを呼びかけています。Call for Code Global Challengeの受賞ソリューションは、持続可能なオープンソース・プロジェクトとしてさらに開発、育成、展開され、ポジティブな変化を推進していきます。過去の受賞者とその進展の詳細については、IBM Developerにアクセスしてご確認ください。

以上

当報道資料は、2021年3月22日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/2021-03-22-IBM-Launches-Fourth-Annual-Call-for-Code-Global-Challenge-to-Tackle-Existential-Threat-of-Climate-Change (英語)

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