ニュースリリース

ワコールのデジタル変革をAI活用で支援

接客ノウハウ、商品情報、お客様の好みを学習したチャットボットを導入
2019年04月18日

TOKYO - 18 4 2019: 
2019年4月18日

 

日本IBMは、株式会社ワコール(本社:京都府京都市、代表取締役社長:伊東知康、以下ワコール)のデジタル変革を支援し、デジタル技術を活用したワコールの新たな接客サービス「3D smart & try(スマート アンド トライ)」において、構想策定におけるコンサルティングを実施し、「接客AI」の構築を支援しました。「接客AI」はIBM Cloud上のIBM Watsonの照会応答機能(IBM Watson Assistant)を利用し、インナーウェアの商品情報や接客ノウハウを学習して自然な対話を行うことができ、サイズや体型、お客様の好みに合わせた最適な商品提案を支援するチャットボットです。

ワコールは、「グループとして世界のワコールを目指す」という将来像を掲げ、競争優位性のある分野や新しい事業領域へ挑戦し、さらなる企業価値向上を目指しています。店舗におけるお客様サービスをデジタル技術で革新するとともに、店舗とECの連携を図る独自のオムニチャネル戦略を推進しています。これにより、一人ひとりのお客様と「より深く、広く、長く」つながる環境を創造し、競争優位性の強化を図っています。

「接客AI」は、お客様の悩みや要望と、商品の素材や形状といった要素、さらにワコールが独自に培った接客ノウハウを学習しています。店内のタブレットで、悩みや好みのデザイン、シルエットを選択し、ワコール独自の3Dボディスキャナーから得られた計測データとあわせて、おすすめの下着を提案します。また、計測データやおすすめ商品、カウンセリングの情報を、パーソナルシートとして発行することもできます。

日本IBMは、ワコールのデジタル変革を支援するため、グローバルで培った知見や日本の小売業のデジタル変革を支援してきた実績を生かし、コンサルティング・サービスを提供しました。さらに、IBM Cloud上のIBM Watson Assistant(照会応答)機能を利用したチャットボットを構築しました。IBM Watson Assistantは、利用者とコンピューターが自然言語で対話できるアプリケーションを容易に開発できるサービスです。継続的に学習を進めることで、より一層、最適な商品提案ができるようになります。

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