ニュースリリース
IBM、2019年度第1四半期の連結決算を発表
TOKYO - 17 4 2019:
2019年4月17日
[米国ニューヨーク州アーモンク 2019年4月16日(現地時間)発]
第1四半期 ハイライト
- 潜在株式調整後の継続事業による1株あたり利益はGAAPベースで1.78ドル、営業ベース(非GAAP)は2.25ドル
- 第1四半期の収益は4.7%減(為替変動の影響を調整した場合は0.9%減)の182億ドル
- クラウドの収益成長が第1四半期に加速。過去12カ月のクラウドによる収益は10%増(為替変動の影響を調整した場合は12%増)の195億ドル
- 第1四半期にaaS(as-a-Service)で提供されたクラウドの年間ランレートは、前年同期から10%増(為替変動の影響を調整した場合は15%増)の117億ドル
- 売上総利益率はGAAPベースで100ベーシス・ポイント成長、営業ベース(非GAAP)では90ベーシス・ポイント成長。
- GBSの売上総利益率は280ベーシス・ポイント成長。GTSの売上総利益率は110ベーシス・ポイント成長。
- 税引前売上高営業利益率はGAAPベースで440ベーシス・ポイント成長、営業ベース(非GAAP)で320ベーシス・ポイント成長。
- 通期の潜在株式調整後の1株あたり利益、およびフリー・キャッシュ・フローの予測を維持
IBM(NYSE:IBM)は本日(現地時間)、2019年度第1四半期の連結決算を発表しました。
IBM会長、社長兼CEOのジニー・ロメッティは、次のように述べています。「第1四半期はクラウドによる収益の成長が加速したほか、クラウド、コグニティブ・ソフトウェア、コンサルティングという主要な高付加価値分野で、引き続き成長を達成しました。革新的なテクノロジー分野へのIBMの投資と、業界の専門知識および信頼や安全に対するコミットメントが融合させ、当社はお客様のデジタル変革第二章への移行を支援するための態勢を整えています。」
IBMシニア・バイスプレジデント兼最高財務責任者(CFO)のジェームズ・カヴァノー(James Kavanaugh)は、次のように語っています。「当社の業績は、私たちがビジネスを根本的に変革してきたことを反映しており、これによってより大きな営業面での効果を生み出すことができます。第1四半期に当社はサービス事業に牽引され、利益率を大幅に拡大しました。新興で付加価値の高い分野への投資を優先することに重点を置くことで、当社は高い利益率と力強いキャッシュフローを実現しました。」
キャッシュ・フローおよび財務状況
当社は第1四半期に事業活動により48億ドル(グローバル・ファイナンシング事業における売上債権を除くと23億ドル)の純現金収入を上げました。第1四半期のフリー・キャッシュ・フローは17億ドルとなりました。当社は14億ドルの配当と9億ドルの株式買い戻しにより、株主に計23億ドルを還元しました。2019年3月31日の時点で、IBMには株式買い戻し承認による24億ドルの残金があります。
2019年第1四半期末のIBMの手元現金は181億ドルです。グローバル・ファイナンシング事業の債務295億ドルを含めた債務総額は、500億ドルとなりました。当社の財務状況は依然として健全で、長期間にわたる事業を運営するための良好な態勢が整っています。
第1四半期のセグメント別業績
- クラウドおよびコグニティブ・ソフトウェア(クラウドおよびデータ・プラットフォーム、コグニティブ・アプリケーション、トランザクション処理プラットフォームを含む)-- 収益は、2%減(為替変動の影響を調整した場合は2%増)の50億ドルで、2%増(為替変動の影響を調整した場合は4%増)のコグニティブ・アプリケーションと、2%減(為替変動の影響を調整した場合は2%増)のクラウドおよびデータ・プラットフォームが牽引しました。
- グローバル・ビジネス・サービス部門(コンサルティング、アプリケーション・マネージメント、グローバル・プロセス・サービスを含む)-- 収益は、変動なし(為替変動の影響を調整した場合は4%増)の41億ドルで、コンサルティングとグローバル・プロセス・サービスに成長がみられました。売上総利益率は280ベーシス・ポイント成長しました。
- グローバル・テクノロジー・サービス(インフラストラクチャーおよびクラウド・サービスとテクニカル・サポート・サービスを含む)-- 収益は7%減(為替変動の影響を調整した場合は3%減)の69億ドルで、ハイブリッド・クラウドの収益が成長しました。売上総利益率は110ベーシス・ポイント成長しました。
- システム(システム・ハードウェアおよびオペレーティング・システム・ソフトウェアを含む)-- 収益は、Power Systemsの成長をIBM Zの製品サイクルの影響とストレージの不振が相殺して11%減(為替変動の影響を調整した場合は9%減)の13億ドルでした。
- グローバル・ファイナンシング(ファイナンシングおよび中古装置の販売を含む)-- 収益は変動なし(為替変動の影響を調整した場合は4%増)の4億600万ドルでした。
2019年度通期予測
2019年度通期におけるGAAPベースの潜在株式調整後の1株あたり利益は12.45ドル以上、営業ベース(非GAAP)では13.90ドル以上と予測しています。営業ベース(非GAAP)の潜在株式調整後の1株あたり利益予測は、購入済無形資産の償却、その他の買収関連費用(Red Hatの買収に関連した資金調達コストなど、買収手続き完了前の費用を含む)、退職関連費用、および米国の税制改革法案成立による影響として、1株あたり1.45ドルを除外しています。
フリー・キャッシュ・フローは約120億ドルを見込み、実現率はGAAPベース純利益の約100%を予測しています。
当報道資料は、2019年4月16日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/2019-04-16-IBM-Reports-2019-First-Quarter-Results (US)
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